新☆きらきら
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#301 [向日葵]
そこはいつもの居間ではなくて、和室の様なところ。
珊瑚母「あ、友姫ちゃん!来て来て!」
嬉しそうに手招きするお母さんの近くには、いくつかの大きな紙に包まれた何かがあった。
珊瑚「今度お祭り行くんですってね?珊瑚から聞いたわ。」
友姫「あ、ハイ。皆で行こうってことに。」
それを聞くと、手元にあった紙を開いた。
中には白地に鮮やかな赤紫の花が描かれていた浴衣があった。
:07/05/21 01:46
:SO903i
:p6jyTPI.
#302 [向日葵]
そして見るからになんだか高級そうだった。
珊瑚「この赤い帯とで一緒に着るのよ。」
友姫「へー。そうなんですかぁ。」
そう答えると、お母さんはキョトンとして私を見た。
珊瑚母「何言ってるの?友姫ちゃんが着るのよコレ。」
友姫「……え?!なんでっ!いやあのいいです!!こんな高そうな浴衣借りる訳には!!」
珊瑚母「やぁっだ借すんじゃないわよ!あ・げ・る・の!」
:07/05/21 01:52
:SO903i
:p6jyTPI.
#303 [向日葵]
友姫「なら尚更頂けませんよ!」
私はブンブンと手を振った。
しかしお母さんは耳を貸さず、私にその浴衣を当ててきた。
珊瑚母「うん。いい感じ!私の実家ってね、着物屋さんなのよ。だから着物いっぱいあって困ってるの。だから貰って頂戴な。」
「一回着てみましょうよー!」っとノリノリのお母さんは部屋の更に奥にある部屋に私を連れていった。
そういえば母子で生活している割りに家がデカイ。
お母さんのご実家がそうであるからなのだろうか。
:07/05/21 01:57
:SO903i
:p6jyTPI.
#304 [向日葵]
シュル シュル
衣ずれの音が静かな部屋に響く。
珊瑚母「やっだ友姫ちゃん細すぎよ!ちゃんと食べてる?!」
とか言われながら、私はされるがままに浴衣を着せられた。
珊瑚母「やぁっだカワイイ!!」
目の前に縦長の鏡をコロコロ転がしてきながらお母さんは言った。
友姫「わぁ……。」
鏡を見て驚く。
赤い帯が白地に赤紫の花柄と良く合っている。
:07/05/21 02:01
:SO903i
:p6jyTPI.
#305 [向日葵]
シンプルなのにメリハリがある色に、私は一気にこの浴衣が好きになった。
珊瑚母「あとは髪の毛だけど…友姫ちゃんはどっちか言うと童顔だから下に下ろしてくくった方がいいわね!」
[童顔]と書かれた石が私の頭にゴーンと落ちてきた。
『私って童顔だったんだ……!』
スラッ
お母さんは珊瑚君がさっきの部屋に私が見える様に襖を開けた。
珊瑚「そっちはどう?」
:07/05/21 02:06
:SO903i
:p6jyTPI.
#306 [向日葵]
『そっち?』
鏡で自分の姿を見ていた目を珊瑚君に向けると……
友姫「……っ!!!!」
珊瑚「まぁこんなもんだろ。」
紺より少し明るい色に縦縞が入った浴衣を珊瑚君が着ている!!
しかも適度に胸元がはだけていて、綺麗な鎖骨が見えている。
ストイックさ溢れる魅力に私は倒れまいと必死になっていた。
友姫「珊瑚君写メ撮らせて!待ち受けにするから!!」
珊瑚「なんか嫌だから断る。」
:07/05/21 02:11
:SO903i
:p6jyTPI.
#307 [向日葵]
しょぼんとしょげる私。
そんな私をじっと見て珊瑚君は微笑む。
珊瑚「それ…似合ってる。」
友姫「(珊瑚君には)負けるけどありがとう。」
珊瑚『負ける?』
私はそこで「あ」と思い出した。
結女の浴衣も贅沢ながら貰えないだろうか…。あと真貴も。
友姫「スイマセン!結女と真貴のって借りていいでしょうか?!」
珊瑚母「もちろん♪結女ちゃんにはコレを。真貴君にはコレを♪」
:07/05/21 02:16
:SO903i
:p6jyTPI.
#308 [向日葵]
結女の浴衣は私とは逆で黒地だった。そして赤い金魚が浴衣を舞っている。
真貴は青に近い色に白い模様が刻まれていた。
お母さんは全部くれると言ってくれた。
これは母さん達が帰ってきたらたくっさんお礼をしなければ……!!
こんなに良くしてくれているんだもの!!
あとお手伝いもやろう!!
:07/05/21 02:22
:SO903i
:p6jyTPI.
#309 [向日葵]
:07/05/21 02:23
:SO903i
:p6jyTPI.
#310 [向日葵]
あっという間にお祭りの日。
私と結女はお母さんに着付けてもらった。
隣の部屋では珊瑚君が真貴の着付けをしていた。
真貴がぎゃぁぎゃぁ騒いでいる。
真貴「珊瑚苦しいっつーの!」
珊瑚「仕方ないだろ。大人しくしろ。」
着付けが終わり、自分で髪の毛をセットした。
今回は結女と共に軽く巻いてみた。
ゴムには軽く飾りが付いている。
:07/05/21 18:51
:SO903i
:p6jyTPI.
#311 [向日葵]
珊瑚母「あら髪飾りそれだけ?何か他に無いの?」
結女と私は顔を見合わした。
そんなこと言われても……
困惑している私達をよそに、お母さんは何かを探していた。
珊瑚母「ハイこれ!」
出してきたのは和柄模様の花から簾のように小さな花がついて垂れていた。
色違いで結女とお揃いだ。
しかし…なんでも出てくるなぁ……。
ある意味ドラ●もん……。
:07/05/21 18:57
:SO903i
:p6jyTPI.
#312 [向日葵]
ポスポス
襖を叩く音が聞こえた。
珊瑚「準備出来たか?」
友姫「うん!開けて大丈夫だよー!」
スラッ!
勢いよく襖を開けると、浴衣姿の2人がいた。
真貴「友姫姉どう?!」
友姫「似合ってる!」
『似合ってる…けど……』
私は珊瑚君を見た。
今日は少し髪の毛を後ろへ流している。
:07/05/21 19:02
:SO903i
:p6jyTPI.
#313 [向日葵]
それがまた格好良くて、ニヤけてしまいそうになり口許を両手で抑える。
結女「じゃあいこっかぁ!!」
下駄まで用意して頂くのは流石に贅沢な気がしてペタンコサンダルを履いて行った。
珊瑚君のみが下駄である。
それがまた(以下略)
―――……
神社の鳥居下で待ち合わせをしている。
屋台はその丁度そこからズラッと並んでいて、すでに人がわんさかいた。
:07/05/21 19:07
:SO903i
:p6jyTPI.
#314 [向日葵]
見たところまだ皆来ていない。
現在5時55分。
待ち合わせは6時だ。
友姫「まだいないね。早かった?」
珊瑚「アイツらが遅いだけだろ。」
『そっかぁ。』
と一息つくと過ぎて行く人達(主に女子)の視線がこちらへ向いている。
『あぁ。』とそれを辿ると見事に珊瑚君と真貴だった。
分けるならば真貴はカワイイ系統。珊瑚君はカッコイイ系統なのだろう。
:07/05/21 19:12
:SO903i
:p6jyTPI.
#315 [向日葵]
:07/05/21 19:22
:SO903i
:p6jyTPI.
#316 [向日葵]
そんなことを友姫が考えている間……
珊瑚と真貴は友姫と結女を見ていた。
周りの男子は2人に釘付けである。
<心の中で会話>
珊瑚:あぁそういえば友姫ってモテるんだった…。
真貴:お前忘れてんじゃねえよ。
珊瑚:うるせぇよ。
真貴:絶対俺が守ってやる!
珊瑚:お前じゃ無理だ。
真貴:なんだとこの野郎。
:07/05/22 00:30
:SO903i
:4p.UlRac
#317 [向日葵]
2人に密かに火花が散っている内に皆勢ぞろいした。
女子は全員浴衣で、男子は珊瑚君と真貴と白月君が浴衣だった。
佳苗「さぁ!みんな行こうか!!」
私達は人混みの中へと入っていった。
・・・・・・・・・・・・
流石に一歩踏み出すのもやっとぐらいの人、人、人!
秋帆「うっわぁー!皆はぐれない様にねー。特に友姫!」
友姫「その説はスイマセン…。(番外編参照)」
すると手に温もりを感じた。
友姫「…!」
:07/05/22 00:36
:SO903i
:4p.UlRac
#318 [向日葵]
珊瑚「こうしとけばはぐれないだろ。離すなよ。」
私は嬉しくなって笑った。
離さないよ。絶対に。
その光景を双子が見ている。
真貴は悔しそうだ。
真貴「あー!!!くっそぉぉぉ!!」
結女「残念賞だね。」
肩を震わす真貴のその肩にポンッと手を置いて哀れみの眼差しをやる結女であった。
千歳「なぁ!金魚すくいしねぇ?!」
千歳君が屋台を指して少し声を張り上げて喋る。
:07/05/22 00:42
:SO903i
:4p.UlRac
#319 [向日葵]
律「男子軍で戦ったら?」
佳苗「あ!それいい!」
題しまして…
<みんなでワイワイ破れちゃやーよ!金魚すくい大会ー!!>(長い。ちなみに秋帆命名。)
ルールは簡単。
・すくう紙が破れるまで金魚をすくう。
・優勝者には1人ずつ奢ること!
暁「うーっし!やるべな!!」
皆は袖を捲り、気合いを入れる。
筋肉がほどよくついた腕や肩が見える。
佳苗「暁ちゃんカッコイイー!!」
千歳「律!俺カッコイイ?!」
律「優勝したら言ってあげる。」
:07/05/22 00:48
:SO903i
:4p.UlRac
#320 [向日葵]
試合……始め!!
皆真剣に狙いを定める。
最初に負けたのは……
暁「あーくっそぉ!!取れねぇっ!!」
次は…
真貴「あ―――っ!!!!!」
さてさて残るは珊瑚君、千歳君、恵都君だ。
意外に3人とも器用でまだ破ける気配が無い。
秋帆「恵都すごーい!」
結女「もー!真貴もうちょっと頑張ってよー!!」
試合は尚も続く。
:07/05/22 00:54
:SO903i
:4p.UlRac
#321 [向日葵]
すると、それを見かねた屋台のおじさんが皆に1匹ずつくれると言ってくれた。
「若いっていいねー!ホラ!!持ってきな!!」
佳苗「わー!ありがとう!カッワイー!!」
私の手には黒いデメキン。なんか…カワイイ…。
友姫「珊瑚君は何?」
珊瑚「友姫の色違い。」
と言って金魚が入ってる袋を私の袋にチョンと当ててきた。
珊瑚君のは赤いデメキンなんだ。
:07/05/22 00:58
:SO903i
:4p.UlRac
#322 [向日葵]
:07/05/22 00:58
:SO903i
:4p.UlRac
#323 [
]
:07/05/22 23:02
:N902i
:☆☆☆
#324 [♪]
コレ好きで毎日更新を楽しみにしてますイ頑張っ下さいね。
:07/05/22 23:14
:W41CA
:jmWjmalQ
#325 [
]
FIGHT

(^3^)

:07/05/23 17:29
:N902i
:☆☆☆
#326 [向日葵]

さん、♪さん
ありがとうございます

夜中に更新するつもりだったんですが、出来なくなったんで明日の朝します

:07/05/23 23:59
:SO903i
:OYDzHybE
#327 [向日葵]
私はへへっと笑って皆で屋台の列の中を歩いて行った。
千歳「俺何か食いたいー!!」
秋帆「かき氷ぃぃ♪」
秋帆は勢いよく手を挙げるが、恵都君がそれを抑えた。
恵都「千歳が言ってるのは焼きそばとかそっち系だろ。」
秋帆はそれを聞くとホッペをぷくーっと膨らました。
秋帆「かき氷ぃぃぃぃ!!!!」
暴れだす秋帆にみんな困惑。
秋帆……子供じゃないんだから……。
:07/05/24 09:34
:SO903i
:/86ABglg
#328 [向日葵]
友姫「じ、じゃあ私秋帆とかき氷買ってくるから焼きそばグループと別れて後で落ち合おうよ!」
男子一同「絶対反対。」
キパッとみんなから拒否されて、私はグッとなる。
友姫「どーしてぇっ?!」
暁「だってまた友姫ちゃんが迷ったりしたら珊瑚心配するよー?」
確かに前科がある私にはこの提案を言う資格はないだろう…。
でもそれじゃあラチがあかないじゃないかぁぁ!
恵都「秋帆。焼きそば買った後でかき氷買えばいいだろ?」
秋帆「…。わかった……。」
:07/05/24 09:40
:SO903i
:/86ABglg
#329 [向日葵]
「いい子」と微笑んで恵都君は秋帆の頭を撫でた。
それで秋帆の機嫌は治った。
『親子みたい……。』
佳苗「じゃあ行こっか!」
そしてまた足を進め出した。
歩き出してしばらくすると、真貴が手を繋いでいる私と珊瑚君の隙間に入って来て私に喋りかけた。
真貴「友姫姉!俺射的得意なんだ!後でしてもいい?」
友姫「あー…。皆に後で聞いてみよっか。」
:07/05/24 09:44
:SO903i
:/86ABglg
#330 [向日葵]
真貴はニィーッと笑って珊瑚君を見る。
真貴「珊瑚。お前も付き合えよ!」
珊瑚「なんで俺が……。面倒くさい。」
真貴「ふ〜ん♪自信ないんだ♪♪」
珊瑚君のコメカミに青筋が出る。
私はそれを認めてあわあわした。
すると珊瑚君はおもむろにに大きな手で真貴の頭をわし掴みした。
そして力を入れる。
真貴「いだだだだだっ!珊瑚痛ぇよっ!!」
珊瑚「口の聞き方に気をつけるんだな…。」
真貴「悪かった!って!でも勝負くらいしろよなっ!!」
:07/05/24 09:53
:SO903i
:/86ABglg
#331 [向日葵]
と言って珊瑚君の手から逃れ、私の後ろにさっと隠れる。
結女「お姉ちゃん。私ヨーヨー釣りしたい!」
ひょこんと顔を出して結女が言った。
とりあえず2人の希望は皆に後で聞くとしよう。
そうこうしてると焼きそばの屋台到着。
律「焼きそばいる人ー!」
白月君、千歳君、恵都君、、真貴、佳苗ちゃん、律が手を挙げた。
珊瑚「友姫いらないのか?」
友姫「ウン。今お腹いっぱ…。」
:07/05/24 10:02
:SO903i
:/86ABglg
#332 [向日葵]
私の目線は焼きそばの隣にあるアクセサリーが並んでいる屋台に行った。
多分玩具に近いものだけど、屋台の電気で綺麗に輝いていた。
その視線に気付いた珊瑚君は私に目線を合わした。
珊瑚「なんか欲しいのか?」
友姫「え?あ、ううん。なんでもないよ!」
律「友姫ー!あっちで食べようって!」
焼きそばを手に持ち、律は向こうを指さす。
珊瑚「友姫。俺たこ焼き買いたいから先行ってて。」
:07/05/24 10:08
:SO903i
:/86ABglg
#333 [向日葵]
繋いでいた手をするりと離された。
しかしもう一度その手を握る。
友姫「で、でも!」
珊瑚「すぐそこだから。なんかあったら携帯にかけるし。」
そう言って、また手を離す。
その手を真貴が握る。
真貴「友姫姉!早く行こうよっ!」
友姫「う、うん。」
段々と人混みに埋もれていく珊瑚君をチラチラ見ながら真貴に引っ張られるがままに皆の元へ行った。
:07/05/24 10:12
:SO903i
:/86ABglg
#334 [向日葵]
いつの間にかかき氷を買って貰った秋帆は嬉しそうに食べていた。
佳苗「あっちゃん!(秋帆のこと)一口ちょーだい☆」
秋帆「ウンいいよ!」
後ろでそんな会話を聞きながら、私は人混みを見つめる。
そして何かあった時すぐ見つけれる様に携帯を手に握りしめた。
今回は電波は3本ちゃんと立っている(笑)
結女「もうすぐ花火上がりますね♪」
結女の言葉で携帯を見る。現在6時半過ぎ。
花火が上がるのには後1時間。
:07/05/24 10:17
:SO903i
:/86ABglg
#335 [向日葵]
暁「よし!叫ぶぞ!!たま」
律「たまごじゃないわよ。」
律がすかさず訂正する。
そこへ千歳君が私の隣に来た。
千歳「友姫ちゃんどうしたの?ずっとそっち見てるけど。」
友姫「珊瑚君がたこ焼き買いに行ったの。だからここってすぐに分かる様にと思って。」
ふーんと千歳君は腕を組む。
千歳「ナイト様ってホントナイト様だよねー。」
私は頷く。
いつもピンチを救ってくれるのは珊瑚君だ。
:07/05/24 10:22
:SO903i
:/86ABglg
#336 [向日葵]
友姫「とっても……感謝してる。」
胸の中が暖かくなる。
こんな気持ちをくれたのも珊瑚君だ。
すると千歳君が私のにポンッと手を置いてきた。
千歳「友姫ちゃん達はもうそれは恋じゃないよねー。」
友姫「……?どーゆーこ」
珊瑚「あ、いた。」
そこへ珊瑚君が帰ってきた。手には2個たこ焼きが買ってあって袋にいれてある。
千歳「ナイト様!わざわざ俺の為に!」
と言った千歳君の頭にすかさず珊瑚君のチョップが飛ぶ。
:07/05/24 10:27
:SO903i
:/86ABglg
#337 [向日葵]
:07/05/24 10:29
:SO903i
:/86ABglg
#338 [♪]
気になります~早く続きみたいです頑張って下さいト
:07/05/25 01:21
:W41CA
:m250trWE
#339 [
]
あげ


:07/05/25 19:50
:N902i
:☆☆☆
#340 [向日葵]
:07/05/26 00:00
:SO903i
:TEC/pvdA
#341 [向日葵]
珊瑚「これは家の分だ!」
あぁ。だからか。
お母さんと汰樹君の分だろう。
千歳君は渋々と引き返したが、途中で「あ」っと言って振り向いた。
千歳「友姫ちゃん。さっきの悪い意味じゃなく、良い意味だから!」
それだけ言って律の隣へ戻った。
『良い…意味?』
珊瑚「なんの話?」
私は首を捻り、さぁ……っと答えた。
:07/05/26 00:04
:SO903i
:TEC/pvdA
#342 [向日葵]
悪い意味じゃなく、良い意味で“恋じゃない”……。
まるで暗号でも出された様に私の頭は?でいっぱいになった。
―――……
真貴の希望である射的をする為、皆に許可を得て射的屋台へ。
真貴「おらっ珊瑚!早く!!」
珊瑚君を無理矢理やらせる為腕を引っ張る真貴。
なんだかんだ珊瑚君と仲悪くても、実は兄が出来た様で嬉しいのかもしれない。
私達は後ろで様子を見守ることにした。
:07/05/26 00:10
:SO903i
:TEC/pvdA
#343 [向日葵]
屋台のお兄さんから弾を貰い、真貴は珊瑚に準備しながら話かけた。
真貴「なぁ珊瑚。俺が勝ったらなんか奢れよな!」
珊瑚はパチクリと瞬きした。
真貴「なんだよ。奢るの嫌なのか?ケチィ奴だなぁっ!!」
珊瑚「……いや。てっきり友姫を諦めろとでも言うのかと思ってた。」
真貴「そんな友姫姉を賞品扱いしねぇよ。第一諦めろって言っても諦めないじゃんか!……俺だってそんな事言われても……。」
:07/05/26 00:16
:SO903i
:TEC/pvdA
#344 [向日葵]
パァンッ!
乾いた音が少し響く。
真貴の弾はお菓子を当てた。
真貴「とにかく!そんなの嫌なんだ!」
珊瑚はフッと笑って銃を構える。
パァァン!
珊瑚も何かに命中した。
珊瑚「俺が買ったらはし焼き買えよ。」
そう言ってくしゃっと真貴の頭を撫でた。
真貴は照れながら次の打つ準備をした。
真貴「上等だ!」
・・・・・・・・・・・
そんな会話がされているとも気付かず、私は2人を微笑ましく見ていた。
:07/05/26 00:24
:SO903i
:TEC/pvdA
#345 [向日葵]
秋帆「ねぇ友姫。さっき千歳君と何話てたの?」
友姫「ん〜?珊瑚君はホントにナイト様だねぇって。」
秋帆は確かに。と頷いた。そこで私は秋帆にあの事を聞いてみた。
友姫「秋帆。悪い意味じゃなく、良い意味で私が珊瑚君に対する気持ちが恋じゃないってどう言う意味だと思う?」
秋帆「は?」
秋帆もさっきの私同様頭に?を並べる。
秋帆「悪い意味だったら分かるけどねー…。同情してるだけーとか……。」
:07/05/26 00:34
:SO903i
:TEC/pvdA
#346 [向日葵]
私は頷く。
確かにそれだとつじつまが合う。
でも千歳君は悪い意味じゃないと言った。
珊瑚「ん。」
射的が終わった珊瑚君が帰ってきて、目の前にはクマの小さなぬいぐるみが差し出された。
ちなみに勝負は引き分けだったらしい。
友姫「わぁっ!ありがと…。」
真貴「友姫姉!ハイ!」
真貴がくれたのはお花モチーフのストラップ。
友姫「真貴も、ありがとね……。」
:07/05/26 00:39
:SO903i
:TEC/pvdA
#347 [向日葵]
佳苗「次は結女ちゃん希望のヨーヨーだね!」
結女「お願いします☆」
珍しくヨーヨー釣りに私も参加した。
狙うは赤い水風船ヨーヨー!
……だったけど…。
プツン
あっけなく糸は切れてしまった。
友姫「あー…駄目だったぁぁ(泣)」
がっくりしていると、おじさんが1つ選んでいいと言ってくれた。
狙っていた赤いヨーヨーを貰った。
:07/05/26 00:44
:SO903i
:TEC/pvdA
#348 [向日葵]
結女は器用なことなポンポン取っていく。
洗面器いっぱいに水風船が貯まったので、結女は緑のヨーヨーを貰った。
そして2人でポスポス言わしながら遊んだ。
暁「お、もうそろそろ河原行くか。」
佳苗「そーだね!場所取り場所取り☆」
いよいよもうすぐ花火が始まる……。
・・・・・・・・・・
ガヤガヤ ガヤガヤ
河原には30分前なのにもう既に人がいっぱいだった。
:07/05/26 00:49
:SO903i
:TEC/pvdA
#349 [向日葵]
千歳「あ、あの辺空いてる。」
恵都「じゃああすこにしようか。」
丁度ぽっかり空いていた場所に私達は腰を降ろした。
暁「あー!なんか食い物買っとけば良かったーー!」
佳苗「焼きそば食べたでしょ?がーまーん!」
暁「男の胃袋はデカイの!」
そんな会話を耳にすり抜けさせながら、千歳君の言葉の意味を考える。
:07/05/26 00:52
:SO903i
:TEC/pvdA
#350 [向日葵]
空は満天の星。
街の灯かりがある為少し見にくいけど充分綺麗だ。
そんな星空を見上げながら私は考える。
そんな様子に気付いた珊瑚君が私の肩をポンポンと叩いた。
珊瑚「どうした?」
一旦珊瑚君を見て、また空を見上げる。
友姫「恋じゃ…ない。」
珊瑚「え?」
友姫「あのね珊瑚く」
バァァァァン!!!!
:07/05/26 00:57
:SO903i
:TEC/pvdA
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