新☆きらきら
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#677 [向日葵]
『久々エスパ―――!!!!!』
友姫「今日の晩御飯考えてただけだもん!!あ、ブランコ空いてる!!珊瑚君、乗りに行こう!!」
無理矢理珊瑚君の手を引っ張ってブランコまで行く。
久々ブランコ。
小学生から少しは成長したのでなんだか小さく感じる。
漕ぎ始めると風が爽やかに髪を撫でる。
段々楽しくなってきて漕いで漕いで漕ぎまくる。
するとなんだかジェットコースターみたいな感覚に襲われる。
あのフワッとした感じ。
:07/06/24 01:24
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#678 [向日葵]
『ちょっと恐いかも。』
停めようとする前に珊瑚君がブランコごと私の体を停めた。
珊瑚「お前その内飛ばされるぞ。」
友姫「そこまで不注意じゃないもん!」
私そこまで子供っぽいかなぁ……。
段々惨めになってきた。
無言でブランコから立ち上がり、スタスタと広場を通り過ぎる。
珊瑚「おい友姫!」
せっかくの珊瑚君の誕生日なのに……。
嫌な思いさせたくないのに……。
:07/06/24 01:29
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#679 [向日葵]
でも足が止まらない。
どんどん広場を歩いて、日陰まで来る。
そこで珊瑚君に腕を掴まれた。
珊瑚「どうしたんだ。俺なんかしたか?馬鹿にしたことなら謝る。」
友姫「自分に嫌気がさしただけ!気にしないで。ちょっと気持ち落ち着かすから。」
日陰にある休憩所みたいな所で私は止まってイスに座った。
珊瑚君は隣で立っている。
友姫「子供っぽい自分が嫌。ただそれだけだよ。」
なんかヤダ。
これじゃなんかだだっこみたい。
スネてるだけだよ。
:07/06/24 01:35
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#680 [向日葵]
ハァァ……
珊瑚君のため息を吐く音が聞こえた。
やっぱり珊瑚君も子供っぽいって思ってたんだ。
珊瑚君は私の前まで来て、しゃがみ、目線を合わせた。
珊瑚「アホ。」
パチン
おでこにデコピンされた。
珊瑚「俺は子供っぽいから嫌だなんて一言も言ってないぞ。」
私はおでこに手をやりながら珊瑚君を見る。
友姫「だってさっき……っ!」
:07/06/24 01:39
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#681 [向日葵]
珊瑚「あれは、友姫が無邪気で純粋って意味だ。子供っぽいなんて思ってない。大体。ブランコから飛んでケガなんてしたら。……まさか前に言ったこと忘れた訳じゃないだろうな。」
前……それは……
珊瑚[まっさらなままで……。]
珊瑚「俺は大人っぽさなんて求めてない。むしろ今のままの友姫でいろ。わかったか。」
おでこをコツンと合わせて再確認。
友姫「ウン……わかりました。」
:07/06/24 01:45
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#682 [向日葵]
珊瑚「大体。」
と言ってニヤリと笑う珊瑚君。
そんな表情にさえドキッとさせられる。
珊瑚「子供っぽいやつを襲うわけないだろ。」
それはこの前の勉強の時の出来事だ。
瞬間、顔が暑くなる。
ニヤリと意地悪そうな顔が、一気にとろけそうな優しい笑顔に変わった。
そして右手で私の頬に触れる。
その体温が、私の熱に変える。
珊瑚君の唇がやさしく瞼に触れた。
珊瑚「さて……。なんか食べてから帰るか。」
:07/06/24 01:53
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#683 [向日葵]
友姫「うん……。」
まだ少し夢見心地で珊瑚君に手を引っ張られ歩き出す。
瞼に、まだ唇の感触を残したまま……。
―――――……
帰ってからは盛大に珊瑚君の誕生日会が開かれた。
お母さんは仕事を早めに切り上げて、手料理をふんだんに振る舞い、ホールケーキをドンッと置いた。
結女「珊瑚さん。ささやかですけどどうぞ!」
結女がくれたのは、小さな香水瓶。
:07/06/24 01:57
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#684 [向日葵]
結女「珊瑚さんに似合うと思って。気に入らなかったらゴメンナサイ。」
珊瑚君はシュッと手首に香水をかける。
なんだかマリンなんとかとか言う名前が似合いそうな甘い匂いだった。
珊瑚「ありがとう。」
珊瑚君は微笑むと、結女の頭をクシャッと撫でた。
結女は嬉しそうに笑う。結女にとっては珊瑚君はもう兄の様な存在なのかもしれない。
真貴「珊瑚。ホラ。」
:07/06/24 02:01
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#685 [向日葵]
照れ臭そうに不器用に真貴が渡したのは革製のブレスレット。
珊瑚「真貴もありがとな。」
真貴はやっぱり照れているのか足早に部屋に帰ってしまった。
結女「素直じゃないんだからっ。じゃ、あたしも部屋に上がります!」
珊瑚母「じゃあ私は片づけけしなくっちゃ。」
友姫「あ、私がやります。お母さんはお風呂に入ってたまには早く休んでください。」
お母さんは嬉しそうに「ありがとう」と言うと、汰樹君と一緒にお風呂に入りに行った。
:07/06/24 02:07
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#686 [向日葵]
私は食器を片づけに入る。
前みたいに割らないように気を付けながら慎重に。
珊瑚君はソファーでテレビをなんとなく見ながら皆からのプレゼントを見ていた。
ちなみに今日はバイトはお休み。
お母さんからはなんとしても今日は休めとの指示があったのだ。
友姫「よし。完了!」
と同時にお母さんがあがってきた。
珊瑚母「じゃあ、先に寝るね。」
友姫「ハイ。おやすみなさいです。」
:07/06/24 02:16
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