新☆きらきら
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#488 [向日葵]
でも、真貴はそれを告げたいのではないとすぐ分かったんでなんとか踏み止まった。
真貴「思われ続けることは…………迷惑?」
恐る恐る私に視線を向ける真貴。
私は何回も瞬きをして真貴の言葉を考えた。
真貴「友姫姉が好きな俺は……うっとおしぃ……?」
あぁ。そーゆーことか……。
友姫「迷惑だから辞めろって言われて辞める気持ちなんてないでしょ?……私はそれをよく知ってる。」
:07/06/10 01:47
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#489 [向日葵]
瞼を瞑って映るのは……
いつものかわらない穏やかな笑顔を向けるあの人……。
友姫「迷惑だなんて思わない。その人の気持ち、丸々否定するなんて……出来ないよ。」
それが分かったのはついこの頃だから、偉そうな事は言えない。
けど……
友姫「真貴には悪いけど……私は多分、真貴を好きにはなれない。誓えるほどの人がいるから。でも諦めてとは言わない。簡単に意思を変えるなんて無理だと思うから……。」
:07/06/10 01:52
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#490 [向日葵]
真貴はそれを言っても別に傷付いた顔はしなかった。
ただ男の子の顔をして、足許より少しさきの床を見つめた。
真貴「ウン……。ウン。」
真貴は思っていた。
桜子の思いが自分に似ている事を。
そして少し離れた桜子を見る。
すると視線を感じた桜子がこちらを向いてにっこり笑った。
:07/06/10 01:56
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#491 [向日葵]
自分の周りは、優しい人ばかりだ……。
酷いことしても、許していつも通りに接してくれり人。
冷たくしていたのに、優しく笑顔を向けて想い続けてくれる人。
考えを……改めなければいけないと、学ばされる。
俺は想い続けられるのが迷惑だった。
自分は好きな人がいるから。
真貴「そうだよなぁ……」
簡単に忘れれる想いなんて……ないんだよなぁ。
:07/06/10 02:00
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#492 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・
珊瑚「何を…話してたんだ?」
肝だめし大会がやっと終わり、片付けていると珊瑚君が聞いてくた。
友姫「想い続けるのは迷惑かって聞かれた。」
私は暗幕をたたみながら答える。
珊瑚「迷惑だな。邪魔だし。」
言い切る珊瑚君に私は苦笑した。
まぁ……人それぞれ……。
千歳君がまだ悪かった時、確かに迷惑だった。
まぁそれは千歳君が悪い事をいっぱいしたからであって……。
:07/06/10 02:05
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#493 [向日葵]
そう思えばさっきと言ってたこと矛盾しちゃうなぁ……。
そして廊下にある机を運ぼうとすると珊瑚君が先に運んでくれた。
友姫「あ、ありがと」
珊瑚「邪魔だけど……それ以上に俺達がくっつけばいいだろ。」
それを聞いて、なんだか嬉しくなって珊瑚君の背中に抱きついた。
珊瑚「うぁっ!何…?」
友姫「なんでも……。」
珊瑚「俺は別にいいけど……恥ずかしくないか?お前。」
友姫「…え?」
:07/06/10 02:21
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#494 [向日葵]
周りを見てみれば全員の視線がこっちに向いていた。
千歳「友姫ちゃん……。そんなの帰ってから出来る」
ゴスンッ!!!
律が殴り私は珊瑚君に耳を塞がれた。
千歳君の頭からはプスプスと煙が……。
―――……
桜子「ここです。今日はありがとうございました。」
桜子は真貴に頭を深々と下げた。
真貴「あぁ。じゃぁまた明日な。」
:07/06/10 02:30
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#495 [向日葵]
桜子「……ハイ。」
桜子はまた明日と言われる事が嬉しくて笑った。
その笑顔を見て真貴は思った。
そっか……。笑顔を向けて、言葉をかけてくれるって、こんなにも安心するんだ。
真貴「桜子……。」
いきなり名前を呼ばれて桜子からは笑顔が消え、真貴を驚きの眼差しで見つめる。
桜子「真貴様……?」
真貴「ありがとう……。想ってくれて。」
:07/06/10 02:34
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#496 [向日葵]
その不器用な言葉に桜子はこれ以上無いほど目を開く。
桜子「真貴様……っ。」
真貴「約束…忘れないから……。」
それは想い続けてもいいと言う肯定の意。
桜子は目が潤んできた。
桜子「ありがとうございます……。ありがとう……ございます……っ!」
桜子は胸元をギュッと握ってま深く真貴に頭を下げた。
真貴は桜子の頭をくしゃりと撫でてから背中を見せて帰って行った。
―――……
:07/06/10 02:41
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#497 [向日葵]
瞬く星がある夜空を見上げながら桜子とつむいだ自分の唇に手を添えた。
何故自分はあの時桜子と呼んだのだろう。
それは真貴にはわからない桜子に対して今までとは違う何かが加えられていたからだろう。
まぁいっかと解決さして、まだ涼しさが残る夜道を真貴は歩いて行った。
:07/06/10 02:45
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