化け猫の恋バナ。
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#251 [
]
.
[本当の人間になる方法]
それは
人間と相思相愛になること。
そして相手の人間に
愛の言葉を言ってもらえれば
本当の人間になれる。
ただし、
一度本当の人間になってしまうと
二度と猫に戻ることはできない。
:07/06/24 02:04
:F902i
:☆☆☆
#252 [
]
そして─
本当の人間になると
今までの記憶は
全てなくなる─。
愛の言葉を囁かれると同時に
体は光に包まれ
姿と記憶を消し
また違う場所で
0から本当の人間として
生きてゆく─…。
.
:07/06/24 02:13
:F902i
:☆☆☆
#253 [
]
「だから、相思相愛になったってすぐに相手のことは忘れてしまうんだ。」
市ヶ谷くんはそう締めくくった。
「そ……んな…」
わたしが絶望に陥ってるとき……
:07/06/24 02:15
:F902i
:☆☆☆
#254 [
]
ドンドンッ!!
玄関のドアを叩く音が響いた。
「誰だよ…インターホンついてるだろーが…」
市ヶ谷くんがドアを開けにいく。
「てめーか……アイを連れてったのは」
この声………
:07/06/24 02:20
:F902i
:☆☆☆
#255 [
]
わたしは慌てて部屋を出た。
目の前には
市ヶ谷くんに殴りかかろうとしている直の姿が。
「直っ…!ダメーっっ!!!」
わたしはとっさに止めに入る。
:07/06/24 02:22
:F902i
:☆☆☆
#256 [
]
「アイっ…!」
わたしの乱れた制服を見て
直の怒りはヒートアップ。
「殴っちゃダメ…!!」
わたしは必死に直を抑えた。
「…おい…二度目はないと思え」
直は市ヶ谷くんにそう吐き捨てるとわたしの腕を引いて部屋を出た。
:07/06/24 02:28
:F902i
:☆☆☆
#257 [
]
「待って…直…ッ」
薬がまだ…
足がもつれてうまく歩けない……
直の手が痛いくらいに
強くわたしの腕を掴んで…
掴まれた腕が熱くて…
心配してくれていたのかと…
期待してしまう……
:07/06/24 02:32
:F902i
:☆☆☆
#258 [
]
家につくなりベッドに押し倒された。
「何故のこのことついて行った?」
直…怒ってる…
「ごめんなさ……知りたかったの…ッ」
「他の男の体をか?」
:07/06/24 02:38
:F902i
:☆☆☆
#259 [
]
わたしは首を横にふった。
「本当の人間に…なる方法を……わたしッ…人間に…なりたくてっ…」
そうすれば直と
ずっと一緒にいれると
思ったの………
なのに……
人間になれば
記憶をなくしてしまう…
直のことも…
忘れてしまうの………
:07/06/24 02:40
:F902i
:☆☆☆
#260 [
]
「アイ…何か飲まされてるな…」
「直…わたしっ…」
わたしは…
他の人の愛撫に
反応してしまった…
直とは違う人に…
「何も言うな。俺が全部消してやる」
:07/06/24 02:51
:F902i
:☆☆☆
#261 [
]
直はそう言って
キスをする。
わたしは必死に
直のキスに応える。
唇を軽く噛み
舌を絡ませ
キスだけで
翻弄(ホンロウ)される……
:07/06/24 02:54
:F902i
:☆☆☆
#262 [
]
「ッ…う……んぁッ…あ」
直の指が太股をなぞるように触る。
焦れったくて
もどかしい…。
「他の男にこんなにされたかと思うと…許せないな」
「…ごめ…なさい…ッ」
:07/06/24 03:00
:F902i
:☆☆☆
#263 [
]
「ココに触れていいのは俺だけだ」
直はわたしの足を開くと
充分に濡れたソコに顔をうずめた。
「ッひァ‥ダメ…!!そんな‥トコ‥」
柔らかく暖かい感触に
わたしは体を反応させ
背中をのけ反らせた。
:07/06/24 03:04
:F902i
:☆☆☆
#264 [
]
「お前は俺だけ感じてろ」
「ァあ…ッ…ふ…」
直……
もしかして
嫉妬してくれてるの…?
わたしのために……
:07/06/24 03:08
:F902i
:☆☆☆
#265 [
]
「直……ッと…もっと…シて…」
もっとわたしを求めてほしい…
「嫌だっつっても…
やめてやらねーからな……」
「──あっ……」
入ってくる……
直がわたしのナカに──
:07/06/24 03:14
:F902i
:☆☆☆
#266 [
]
:07/06/24 03:15
:F902i
:☆☆☆
#267 [ななか]
あげえ
:07/06/25 18:12
:PC
:☆☆☆
#268 [
]
ななかさん

あげありがとう

:07/06/25 22:51
:F902i
:☆☆☆
#269 [
]
「な……ァあ……っ」
奥まで…………
「いやらしいな…お前の中は…」
直が意地悪く笑う。
「…直っ……」
もっとして…
直の為なら
どこまでもいやらしくなるから───
:07/06/25 22:57
:F902i
:☆☆☆
#270 [
]
──…
「無茶しすぎたか」
息を整えベッドに横になるわたしの頭を直が撫でる。
「ううん…大丈夫」
直に激しくされるのは嬉しい…
それほど
わたしを求めてくれている気がするから…。
:07/06/25 23:14
:F902i
:☆☆☆
#271 [とう]
あげです(´ω`*)
:07/06/26 18:23
:SO903i
:☆☆☆
#272 [
]
とうさん

あげありがとう

:07/06/26 19:23
:F902i
:☆☆☆
#273 [
]
でもどこか胸が苦しい。
直に抱かれる度、
わたしの中の直の存在が
大きくなっていく…
直を想う数だけ
わたし達はひとつにはなれないのだと
思い知らされる。
:07/06/26 19:26
:F902i
:☆☆☆
#274 [
]
直…
もしわたしが
いなくなったらどう思う?
わたしを捜してくれる?
聞きたくて
聞けなくて
直の気持ちを知るのが怖くて
愛の言葉を言ってもらえるなんて
夢のまた夢………
:07/06/26 19:34
:F902i
:☆☆☆
#275 [
]
ある日のこと─
「─で、猫から人間になってどれくらいたつ?」
いきなり市ヶ谷くんが聞いてきた。
「え…えーと……もう少しで3ヶ月…。」
市ヶ谷くんとあまり親密にすると
直に怒られるので
わたしは一線引いて接していた。
:07/06/26 19:55
:F902i
:☆☆☆
#276 [ぱなっぷュ]
あげちゃいます
:07/06/27 15:27
:W51P
:☆☆☆
#277 [
]
ぱなっぷさん

あげありがとう

:07/06/27 15:41
:F902i
:☆☆☆
#278 [ぱなっぷュ]
今日は調子悪くて早退したんで暇なんですι主さんの小説が読みたいです♪
:07/06/27 15:46
:W51P
:☆☆☆
#279 [
]
「…やばいな。時間がない」
「え??何の話?」
わたしが問いかけると
市ヶ谷くんはため息をついた。
「ハァ…やっぱ知らなかったか。あのな、人間でいられる期間は3ヶ月なんだ。」
「3ヶ月…?じゃあそれを過ぎたらどうなるの?」
わたしは続きを急かす。
:07/06/27 15:46
:F902i
:☆☆☆
#280 [
]
「選択肢は3つ。」
──────
・そのまま3ヶ月を過ぎても何もしなければ
今までの記憶をなくし
猫に戻る。
・3ヶ月過ぎるまでに
猫に戻りたい!と強く願えば、記憶はそのままで猫に戻る。
・3ヶ月過ぎるまでに
人間になりたい!と強く願えば、記憶はなくすが一生人間でいられる。
──────
:07/06/27 15:56
:F902i
:☆☆☆
#281 [
]
「要するに3ヶ月はお試し期間ってわけ。」
何がなんだか…よくわからない…
頭パンクしちゃいそう…
でもとにかく3ヶ月過ぎるまでに
決めなくちゃいけないってこと。
:07/06/27 15:58
:F902i
:☆☆☆
#282 [
]
………ちょっと待って。
3ヶ月………って……
わたしは必死に数える。
「あと…一週間…」
:07/06/27 15:59
:F902i
:☆☆☆
#283 [
]
「─…まぁ、最後に決めるのはお前だからな。」
市ヶ谷くんの言葉は
耳に入らなかった。
どれを選んだって
直とは離れることになる……
:07/06/27 16:06
:F902i
:☆☆☆
#284 [
]
猫に戻ったって
直と話すことはできない。
人間になったって
直のことは忘れてしまう…
わたしは……
どうすればいいの…!?
:07/06/27 16:08
:F902i
:☆☆☆
#285 [
]
時間は刻一刻と迫っている。
こんな時に限って
時間が流れるのは早くて……
気がつけば期日の3日前になっていた。
そしてわたしは……
一つの答えを出した。
:07/06/27 16:25
:F902i
:☆☆☆
#286 [
]
───……
その日わたしは家で
直の帰りを待った。
「ただいま」
「おかえりなさいっ‥
直‥あのね‥」
「なんだ?」
直はネクタイをゆるめながら
視線をこちらに向ける。
:07/06/27 16:33
:F902i
:☆☆☆
#287 [
]
直のまっすぐな瞳がわたしを捕らえる。
全てを見通してしまいそうな瞳‥……
「わたし…この家出ようと思うの…」
「…何を言い出すのかと思えば…バカバカしい」
「本気だよっ…!」
:07/06/27 16:36
:F902i
:☆☆☆
#288 [
]
「行く当てはあるのか?」
「しばらくは…友達のところに…」
ほんとは行く当てなんてない……
「家を出るなんて許さん。」
「もう決めたの!!わたしの勝手でしょ?!」
わたしは声を荒げた。
:07/06/27 16:40
:F902i
:☆☆☆
#289 [
]
「直といるとツライの…毎晩あんな…いやらしいことして…もう嫌なの…」
嘘…
ホントはこんなこと
言いたくないの……
「デカイ口をたたくようになったもんだな…」
「わたしのことはもう…ほっといて……」
:07/06/27 16:43
:F902i
:☆☆☆
#290 [
]
違う…
こんなの本心じゃない…
「─勝手にしろ。所詮お前は玩具に過ぎん。」
─え…………。
直の言葉が胸に突き刺さる。
:07/06/27 16:50
:F902i
:☆☆☆
#291 [ぱなっぷュ]
ドキドキ(((゜д゜;)))
:07/06/27 16:50
:W51P
:☆☆☆
#292 [
]
「男に足を開くしか能のないやつがここを出てどうやって生きていくんだ?」
「直………」
わたしのこと
そんな風に…
わたしの瞳から涙が溢れた。
:07/06/27 16:53
:F902i
:☆☆☆
#293 [
]
「人形は人形らしく足だけ開いてろ…。」
「……っ…」
わたしはソファに置いてあったクッションを直に投げつけた。
「直なんてっ……だいっきらい……!!」
わたしは勢いよくドアを開け外に飛び出した。
:07/06/27 17:00
:F902i
:☆☆☆
#294 [
]
止めどなく溢れる涙。
直がわたしのことを
あんな風に思っていたなんて………
玩具。
人形。
それがわたしの
存在価値。
悲しくて空(ムナ)しい…
直との別れ。
:07/06/27 17:03
:F902i
:☆☆☆
#295 [
]
どれくらい走っただろうか。
気がつくと市ヶ谷くんの住むマンションの前まで来ていた。
頼りたくないけど…
わたしの気持ちを一番に理解できるのは
彼なのかもしれない。
:07/06/27 17:04
:F902i
:☆☆☆
#296 [
]
インターホンをならす。
「はい─………って、お前か」
「………」
「…入れよ」
わたしが無言でうつむいていると
何かを察したのか
部屋に入るよう促(ウナガ)した。
「…どうせあの男と何かあったんだろ?」
:07/06/27 17:08
:F902i
:☆☆☆
#297 [
]
痛いところをつかれ、
わたしは小さくうなずいた。
「お前はどんな答えを出したの?」
「わたしは…猫に戻ることにしたの…
直のこと忘れたくないから……」
直と抱き合うことも
一つになることもできないけど
どうしても忘れたくない……
:07/06/27 17:11
:F902i
:☆☆☆
#298 [
]
「けど……」
けど直は……
わたしのこと……
言いかけて、また涙が出てきた。
「とりあえず今日は泊まってけよ。行くとこねぇんだろ」
市ヶ谷くんの言葉に
わたしは少し笑った。
「市ヶ谷くんて…優しいのかひどいのかわかんないね」
:07/06/27 17:14
:F902i
:☆☆☆
#299 [
]
「うるせー。…まぁ、気持ちはわからなくもないからな…」
一瞬、遠い目をした市ヶ谷くんを見て、
もしかして彼も
同じような思いをしたことがあるんじゃないか…
なんて思った。
:07/06/27 17:19
:F902i
:☆☆☆
#300 [
]
「市ヶ谷くん…起きてる?」
「…んー?」
わたしはベッドに
市ヶ谷くんはソファに横になった。
「わたし…思うの。憎しみはまた新たな憎しみを生んでしまうんだって。
妹さんは可哀想だと思う…でも、誰かが憎しみを抑えないと終わりはこない…」
:07/06/27 17:24
:F902i
:☆☆☆
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