新☆きらきら
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#75 [向日葵]
口を離して、少し長かったキスなので息があがる。
友姫「さ……ご君……?」
珊瑚「いつだって、独り占めしたいんだ。」
それだけ言って珊瑚君は立ち上がり図書室を出て行った。
その場に取り残された私は、唇にそっと指を這わせ顔が熱くなっていった。
鼓動も耳の奥でドクドクいってる。
初めてだった。あんな乱暴なキス。
いつも優しく触れるくらいしかしないから。
:07/05/11 13:37
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#76 [向日葵]
焼きもちを妬かせた珊瑚君は色んな意味で恐ろしい……。
顔の熱が下がるどころかドンドン上昇していく。
『教室……行けるかなぁ……。』
こんな赤い顔でみんな不思議がらないだろうか……。
・・・・・・・・・・・・・
教室に戻るといつものメンバーが集まっていた。
珊瑚君を除いて……。
律「あら友姫。どこ行ってたの?」
暁「おはよー友姫ちゃん!……ん?顔赤いよ?熱でもある?」
:07/05/11 13:42
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#77 [向日葵]
やっぱり言われて更に赤くなる。
首をブンブン横に振るだけで答えるのに精一杯だった。
秋帆「珊瑚君知らない?そういえば来てないの。」
思わず心臓が跳ねる。
さっきのあの後だから余計に。
友姫「し…知らない……。」
暁「俺一緒に来たんだよ。んで友姫ちゃんが男と登校してるの見て早歩きで学校入って行ったんだ。」
千歳「え?!浮気友姫ちゃん!!」
友姫「そっそんなことあるわけないじゃないっ!!」
:07/05/11 13:47
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#78 [向日葵]
それでだ。珊瑚君が拗ねてたのは。
友姫「第一それは昨日いたイトコであって……。一緒に住むことになったから登校してた訳で……。」
律「一緒に」
秋帆「住むぅ?!」
(友姫以外)一同『珊瑚(君)(寛和)そりゃショックだろ!!』
なんて言ったってあの少年は友姫が好きなことを(これまた友姫以外)知ってる為、珊瑚にエールを送る一同であった。
当の友姫は顔をまだ赤くしたままゴニョゴニョと「だから違う」とか「あれは弟みたいなもんで」とか言っている。
:07/05/11 13:52
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#79 [向日葵]
―――一方、皆にエールを送られた珊瑚はと言うと。
もう1つの秘密の場所にいた。
それは用具室である。
窓を開けてすぐ側に座っている。
『……絶対怖がらせた……。最悪じゃないか……。』
無理矢理キスをしてしまったことに反省をしていた。
自分の欲望をまたも抑える事が出来なかった。
……ここに初めて来た時と同じだ…。
:07/05/11 13:56
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#80 [向日葵]
千歳に襲われている時、言葉足らずの自分のせいで友姫を傷付けたことがある。
そして修学旅行で仲直りし、2人は結ばれた。
そして今、こんなに近くにいるせいで益々友姫を自分の側にいさせたくなっている。
『後で謝っておこう。』
そう思った瞬間。
ガチャ……
ドアが開かれた。
「!な、何してるんですか?」
:07/05/11 14:00
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#81 [向日葵]
女の子はおずおずと中に入ってくる。
見たところ1年生だ。
珊瑚「……別に関係…」
『この顔……どこかで……。』
思い出す前に女の子が先に思い出した。
「あ!友姫姉ちゃんの!!」
珊瑚「友姫姉…あぁ。あの双子の……。」
思い出した。
確か双子の1人。
結女「結女です!友姫お姉ちゃんがお世話になってます!」
と深々と礼をした。
:07/05/11 14:04
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#82 [向日葵]
いや別にお世話はしてないと思いながら珊瑚は別の事を口にした。
珊瑚「あー…アンタは何しに来たの?」
結女「アタシはここでホームルームのサボリッ!担任が好きじゃなくて!」
と言って少し離れたとこに座る。
珊瑚「そうか……。なぁ、アンタの片割れは友姫が好きだよな?」
結女「真貴?はい。好きみたいですよ。まったくお姉ちゃんには相手にされてないけど。」
それを聞いて珊瑚は少し胸を撫で下ろす。
そして立ち上がる。
:07/05/11 14:09
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#83 [向日葵]
珊瑚「俺、もう行くから。」
結女「あ、またココ使っていいですか?」
珊瑚「あー……別に……。」
そう答えると結女はニパッと笑った。
そして珊瑚は部屋を出て行った。
階段を降りて行くと、若い教師が階段を上がって来た。
『ヤバイ…見つかった。』
教師「コラー。今はホームルームの時間だろー。」
珊瑚「はい……。」
:07/05/11 14:13
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#84 [向日葵]
そして教師の横を通り過ぎる。
珊瑚の姿が見えなくなると、教師は階段を上っていった。
そして向かった先は
――――用具室。
カチャ……キィ……。
窓から外を眺めていた結女が振り返り笑う。
結女「先生……。」
扉が閉まると同時に結女と教師は抱き締め合った。
:07/05/11 14:17
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