新☆きらきら
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#263 [向日葵]
「フフ。大丈夫。只の軽〜い胃かいようだから!」
と言って何かをカルテに書き込む女医さん。
友姫「い、胃かいよう……ですか?」
「えぇ。そう。女の子って言うのはデリケートでね。悩んだり疲れが出たりしたら生理が遅れちゃったりするものなの!私は内科専門だからそっちの話は産婦人科に行った方がいいかと思うんだけど……。」
念のために行くか聞かれたが、結女はいいと断った。
そして薬を貰うため、待合室で待っていることにした。
:07/05/18 14:31
:SO903i
:vKbedVXw
#264 [向日葵]
結女「ちょっと、トイレ行ってくるね。」
友姫「ウン。分かった。」
トイレに行く結女を見て、私は一応産婦人科にも行って欲しかったと思った。
でも結女がいいと言うのだから、今はそれに従っておく。
それに、大丈夫と分かって結女は段々元気になってきた。
それなら、ホントに胃かいようだったのかもしれない。
しばらくして、結女がなんだか嬉しそうに帰ってきた。
友姫「どうしたの?」
結女「……きたっ!!」
:07/05/18 14:34
:SO903i
:vKbedVXw
#265 [向日葵]
きた……
来た…北……ってボケてる場合じゃなくて。
友姫「何が?」
結女「生理来たー!!!!」
と大声で言った為、周りがびっくりしていたが、私達はお構いなく「ぃやったー!!!」っと抱き合った。
看護婦さんに「静かに(怒)」と怒られたが、私達は2人で喜びを噛み締めていた。
友姫「次からは気をつけさいよ!」
結女「お姉ちゃん…。ありがとう……。」
:07/05/18 14:40
:SO903i
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#266 [向日葵]
また泣き出す結女に私は「泣かないの」と言って頭を撫でた。
薬を貰ってから私達は手を繋いで仲良く帰った。
帰るともうお昼なので、台所を借りて焼き飯を作った。食べてから、2人で部屋で昼寝をした。
――……
――ン…
……ポ――ン。
……ん?
何の音?
目を瞑ったまま半分寝てる頭を働かす。
しばらく耳をすませていたが、何も聞こえない。
:07/05/18 14:44
:SO903i
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#267 [向日葵]
『気のせいか……』
再び夢の国へ旅立とうとすると
ピンポ―――ン
チャイムの音だ。
私は起きて、少し早足で玄関へ向かう。
友姫「はーい。どちら…。」
「こんにちわ。東雲結女っていますか?」
そこに立っていたのは、さっきまで悩ませていた原因の林先生だった。
友姫「結女なら…上で寝てますけど……。」
:07/05/18 14:48
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#268 [向日葵]
するとタイミングよく結女が上から降りて来た。
林「結女。」
結女「…?――っ!林先生!!」
結女は嬉しそうに林先生に駆け寄る。
どうやら林先生は結女を心配して来たらしい。
その前に先生……。
貴方の学校の生徒がここにも1人いるんですがご存知ですか……?
結女達は楽しそうに話しているので、お邪魔かと私は階段を上りだした。
結女「それでねっ」
林「結女。聞いてくれないか?」
:07/05/18 14:52
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#269 [向日葵]
いきなりシリアスな雰囲気が漂う。
私はいけない事だけど聞耳を立てて玄関からは見えない所に隠れた。
結女「……何?」
林「…………ゴメン。俺、結婚するんだ…。」
――――ドクン
結女の心臓の音が聞こえた気がした。
結女「え…。……冗談」
林「冗談じゃないよ。いたんだ。婚約者。」
私は知らずの内に階段を降りて林先生の前にいた。
友姫「どう言うこと…?」
:07/05/18 14:56
:SO903i
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#270 [向日葵]
結女を後ろにして私は問うた。
林先生は悲しそうにうつ向いて「すまない…。」と呟いた。
悲しそうな顔なんかしないで…。
だって結女は……結女は……誰に何も言えず、さっきまで悩んでいて
それも、先生の子かもしれなかったのに……
なら結女は、なんの為に…悩んで……。
友姫「じゃあ…っ、結女はなんなんですか?……遊び?」
林「……違うよ」
ふつふつと怒りが沸き上がる。
:07/05/18 15:00
:SO903i
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#271 [向日葵]
なら何?
婚約者がいたくせに……結女と愛し合って…。
友姫「結女をなんだと思ってるんですかぁっ!!!!」
私は先生の胸ぐらを両手で掴んでガクガク揺らした。
友姫「結女は……純粋に貴方が好きで……きっと……」
貴方との子供なら喜んでいただろう。
例え15歳と言う年齢が邪魔をしていても、それは嬉しそうに……。
林先生は言葉に詰まり、握りしめた私の手を優しく取ると、後ろを向いた。
:07/05/18 15:04
:SO903i
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#272 [向日葵]
結女「先生…?」
そんな先生を結女は静かで穏やかな声で呼び止めた。
先生は振り向き2人は見つめ合う。
結女「私の事……好きでしたか?」
林「……。あぁ。……大好きだった。」
下を向いていた私は顔を上げた。
なぜなら答える先生の声が震えていたからだ。
でも予想に反して先生は泣いてはいなかった。
しかし耐えていた。
:07/05/18 15:08
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