新☆きらきら
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#578 [向日葵]
思わずツルンと器を落としそうになった。
友姫「ア、アハ……すいません音痴で……。」
これでも音楽は自信があったんだけどなぁ……。
がっくししていると珊瑚君は首を振った。
珊瑚「違う。オルゴールが鳴ってるかと思った。」
友姫「……。珊瑚君それはいくらなんでも買い被りすぎだ……よ。」
せっかく風が気持良いのに、効き目がなくなってしまった。
顔が熱い上になんか汗をかいてきた。
:07/06/18 17:56
:SO903i
:TQiMNEX6
#579 [向日葵]
珊瑚「もっと歌えよ。」
友姫「えぇっ?!」
すごく声が裏返った。
珊瑚君は頬杖を付きながら私が歌うのを待っている。
私は水を出しっぱにして手を完全停止させたまま視線をアチコチにやった。
友姫「勘弁して……。」
珊瑚「やだ。聞きたい。」
やだって……。
子供ですか貴方は……。
私は歌おうとして止めてを何度も繰り返した。
息を吸って吐いて吸って吐いて。
:07/06/18 18:00
:SO903i
:TQiMNEX6
#580 [向日葵]
:07/06/18 18:02
:SO903i
:TQiMNEX6
#581 [向日葵]
明日の朝に更新出来たらします

今日は少しですが終わっておきます

:07/06/18 22:04
:SO903i
:TQiMNEX6
#582 [向日葵]
友姫「り、リクエストとか、ある?」
珊瑚「お前それでもし俺が演歌っつったら歌うのか。」
つまり何でもいいからさっさと歌えと……
ヒントくらいくれたっていいじゃない(泣)
次にぱっと浮かんだのが朧月だった。
たしか中島美嘉が歌っていたやつ。
珊瑚君の視線を気にせず息を吸う。
じゃないと延々吸って吐いてが繰り返されそうだ。
……―♪〜
静かな昼間の居間に、私の(鼻)歌声が響く。
:07/06/19 09:56
:SO903i
:5frOdJT.
#583 [向日葵]
なんかもう歌いたい気分にかられる。
鼻歌だとじれったい……。
珊瑚君は私の歌声に耳をすませながら目を閉じている。
それなら、歌っても大丈夫かも……。
――菜のはーな畑ーにいーりー日薄れー……。
・・・・・・・・・・・・・
歌っていると洗い物がいつの間にか終わり、珊瑚君は私の方を向いて机にフッつぶして寝てしまっていた。
多分疲れていたんだろう。
:07/06/19 10:01
:SO903i
:5frOdJT.
#584 [向日葵]
食器を綺麗に拭いて棚にしまう。
しまいながら今日の晩御飯を考える。
そう思うとやっぱりお母さんは大変なものなのだと改めて実感する。
ぼんやり考えてると、手元が狂って食器に当たってしまった。
『あ……っ!』
気づいた時は遅くて、床に割れる音が響く。
あぁぁぁっ!!どうしよう!!仮にも人様の物なのにっっ。
近くにあったお盆にとりあえず割れた部分を取って乗せる。
スリッパを履いていてよかった……。
:07/06/19 10:07
:SO903i
:5frOdJT.
#585 [向日葵]
掃除機……。
と思い、顔をあげると
珊瑚「何かすごい音がしたと思ったら……。」
珊瑚君が目の前に掃除機を持って立っていた。
友姫「ゴメンナサイ!……私……。」
珊瑚「いいからどけ。」
ブオォ――――。
…………
しばらくして、掃除が終ると珊瑚君は私の手を掴み、水に晒した。
友姫「へ?何?」
珊瑚「破片が付いてたら危ないだろ。それにお前気づいてないの?」
:07/06/19 10:11
:SO903i
:5frOdJT.
#586 [向日葵]
気づい…………
友姫「てぇぇぇ―――――っっ?!?!」
いきなり手から電流みたいな刺激が伝わってきた。
見ると手が切れていた。
しかもまぁまぁな深さで……。でもガーゼと包帯があれば充分だろう。
珊瑚「はぁ…。お前って変なトコ鈍いよなぁ……。」
完璧呆れている口調の珊瑚君は蛇口を捻り水を止めると、テーブルまで私を引っ張って行った。
珊瑚「ちょっと待ってろ。」
:07/06/19 10:16
:SO903i
:5frOdJT.
#587 [向日葵]
珊瑚君は居間から出ていった。
扉を開ける音のせいか、ソファーで寝ていた白月君が「んがっ!」と寝言(?)を言ったのでビクッとしてしまった。
やがて珊瑚君が戻ってくると、手にはボックスみたいなのが持たれていた。
予想通り救急箱だった。
開けると病院みたいなあの独特な匂いがした。
珊瑚「ホラ、手出せ。」
素直にスッて手を出す。
とりあえず出血は止まっているみたいだ。
:07/06/19 10:22
:SO903i
:5frOdJT.
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