俺がヲタクになる理由
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#284 [
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「………くぅっ…っ」
戦意を喪失したハート様改め渋谷は携帯を震わせながら膝をついた。
「まぁまぁ、きみには災難だが、俺ときみはすでに同士だ。さて、ここでひとつ。同士は僕たちにはもう1人いる。さて…」
俺の言葉に膝まずいた渋谷はニヤリとし、立ち上がった。
「次の獲物は那智だ」
:08/12/29 05:36
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#285 [
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「お!マッキーおは……ん?珍しいコンビだな」
教室に入った途端、那智が俺と渋谷のツーショットを見て怪訝な顔をした。
渋谷はまたもやハート様になっていたが、そんなものはお構いなしだ。
俺は冷静、平穏に那智に挨拶をする。
悟られるな、俺…国彦くんよ。
「おは…おはよよよ那智くくくん。」
:08/12/31 05:51
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#286 [
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よし、挨拶は完璧。出だしは好調だ。
ニヤリと笑う俺に対し、那智の怪訝な顔つきは更にひどくなった。
「…何どもってんの?ははーん、何か企んでやがるな、こいつら。」
す…するどい…!
なぜわかった!?
やはり………
俺はハート様改め渋谷をギロリとにらんだ。
「何よマッキー!俺何もしてねーよ!マッキーが勝手にどもったんでしょ!同士にしようとしてんのを悟られると思っ………はっ!」
渋谷は事の真髄をうっかりしゃべってしまった後にやばいと感じ口を押さえた。
:08/12/31 05:58
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#287 [
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だが時すでにおそかりし…
「何の同士だって?」
那智が嫌悪感むきだしに近付いてくる。
般若の表情だ!
俺の命も、もはやここまでか…。
くそっ………。
あきらめて目を閉じた瞬間、天使が舞い降りた。
「友情という同士、仲間さ。俺たちは常に一緒なのさ」
ハート様から抜け出し、仏のような表情で渋谷が微笑んだ。
渋谷!!
お前には後光が見えるぜ。
:08/12/31 06:03
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#288 [
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「…お前らマジで気持ちわりーんだけど」
チッと舌打ちをして那智が席についた。
携帯をいじっている。
俺は渋谷をちらりと見たが那智の気持ち悪いの言葉でやはりハート様になっていた。
一か八かだな。
俺は意を決して那智の手から携帯を奪った。
:09/01/02 11:56
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#289 [
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「おい!マッキー何すんだよ!」
那智が必死な形相で俺から携帯を奪おうとしている。
俺は那智から体をかわし、那智に負けず劣らずの形相で携帯にURLを打ち込む。
もう少しだ。もう少し。
URLを打ち終わり一旦落ち着き那智を見た。
「何すんだよ…やめろ…やめてくれ…」
力なく命乞い(?)をする那智を哀れながら横目で見、俺はYESをクリックした。
すまん…那智…。
とは思わないが。
:09/01/02 18:38
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#290 [
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那智の携帯の画面にピンクの背景が現れた。
まさしく出会い系サイト、ラブピンクだ。
無言でピンクの画面のまま那智に携帯を差し出す。
那智は画面を見て一瞬固まったが、すぐさま現状を把握したらしく般若になった。
「…マッキー…お前…ふざけんなよ!!!」
:09/01/03 03:21
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#291 [
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「ふざけてねーよ」
般若になって俺の胸ぐらを掴む那智に、俺史上初のヤンキー顔で言ってやった。
本気ふざけてないしね。
「………くぅっ………」
那智は諦めたのか、あるいは俺のヤンキー顔に怖じ気づいたのか、あるいは…
俺たちを哀れんだのか
掴んだ胸ぐらを離し、力なく呟いた。
「…何のために………」
:09/01/09 06:04
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#292 [
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「決まってるじゃん!お前を同士にするため☆」
右目をピースサインで囲みわざとらしく渋谷は舌をぺろっとだした。
そのむかつく表情に那智は再び般若に戻り渋谷の胸ぐらをつかんだ。
「やめい!」
迫力ある声でそれを阻止したのは俺、槇山国彦だった。
「那智くん、それと渋谷くんには今からやってもらいたい任務があるのだ。」
:09/01/11 05:39
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#293 [
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二人共かなり怪訝な顔で俺を見ている。
俺はゴホンと咳払いをし、教卓にバンッという音をわざと立てクラス中を見渡した。
那智と渋谷以外は気にしてくれなかったが。
「きみたちには今からラブサイトにある詐欺写メ狩りを行ってもらう。」
:09/01/11 05:42
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