化け猫の恋バナ。
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#185 [
]
「おはよ、池内さん」
教室に入ると、
市ヶ谷くんが声をかけてきた。
「あ…おはよ」
わたしは少し驚いたが
笑顔で返した。
:07/06/20 23:45
:F902i
:☆☆☆
#186 [
]
それからわたしはしばらく、
市ヶ谷くんのことを
少し警戒していた。
でも彼が転校してきて
特に変わったこともなく、
だんだん彼への警戒心は薄れていった──……
:07/06/20 23:53
:F902i
:☆☆☆
#187 [
]
「おーい池内!ちょっとこれ図書室持ってってくれ!」
ある日の放課後。
わたしが帰ろうとすると
担任に呼び止められた。
わたしはプリントの束を受け取り図書室に向かう。
:07/06/21 00:00
:F902i
:☆☆☆
#188 [
]
ガラ……
図書室には誰もいない。
「このへんに置いといたらいいかな?」
わたしは適当にプリントを置くと、
図書室を出ようと
扉の方に向かった。
:07/06/21 00:05
:F902i
:☆☆☆
#189 [
]
「あ、市ヶ谷くん…?どうしたの?」
扉に市ヶ谷くんがもたれかかっていた。
「いや、池内さんが入ってくの見えたから」
「そっか、じゃあわたし帰るね──」
わたしが図書室を出ようとした時
「まぁ待てって」
:07/06/21 00:44
:F902i
:☆☆☆
#190 [
]
市ヶ谷くんは腕を伸ばし
わたしの前を防ぐ。
「…ッ‥何‥?!」
嫌な、予感がする。
「そんなびびんなよ」
市ヶ谷くんは扉を閉めると内側から鍵をかけた。
:07/06/21 02:01
:F902i
:☆☆☆
#191 [
]
カチリと鍵を閉める音が
静かな部屋に響く。
近づいてくる市ヶ谷くん。
わたしは後ずさりをしたが、
すぐに腕を捕まれ
図書室にある長い机の上に押し倒された。
「いやあっっ…‥!!!」
:07/06/21 02:07
:F902i
:☆☆☆
#192 [
]
ガタガタと音をたて抵抗したが、
両腕を押さえつけられ
力ではかなわなかった。
「離してっ‥…」
「そこまで嫌がることねーだろ?俺らは……
同じなんだから」
耳元で言われて
寒気がした。
:07/06/21 02:25
:F902i
:☆☆☆
#193 [
]
「やっぱり…市ヶ谷くん…」
わたしは彼を見た。
日差しが反射し妖しく輝く深緑の瞳が真実を物語っている。
わたしの他にも
人間になれた猫がいたなんて……
:07/06/21 02:37
:F902i
:☆☆☆
#194 [
]
「どうして‥人間になれたの‥?」
わたしは素朴な疑問を
ぶつけてみた。
「俺は人間が憎くて憎くてしょうがねぇんだよ。強く思いすぎたらこの様だ。憎い人間共と同じ姿形になるなんてな‥…
まぁおかげで復讐はしやすくなった…」
:07/06/21 02:42
:F902i
:☆☆☆
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