新☆きらきら
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#71 [向日葵]
ガラガラ …ピシャン!
カツカツカツ
奥で随分乱暴な人だなぁとか思っていると、足音はこちらに向かっている。
棚の少しの隙間に足が見える。
ズボンなので男子だろう。
こちらへ向かっていた足は棚をはさんで友姫の目の前に止まった。
『本探しに来たのかなぁ?』
と思っていると、男子が喋りかけてきた。
「いるのか?」
:07/05/11 13:17
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#72 [向日葵]
尋ねる声を私は知っていた。この声は
友姫「珊瑚君……?」
何故こっちにこないのかと思ったらゆっくりこちら側に来た。
腰かけている私を認めると、目の前に屈み、私を抱き寄せた。
友姫「え?珊瑚君?」
珊瑚「あまり……他の奴といないでくれ……。」
耳元で珊瑚君の低い声が聞こえる。
その声は、少し怒っていた。
友姫「他の奴……?」
私には覚えがなかった。
千歳君や白月君のこと?
でも2人共ちゃんと彼女いるし。
:07/05/11 13:24
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#73 [向日葵]
残るは…………
え?…………真貴?
友姫「珊瑚君。大丈夫だって。どうしたの?」
珊瑚君を離しながら珊瑚君の顔を覗く。
珊瑚君は目線を下にやってブスッとしている。
珊瑚「お前を取られた気分であまり好ましくない。」
友姫「へ?」
また拗ねてるのか、と分かり私は思わず笑う。
友姫「クスクス。珊瑚君は独占欲強いねぇ。」
:07/05/11 13:29
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#74 [向日葵]
でもそれがまた嬉しいかも。それだけ自分を好いてくれてる証拠だから。
私が笑っていると、珊瑚君の両手が私を包む。
「え?」と思い、珊瑚君を見ると真剣な顔をしていた。
珊瑚「悪いかよ。」
――――ドキン…
びっくりした。
否定するかと思ったのに。
そんな事を思っている間に、乱暴に唇を重ねられた。
友姫「んっ……。」
:07/05/11 13:33
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#75 [向日葵]
口を離して、少し長かったキスなので息があがる。
友姫「さ……ご君……?」
珊瑚「いつだって、独り占めしたいんだ。」
それだけ言って珊瑚君は立ち上がり図書室を出て行った。
その場に取り残された私は、唇にそっと指を這わせ顔が熱くなっていった。
鼓動も耳の奥でドクドクいってる。
初めてだった。あんな乱暴なキス。
いつも優しく触れるくらいしかしないから。
:07/05/11 13:37
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#76 [向日葵]
焼きもちを妬かせた珊瑚君は色んな意味で恐ろしい……。
顔の熱が下がるどころかドンドン上昇していく。
『教室……行けるかなぁ……。』
こんな赤い顔でみんな不思議がらないだろうか……。
・・・・・・・・・・・・・
教室に戻るといつものメンバーが集まっていた。
珊瑚君を除いて……。
律「あら友姫。どこ行ってたの?」
暁「おはよー友姫ちゃん!……ん?顔赤いよ?熱でもある?」
:07/05/11 13:42
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#77 [向日葵]
やっぱり言われて更に赤くなる。
首をブンブン横に振るだけで答えるのに精一杯だった。
秋帆「珊瑚君知らない?そういえば来てないの。」
思わず心臓が跳ねる。
さっきのあの後だから余計に。
友姫「し…知らない……。」
暁「俺一緒に来たんだよ。んで友姫ちゃんが男と登校してるの見て早歩きで学校入って行ったんだ。」
千歳「え?!浮気友姫ちゃん!!」
友姫「そっそんなことあるわけないじゃないっ!!」
:07/05/11 13:47
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#78 [向日葵]
それでだ。珊瑚君が拗ねてたのは。
友姫「第一それは昨日いたイトコであって……。一緒に住むことになったから登校してた訳で……。」
律「一緒に」
秋帆「住むぅ?!」
(友姫以外)一同『珊瑚(君)(寛和)そりゃショックだろ!!』
なんて言ったってあの少年は友姫が好きなことを(これまた友姫以外)知ってる為、珊瑚にエールを送る一同であった。
当の友姫は顔をまだ赤くしたままゴニョゴニョと「だから違う」とか「あれは弟みたいなもんで」とか言っている。
:07/05/11 13:52
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#79 [向日葵]
―――一方、皆にエールを送られた珊瑚はと言うと。
もう1つの秘密の場所にいた。
それは用具室である。
窓を開けてすぐ側に座っている。
『……絶対怖がらせた……。最悪じゃないか……。』
無理矢理キスをしてしまったことに反省をしていた。
自分の欲望をまたも抑える事が出来なかった。
……ここに初めて来た時と同じだ…。
:07/05/11 13:56
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#80 [向日葵]
千歳に襲われている時、言葉足らずの自分のせいで友姫を傷付けたことがある。
そして修学旅行で仲直りし、2人は結ばれた。
そして今、こんなに近くにいるせいで益々友姫を自分の側にいさせたくなっている。
『後で謝っておこう。』
そう思った瞬間。
ガチャ……
ドアが開かれた。
「!な、何してるんですか?」
:07/05/11 14:00
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