新☆きらきら
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#710 [向日葵]
まぁ……。
そうなんだけど……。

結女「真貴の気持ちはわからなくないよ。あたしも要約前に進みだしたばっかだから偉そうな事は言えないけど、気になるならデートにでも誘っちゃえば?」

真貴「デ、デート?!」

バタン。

言うだけ言って結女は辞書を持って出ていった。

デート?!誘っちゃうのか?!俺がっ!!

と思っていたらいつの間にか携帯を片手に持っていた。
恐ろしい……。自覚症状まで無くなってしまったか!

⏰:07/06/24 10:19 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#711 [向日葵]
仕方ない。ここまで来たなら誘おう。

プルルルル プルルルル

プルルルル プル…カチャ

出た瞬間心臓が跳ねる。
おい俺!何緊張してんだ!

桜子「ハイ。真貴様ですか?」

真貴「あ、あぁ。」

桜子「どうなさいました?」

しまった。行き先を考えていなかった……。

真貴「あ、あ明日、どこか行かねぇか?」

⏰:07/06/24 10:23 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#712 [向日葵]
桜子は電話越しに何か調べてるのか、ペラペラ紙を捲る音がする。

俺はドキドキしていた。
断られるんじゃないかとか、桜子にもう愛想つかれたんじゃないかとか……。

その時点で俺は桜子に対して恋情を持っていたと決定してもいいだろう。でも俺はその時まだ認めていなかった。

桜子「あ、ハイ。お受けします。」

その瞬間目の前が晴れた気がした。
嬉しい気持ちを抑えながら喋る。

真貴「どこに行きたい?」

桜子「えっとー…。植物園は如何ですか?この間オープンした。」

⏰:07/06/24 10:32 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#713 [向日葵]
真貴「わかった。明日10時に迎えに行く。じゃあな。」

桜子「ハイ。さようなら。」

ピッ

うわぁぁぁぁ!!ついに誘っちゃったよ―――!!!!!

でもこれでやっと自分の気持ちを整理出来る。

浮かれていて明日が早く来ないかワクワクしていただなんて自分で気づいてなかった。

⏰:07/06/24 10:35 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#714 [向日葵]
<翌日>

がっつし寝て早起きして、いつもみたいにランニングした後風呂に入り、汗臭さを洗い流す。

そして服の候補を並べる。
…………って俺は女か!!

適当でいいんだよ適当で!!!!

と言いながら選んだ服は自分の中でお気に入りの服装だった。

もちろん無自覚。

いざゆかん!
ガチャ!

俺は桜子の家へと向かった。

⏰:07/06/24 10:40 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#715 [向日葵]
歩きながら忘れ物ないかチェック。
必要な物がいざ無いとカッコ悪い。

今んトコは財布もあるし、携帯もある。
いいだろう。

桜子の家周辺に近づいた。

『確かこのへ……。』

俺は思わず立ち止まった。数メートル先に桜子がいる。だが、その姿が綺麗で儚げだった。

ロングスカートにポロシャツ。サンダルを履いて頭は横の部分だけ後ろにくくってる。

⏰:07/06/24 10:45 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#716 [向日葵]
誰だってそーゆー格好はする。
でも、そよ風が吹いて長い髪をよける仕草とか、なんだかずっと見ていたくなった。

桜子「あ、真貴様!」

真貴「へ?あ、よう!」

何見とれてんだ俺!!
近くで見れば尚綺麗に見えた。

桜子「では参りましょうか。」

ニコッと笑う桜子に俺は首を振るのがやっとだった。

・・・・・・・・・・・・・

オープンしたとはいえ、平日の事もあってか人は少なかった。

緑が茂る中に入って行くと、ネームプレートに植物の名前が覚えきれないほど書かれていた。

⏰:07/06/24 10:51 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#717 [向日葵]
桜子「真貴様見てくださいな。綺麗なお花…。」


微笑んでいる桜子につられて俺も笑う。
不思議なくらい気持ちは穏やかだ。

真貴「アホ。これはパンジーっての。そんなのもしんねーの?」

桜子「私物覚えが悪いんで…。でももう覚えましたわ。」

花に向き直り、また微笑む桜子。
しばらく俺も一緒に見つめていた。

花と……桜子を。

⏰:07/06/24 11:00 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#718 [向日葵]
そして色々回って行った。
桜子が一番驚いていたのは食虫植物。

桜子「虫さんを食べてしまわれるのは鳥さんや虫さんだけじゃなかったんですね……。」

真剣に言うもんだから笑いを堪えるのに必死だった。
でも真剣に見つめていた桜子がそれに手を突っ込もうとした時には流石に慌てて止めた。

それでも桜子は楽しそうに笑う。
それが何か嬉しかった。

⏰:07/06/24 11:07 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#719 [向日葵]
桜子「そろそろお昼にしませんか?私お弁当作ってきたんです。」

一瞬、食虫植物に手突っ込もうとする奴が弁当なんか作って大丈夫かと疑ったが、空いた腹には勝てなくて喜んで食べることにした。
園内にあるテラスで食べることにした。

弁当の中身は普通だった。綺麗に整頓されているし。どこかでホッとした。

桜子「お口に合わなかったらゴメンナサイ。」

真貴「ありがとな。ま、食おうぜ。」

桜子「ハイ。いただきます。」

⏰:07/06/24 11:20 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


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