化け猫の恋バナ。
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#71 []
休み時間、わたしはトイレに行こうと席を立った。

トイレに行き、
ふと目をやると鏡に映ったわたしの顔があった。

「……っ─…」

わたしは初めてみる自分の顔に驚いた。

⏰:07/06/06 22:57 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#72 []
黒よりも黒い…
まさに漆黒の長い髪。

藍色の瞳。

わたしの瞳…
こんな色なの…!?

みんな黒い瞳なのに…
直だって、
黒く綺麗な瞳をしていた。

⏰:07/06/06 23:01 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#73 []
なのにわたしは…

こんな…こんな色…

わたしは見てられなくなり、
トイレを出た。

その後ずっと机にうつ伏せになり
授業なんか聞く気になれなかった。

⏰:07/06/06 23:06 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#74 []
──…

「アイ。乗りなさい」

放課後
わたしは迎えに来てくれた直の車に乗った。

家に帰るとわたしは制服のままベッドに倒れ込んだ。

⏰:07/06/06 23:08 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#75 []
「アイ、学校はどうだ?」

「…………」

部屋に入ってきた直の問いかけに、
わたしは答えなかった。

「アイ?」

頬に触れようとする直の手を
わたしは振り払った。

⏰:07/06/06 23:11 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#76 []
「うそつき!綺麗って言ったじゃない……」

「アイ…?どうした…」

直は状況を把握できずにいた。

「髪も瞳も…綺麗って…でもこんな色っ……」

「あぁ…鏡を見たんだな。」

⏰:07/06/06 23:16 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#77 []
話を理解した直はわたしをその広い胸に引き寄せ髪を撫でた。

「全然綺麗じゃない……こんな色…キモチワルイ……」

わたしは直の服をつかみ、
胸に顔をうずめた。

「アイ…こっち向け…」

直は諭(サト)すように言った。

⏰:07/06/06 23:22 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#78 []
わたしはゆっくりと顔を上げる。

至近距離で直と目が合った。

「心配するな。アイは綺麗だ…俺が保証してやる…」

「直………ほんと…?」

「あぁ…」

「嬉しい……すごく嬉しー…。」

⏰:07/06/06 23:35 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#79 []
直と同じ髪の色に、同じ瞳の色になりたいと思った。

でも、直の一言で
わたしはわたしでいいんだと
言ってもらえた気がして

嬉しかった─…‥。

⏰:07/06/06 23:40 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#80 []
「本当に綺麗で美しくて…壊したくなる─…。」

「な……──っ…」

直の名前を呼ぶ前に、
わたしの唇に直の唇が重なった。


一体何が起こっているの?

⏰:07/06/06 23:45 📱:F902i 🆔:☆☆☆


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