新☆きらきら
最新 最初 🆕
#148 [向日葵]
真貴はもう目の前にいる。

知ってしまった真貴の気持ち。
そんな……だって真貴は……。

友姫「だって…。真貴は私の弟」

バンッ!!

真貴「弟なんかじゃない!!れっきとした一人の男だよ!!」

友姫「真貴……どうして……。」

⏰:07/05/13 16:03 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#149 [向日葵]
私は哀しくなった。

だって今までそうやって仲良く楽しく過ごしてきたのに……

なんでそんな……。

友姫「帰る…。退いて……。」

しかし真貴はそれを許してくれなかった。
両手を掴んで黒板に押しつける。

友姫「――っ!!真貴!!」

真貴「男として見てくれないなら見てくれる様にするよ。」

冷たい真貴の目に静かな焔が宿る。

友姫「いや…。真貴嫌だ……っ。」

真貴「黙って…。」

⏰:07/05/13 16:47 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#150 [向日葵]
真貴は乱暴に私に唇を押しつけてきた。

『いや……っ!!』

手を動かそうとしても、力に敵わず動けない。

一旦口が離れたと思うと、また押しつける。

『やめて……っ!!』

ガリッ!

真貴「…つっ」

友姫「…ぃや……。なんで?こんな無理矢理……。」

真貴は唇の血を手で拭い、再び私に近づいてきた。

友姫「また…噛むわよ……っ!!」

⏰:07/05/13 16:51 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#151 [向日葵]
真貴「噛めば?」

迷いなくまた唇を押しつける。

私はただ涙を流すしかなかった。

『どうして……なんでっ!!』

珊瑚君っっ!!!!

――――……

珊瑚「?」

なんか友姫の声が聞こえた様な……。

暁「おーい珊瑚ー!!」

⏰:07/05/13 16:54 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#152 [向日葵]
ブレザーとセーターを脱いでカッターシャツだけになった暁と、後ろから佳苗がやって来た。

珊瑚「またバスケ?」

暁「おう!あっちーわぁっ!」

佳苗「珊瑚君はどうしたの?」

珊瑚は手に持っているゴミ箱を「ん。」と出した。

珊瑚「早く帰らなきゃ友姫が待ってるから。」

暁「じゃあ俺らも一緒に帰るか。」

佳苗「ウン!」

⏰:07/05/13 17:26 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#153 [向日葵]
3人でのんびりと歩きながら教室に向かう。

友姫が大変なことになってることも知らず…………。


――――……

私は未だキスを続けられていた。
それ以上に進むことはなく、ただただキスされるだけ。

友姫「―――っ!!」

ガクッ

息切れで力が入らなくなって床に座りこむ。
真貴もしゃがみ、またキスしようとするのを右手で口を塞いだ。


涙がスカートに落ちて吸い込まれていく……。

友姫「も……やめて……。」

⏰:07/05/13 17:32 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#154 [向日葵]
目に光がともらず、虚ろな目で床を見つめる。

気持ち悪い……
吐きそう……

焦点が定まらない。
自分がどこを見つめてるのかもわからない。

友姫「なん……で…………。」

真貴は戸惑った。
ここまでするんじゃなかった。
友姫の頬に流れる涙を拭う。

友姫は、優しい真貴が戻ってきたのかと思った。
しかしこんな事をされた事のショックが大きくて、そんな事に思考を回すことなんて出来なかった。

⏰:07/05/13 17:37 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#155 [向日葵]
真貴「ゆ、友姫ね」

ガラガラガラ

珊瑚「……。!!友姫!!」

ゴミ箱を放り投げて友姫の元へ駆け寄る。

暁と佳苗もそれに続く。

佳苗「友姫ちゃん!」

佳苗は友姫の頭を抱きしめる。
友姫は力無くその手を握る。真っ暗な目からは涙が次々と流れていった。

珊瑚は真貴の胸ぐらを掴んで黒板に押し付けた。

珊瑚「おいお前……。何したんだ……。」

真貴は目を泳がせる。

⏰:07/05/13 17:44 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#156 [向日葵]
悪魔で冷静な声で尋ねる珊瑚。しかし怒っているのは一目瞭然だ。

珊瑚「何したって聞いてんだよ……。」

胸ぐらを更に上へグッと上げる。

真貴は苦しそうな声で答えた。

真貴「無理…矢理…キスしたんだ……。何回……も」

珊瑚の頭の中で何かが派手に弾ける音がした。
次の瞬間

バキィィィッッ!!!!!!

ドンッ!!!

⏰:07/05/13 17:49 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


#157 [向日葵]
殴られた反動でドアにぶつかる真貴。

もう一回殴りに行こうとすると、足元を何かが引っ張った。

見ると震える手で友姫が珊瑚を止めた。

珊瑚「友姫っ……。」

友姫は静かに首を横に振っていた。
そして佳苗と暁の手を借りて立ち上がり、教室を出て行く。

珊瑚達も急いでカバンを持ち、その後を追う。

ピシャンッ!


教室に残された真貴はドアにもたれながら、ただ後悔の涙を流していた。

⏰:07/05/13 17:55 📱:SO903i 🆔:iNPBtArw


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194