【Devils×Night】
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#185 [オッズ]
爽やかなトラの笑顔に、私は思わず見とれてしまう。

「痛っ!」

キジが私の肩を思いっきりつかんだ。

「思い出した。
望みどおり、お前の家族を蘇らせてやる」

「本当に?」

キジが不満げな様子なので、私はめちゃくちゃ不安になってきた。

「あぁ、もちろん。
千鶴、ポケットの中を見てみろ」

ポケット?

私はごそごそとスカートのポケットの中を探った。

⏰:07/05/27 15:47 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#186 [オッズ]
「あ……」

ポケットの中から、お父さんの耳たぶとお母さんの薬指が出てきた。

「それから、これは君の弟だ」

キジは優太の小さな両手を持っている。

「なんであんたが持ってるの?!」

てゆーか、なんで私も耳たぶと指を持ってるの?

ポケットに入れた覚えはないのに……。

「細かいことは気にするな。さぁ、それを床に置くんだ」

⏰:07/05/27 15:53 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#187 [オッズ]
私は反論したい気持ちを押さえ、キジに従った。

キジも弟の両手を床に置く。

「トラ」

キジがトラを呼ぶと、トラは可愛らしいダックスフントを抱えてあらわれた。

「犬……?」

なんで犬なんて連れてくるの?

何に使うの?

「千鶴、黙っていろ」

キジが厳しい口調で言った。
一心に床を見つめ、集中しきっている。

⏰:07/05/27 16:02 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#188 [オッズ]
キジが静かに呪文のようなものを唱えだした。

今まで聞いたことないような言葉……。

しばらく唱え続けると、耳たぶたちに変化が訪れた。

だらしなく床に置かれていた耳たぶは、元気よく飛び跳ねだす。

指も起き上がり、くるくると回転しだした。

そして弟の両手は……なんと、ダックスフントの前脚があった場所にいた。

⏰:07/05/27 16:08 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#189 [オッズ]
つまり、ダックスフントの前足は、優太の両手になってしまったのだ。

顔も体も後ろ足も列記としたダックスフントなのに、前足だけは人間の子供の手。

なんとも不気味だ。

「ちょ……何?コレ」

「何って、お前の家族だろう?」

キジは悪戯な笑顔で、不気味な犬たちを眺めた。

マジ……?

その時、優太の前足を持った犬が吠えた。

⏰:07/05/27 16:16 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#190 [オッズ]
『ワン』と吠えたのではない。

いや、性格に言えば吠えたのではなく、喋ったのだ。

「お姉ちゃん!」

犬は私のまわりを走りながら、『お姉ちゃん』と言い続ける。

すごく走りずらそうだ。

犬に続いて、指と耳たぶも『千鶴』と言いだした。

キジが鼻で笑った。

「ほら、千鶴の望みどおり蘇らせてやったぞ。
外見は少しばかり変わったが、中身は以前と同じだ。
ちゃんと話もできる」

⏰:07/05/27 16:21 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#191 [オッズ]
信じらんないっ!

「キージー!ちゃんともとに戻してよ!」

私はキジを勢い良く殴ろうとしたが、簡単に避けられてしまった。

キジの笑い声が屋敷中に響き渡った。



―――――――――…
END
―――――――――…

⏰:07/05/27 16:26 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#192 [オッズ]

>>170-192

【Devils×Night】わ
これで終わりです(・ω・)
今まで読んでくださった方、
ありがとおございました

⏰:07/05/27 16:29 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#193 [奈菜]
これって続きとか
書いたりするんですか?

⏰:07/05/27 17:44 📱:W43H 🆔:HjoWSds.


#194 [オッズ]

奈菜さん
続きですか
書こうかとも思っていたんですが……微妙です
まだ未定な感じです

⏰:07/05/27 19:16 📱:N700i 🆔:☆☆☆


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