【Devils×Night】
最新 最初 🆕
#91 [オッズ]

今日はここまでに
します
少なくてすいません(´;ω;`)

⏰:07/05/07 22:27 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#92 [ヒナ]
とっても怖かった(∋_∈)
誰が来たんだろ((||゚Д゚)気になります☆
頑張って下さいね(*´▽`)

⏰:07/05/07 22:53 📱:W44K 🆔:dW6avckg


#93 [かナょ]
優太クンがぁぁぁ
めちぁ怖いです
頑張ってください

⏰:07/05/08 09:08 📱:D902i 🆔:qyvM/1Tc


#94 [オッズ]

ヒナさんかナょさん

いつもありがとお
ございます(*´ー`)
かきしていただけて
とっても嬉しいです
頑張りますね

⏰:07/05/09 21:21 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#95 [オッズ]
ガチャ―――


私はやってきた相手が人形だと思い込んでいたため、ひどく驚いた。

尋ねてきたのは人形ではなかった。

「……」

私は無言のまま、訪問者を凝視する。

失望で機能してなかった私の脳みそが徐々に復活していくのを感じた。

「千鶴……様でいらっしゃいますね?」

⏰:07/05/09 21:25 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#96 [オッズ]
低く抑揚のない声。

生気を吸い取られてしまいそう。

ここで私の脳みそはようやく完全に復活し、恐怖というものを思い出した。

「キ……、キャーーー!!!」

私はありったけの大声で叫んだ。

頭の中を優太や両親の顔が横切っていく。

訪問者に対する恐怖と、孤独への恐怖が入り交じっていた。

すでに死にたいなんて思えなくなっていた。

⏰:07/05/09 21:29 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#97 [オッズ]
訪問者は私をギロリと睨み付けた。
心外だ、とでも言いたげ。

「千鶴様ですね?」

再び同じ質問を言う。
さっきより乱暴な口調になっていた。

訪問者は顔が真っ白だった。
顔だけでなく、タキシードから出ている手も真っ白。
たぶん全身真っ白なんだろう。
しかし、目だけは真っ赤で、今まであった誰よりも小さな目だった。

まるでウサギ。
顔つきもウサギのようだったが、耳は長くない。
長くないというよりは、無いに近いかもしれない。
目の横辺りに、ぽっかりと黒い穴が開いているだけ。

⏰:07/05/09 21:35 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#98 [オッズ]
それに身長がかなり高い。
三メートルはあるんじゃないかと思う。

痩せているから、マッチ棒のように見える。

「……はい」

私は小さな声で返事をした。

こいつなんなの?
人形の仲間?

「優太様は?」

訪問者は首を傾げた。

なんでもない動作もひどく不気味に見えてしまう。

⏰:07/05/09 21:39 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#99 [オッズ]
私は首を振った。

声を出したら泣く。
絶対泣く。

訪問者はため息をついた。

「やはり間に合いませんでしたね……」

今度は私が訪問者を睨んだ。

「どういう意味?
っていうかあんた誰よ?
私と優太のことなんで知ってんの?」

訪問者はクックと笑った。

歯がむき出しになっているし、引きつったような笑顔が気持ち悪い。

⏰:07/05/09 21:43 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#100 [オッズ]
訪問者は頭にちょこんと乗っていたシルクハットを取ると、頭を下げた。

「ご挨拶が遅れまして申し訳ありません。
不躾な私めにどうかお許しを」

あきらかにからかっているような言い方だ。

シルクハットの下からあらわれた、真っ白で、毛の生えていない頭を私は見つめていた。

「私の名前はオッズと申します。
後のご質問には後程お答えいたします」

訪問者……いや、オッズはそう言って、また醜い笑顔を作った。

⏰:07/05/09 21:50 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#101 [オッズ]
「オッズ……」

私はつぶやいた。

「はい、私の名はオッズ。
オッズ以外の何者でもありません」

オッズは歌うように答える。
いくら歌声を出しても、オッズの声は陰欝で、かび臭いような気がした。

「それって……あんたがなんなのか教えてくれないってこと?」

「お教えしたはずですが?
私はオッズ。
それ以上でも以下でもございません」

「……そう」

⏰:07/05/09 21:55 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#102 [オッズ]
人間なのかなんなのか。

人形を見た後だったから、オッズが人間じゃなくても納得できる。

私は質問を変えた。

「後程っていつ?」

オッズは私に向かって、長い腕を突き出した。

すごく大きな手。

私は身をひいた。

「ご一緒ください」

私が答えるまもなく、オッズは私の手を握り、歩きだしていた。

⏰:07/05/09 21:59 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#103 [オッズ]
―――――――――…


先程は、オッズは歩きだしたと言ったが、実際のところはわからない。

オッズに触れられた途端、せっかく復活した脳みそがとろけたようになったしまったからだ。

ボーッとしていたら、あっというまに目的地に着いちゃった。

だけど時間が裁ったようには感じなかった。


私の目の前には、不思議な形をしたお屋敷が広がっている。

こんな屋敷、見たことがない。

⏰:07/05/09 22:03 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#104 [オッズ]
「ねぇ……」

話し掛けてみる。

「何でしょう?」

オッズはそう言いながら、屋敷の入り口に向かっていく。

「ここ何?
お家の形、変じゃない?」

答えない。

オッズは私を無視して歩き続けている。

身長三メートルはあるウサギ男と、身長150あるかないかの私の歩調が合うはずがない。

着いていくのに必死で、私も黙った。

⏰:07/05/09 22:08 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#105 [オッズ]
「入りますよ」

門から入り口までかなりの距離があり、私はすでに疲れていた。

屋敷は西洋風で、かなり古いらしい。

オッズは私を気遣う様子もなく、ドアを開け、中に入ってしまった。

「待って!」

私も慌てて中にはいる。

「うわぁ……!」

屋敷の中は真っ暗だった。

本当に真っ暗で、何も見えない。
前を歩いているはずのオッズの姿も見えない。

⏰:07/05/09 22:12 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#106 [オッズ]
「オッズ」

小さな声で呼んでみたが返事が無い。

私は不安になった。

その時、何か声が聞こえてきた。

オッズ……?

耳をすますと、バサバサというような羽音と共に、嘆き声が聞こえた。

『ママ……助けて……』
『殺される!』
『助けて……助けて!』

な、何?!

声と羽音はいたるところから聞こえた。

⏰:07/05/09 22:18 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#107 [オッズ]
私の顔に何かあたる。

「やだ……、ちょっと……なんなの?!
オッズ!オッズー!」

私は我慢できずに大声を出した。

「千鶴様!
何か悲鳴のような声は聞こえますか?」

オッズだ!

少し遠くにいるようで、声がこだましていた。

私はすっかりオッズに気を許していた。

「聞こえるよ!」

⏰:07/05/09 22:22 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#108 [オッズ]
「声の主を掴みなさい」

オッズの堂々とした声が響き渡る。

「え?!無理だよっ!
オッズ、こっちに来てよ」

私は半ば泣きそうだった。

あちこちから聞こえる悲鳴は気を滅入らせた。

「いいから!掴むのです」

私は仕方なく、手をのばしてみる。

手に無数の何かがあたっている。

⏰:07/05/09 22:26 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#109 [オッズ]
もう、しょうがない!

「えいっ!」

私は空を掴むように、手を握り締めた。

何かを掴んだような感じがする。

その途端、急に光があらわれ、辺りが見えるようになった。

光は私の手の付近から発されている。

恐る恐る手を見てみると、コウモリみたいな生きものが私の手の中で光っていた。

「ひっ!」

⏰:07/05/09 22:30 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#110 [オッズ]
私はなんとか、手を離したくなる衝動を押さえた。

このコウモリ一匹だけでもかなり明るい。

まわりにはコウモリが大量に飛び回り、君の悪い呪文を唱え続けている。

気持ち悪っ!

「千鶴様!
こちらですよ」

やっとオッズの姿を見つけることができた。

「……はい」

コウモリのことは聞かないことにした。

⏰:07/05/09 22:34 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#111 [オッズ]
―――――――――…


オッズは散々歩き回った後、一つのドアの前でとまった。

私はその間、ずっとコウモリを握り続けなければいけなかった。

「ここですよ」

ドアはすごく大きな両開きなもので、彫刻が施されている。


ギィー……


ドアはうめき声をたてて、ゆっくりと開いていく。

⏰:07/05/09 22:37 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#112 [オッズ]
部屋の中は廊下とは違い明るかった。

私はすかさず、握り締めていたコウモリを離す。

部屋はただっ広く、家具などはとくになかった。

しかし中央に豪華な装飾された豪華な椅子が置かれ、そこには男の子が座っていた。

「遅かったじゃないか」

男の子はにんまりしながらそう言った。

からかうような口調だったが、厳しい威厳も感じられた。

⏰:07/05/10 06:57 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#113 [かナょ]
あげ

⏰:07/05/11 22:54 📱:D902i 🆔:LAE9.bT2


#114 [オッズ]

かナょさん
あげてくれて
ありがとおございます

⏰:07/05/12 15:06 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#115 [オッズ]
支配者―――…

私はそう感じた。

それと同時にかっこいい!とも叫びたかった。

だって椅子に座っている男の子は素晴らしいくらいかっこよかったから。

漆黒の黒髪はウェーブがかかり、瞳は蜂蜜のような色をしている。
肌は青白く、大理石みたいにしなやかだ。

私はこんなときに最悪だと思いながらも、美少年を前にして心踊らせた。

⏰:07/05/12 15:11 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#116 [かナょ]
私この話好きやから
あげ
当然ですよぉ

⏰:07/05/12 19:51 📱:D902i 🆔:/gd4Yexs


#117 [リカ]

すっごい面白いです
ハマりました
怖いんですけど、どん続きが気になりますッ
主サン文才ありすぎですよ-
これからも頑張って下さいね

⏰:07/05/12 21:20 📱:P903iTV 🆔:☆☆☆


#118 [オッズ]

かナょさん
そう言ってもらえて
感激です(´;ω;`)
かナょさんのためにも
頑張りますっ

⏰:07/05/12 22:17 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#119 [オッズ]

リカさん
おもしろいって
言っていただけて
すごく嬉しいです(*´∨`)
文才なんて
ちっともないですよ
頑張るので
よかったら、これからも
読んでください

⏰:07/05/12 22:19 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#120 [オッズ]
男の子が私を見つめた。

いたずらな笑顔をしていたが、私は威圧感に押し潰されそうだった。

金色の瞳は爛々と光を放っている。

「初めましてお嬢さん。
僕はキジ。
その様子だと……弟さんは食べられちゃったみたいねぇ……」

キジと名乗った少年は、そこでクスクスと笑った。

再び怒りと悲しみが私を押し寄せる。

驚きの連続で、私は家族の死を完璧に受け入れられてなかったらしい。

私は悪趣味な少年に怒鳴ろうとしたときだった。

⏰:07/05/12 22:27 📱:N700i 🆔:☆☆☆


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