新☆きらきら
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#140 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・

人数分乗せたお茶に2〜3個氷を入れる。

友姫「よし。持って行こう。」

珊瑚「友姫」

友姫「うわぁっ!」

気配なく現れた珊瑚君に驚きお茶をひっくり返しそうになった。

珊瑚「何でびっくりするかなぁ……。」

友姫「ぜっ、全然足音聞こえなくて……。」

珊瑚君はキッチンまで入って来て片手でお盆を持つ。まるでどこかのお店の人みたいだ。

⏰:07/05/13 15:22 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#141 [向日葵]
友姫「おー力持ち!」

感動して私は拍手する。
そして軽々と階段を上がる。

友姫「さっきはゴメンネ。真貴が……。」

珊瑚「別に気にしてない。」

友姫「ホントは人なつっこくていい子なんだ!ただこーやっぱり姉を取られた様でやきもち……」

トン……。

部屋手前で片手はお盆。片手は壁について私を部屋に入れないようにする。

友姫「さ、さ珊瑚…君?」

⏰:07/05/13 15:27 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#142 [向日葵]
珊瑚「あまりお前の口から他人の賛辞を聞くのは好きじゃない。」

顔が近い。
思わず下を向くも、私の顎を壁についてた手でくいっと上げる。

目が合う。吸い込まれそうなこの目に見られたらもう逃げられない。反らせない。

友姫「で、でもでもっあの」

珊瑚「それ以上言うなら」

近い顔を更に近付ける。
もう私は動けない。

珊瑚「塞ぐぞ。」

⏰:07/05/13 15:32 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#143 [向日葵]
カアァァァァ

塞ぐ……って……!!

目をギュッと瞑る。
―――が

ポン

頭の横を軽く叩く。
「え?」と思って片目からゆっくり開けると、さっきまで近くにあった顔は少し遠くに離れ、妖しきも真っ直ぐな目はいつもの穏やかさを取り戻していた。

珊瑚「フッ…。なんてな。友姫を怖がらせない約束だからな……。」

友姫「ぁ……。」

冗談だったんだ……。でも言ったことは本心かなと思う。

⏰:07/05/13 15:37 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#144 [向日葵]
でも、私を一番に考えてくれる珊瑚君の優しさが好きだ。

私は珊瑚君の胸より少し横にくっつく。

友姫「ありがと…。」

珊瑚君は空いた手でギュッと抱く。
この大きな腕が私を安心させてくれる。

少ししてから離れて、珊瑚君がドアを開けてくれたので私は先に入った。



この時、珊瑚は視線を感じる。
それは少し向こうにある部屋からでドアの近くには真貴が立っていた。

⏰:07/05/13 15:43 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#145 [向日葵]
その表情はショックと怒りが入り混じった顔でどうする事も出来なくて立ち尽くしていると言う感じだった。

珊瑚はそれを無関心な目で少し見た後、部屋に入った。

結女「ちょっと真貴?ドア早く閉めてよ。」

誰もいない一点を見つめながら真貴は力一杯に拳を作った。その手は力の入れすぎで震えていた。

―――……

次の日の放課後。
珊瑚君がゴミ捨て当番に当たってしまったので、教室で待っている間黒板に落書きをしていた。

⏰:07/05/13 15:52 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#146 [向日葵]
適当に描いているとガラガラと誰かが入って来た。

『!!』

慌てて黒板の絵を消す。
私の絵は超絶へたくそなのだ。

友姫「あれ?真貴……。」

ガラガラピシャン

なんだかいつもの真貴じゃないような気がして少し怖くなった。

真貴「友姫姉。昨日はゴメンナサイ。」

友姫「…え?」

『なんだ。いつもの真貴だ。』

⏰:07/05/13 15:56 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#147 [向日葵]
友姫「いいのよ。分かってくれれば。」

真貴「でも……っ。俺は、友姫姉が好きなんだ……っ!!」

辛そうに顔を歪ませる真貴を見てやっぱり様子がおかしいと感じる。

友姫「?……私も好きよ?」

真貴「そうじゃない!!」

真貴は首を振る。
そして徐々に私との距離を縮める。

真貴「友姫姉が思ってる好きと俺の好きは違う。友姫姉も、アイツが好きならこの気持ち分かるでしょ……?」

⏰:07/05/13 16:01 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#148 [向日葵]
真貴はもう目の前にいる。

知ってしまった真貴の気持ち。
そんな……だって真貴は……。

友姫「だって…。真貴は私の弟」

バンッ!!

真貴「弟なんかじゃない!!れっきとした一人の男だよ!!」

友姫「真貴……どうして……。」

⏰:07/05/13 16:03 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#149 [向日葵]
私は哀しくなった。

だって今までそうやって仲良く楽しく過ごしてきたのに……

なんでそんな……。

友姫「帰る…。退いて……。」

しかし真貴はそれを許してくれなかった。
両手を掴んで黒板に押しつける。

友姫「――っ!!真貴!!」

真貴「男として見てくれないなら見てくれる様にするよ。」

冷たい真貴の目に静かな焔が宿る。

友姫「いや…。真貴嫌だ……っ。」

真貴「黙って…。」

⏰:07/05/13 16:47 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


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