俺がヲタクになる理由
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#326 [
]
「飯の時間だー!」
ようやく4限の授業が終わり那智と渋谷が俺の元へやってきた。
渋谷は相変わらずママの弁当を持っている。
「購買いこーぜ!」
那智が小銭をチャリンと鳴らせながら言った。
「おー行くか!」
俺も那智に続き席を立った。
「焼きそばパン買えっかな〜」
焼きそばパンは競争率が高い。早く行かねば売り切れてしまう。
:09/01/26 04:45
:P904i
:☆☆☆
#327 [
]
いざ、戦場に!!
「あのさ〜、メールきたんだけど…」
焼きそば気合い十分な俺たちを引き止め、渋谷が携帯を差し出しながら言った。
「…ま…マジ!?もうメールきたの!?」
渋谷の手から携帯を奪い画面を見る。
那智も興味津々な様子で携帯を覗いた。
【写メ見ましたぁ

かっこいいね

友達なろぉ

】
:09/01/26 04:49
:P904i
:☆☆☆
#328 [
]
メールには本文の他に画像が貼り付けられていた。
「見るか…?」
ゴクリと喉を鳴らし、那智に問う。
「いや…購買先に行かねーか?売り切れちまうよ」
どうやら那智は写メよりも焼きそばパンが大事みたいだ。
「…うーん」
焼きそばパンも大事だが、今は写メが気になる!!
:09/01/26 04:52
:P904i
:☆☆☆
#329 [
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「渋谷、見たか?」
「見たよ〜!」
渋谷はニヤニヤしながら弁当を開けている。
くぅっっ…気になる!!
「マッキーも見たらいいじゃん」
「マッキー、俺先に購買行ってっからなー」
携帯画面とにらめっこの俺を置いて足早に那智が去って行った。
:09/01/27 03:54
:P904i
:☆☆☆
#330 [
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こうなったらもう、写メを先に見よう。焼きそばパンは後だ。
俺は意を決してiモードに接続した。
だんだんと写メが現れる。それにつれてだんだんと渋谷がいやらしくニヤニヤする。
「……………オイ。」
写メが完全に現れたところで俺は渋谷への怒りがマックスになった。
:09/01/27 03:57
:P904i
:☆☆☆
#331 [
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「なぁにマッキー?」
怒りで震える俺をよそにうまそうなタコさんウインナーを食べながら渋谷が呑気な口調で言った。
「ブスじゃねぇか」
そう。とてもブス。
ニキビ面にメガネ。
「かわいかったとは俺一言も言ってねーもん」
俺は渋谷のみぞおちに拳を埋めダッシュで購買に向かった。
渋谷はプルプルとうずくまっているが自業自得だ!
:09/01/27 04:00
:P904i
:☆☆☆
#332 [
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購買に着くと那智が焼きそばパンを2つ持って立っていた。
「那智!俺の分まで…」
「あ、マッキー焼きそばパンもう売り切れよ」
「は?お前2つあんじゃん。俺の分も買ってくれたんじゃねーの?」
「まさか。俺の分だけ」
はぁぁああ!!??
俺は人混みをかき分けパンを探した。
コロッケパン…たまごパン…サンドイッチ…
なんもねぇし!!!
「残ってるのあんパンだけだってさ」
那智の冷たい声だけが購買に響いた。
:09/01/27 04:05
:P904i
:☆☆☆
#333 [
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俺はしぶしぶ残りもののあんパンを購入し、教室へと戻った。
教室へ入ると、渋谷は相変わらずうまそうにママ弁のおにぎりを頬張り
那智は焼きそばパンを大口で食っていた。
…むかつくぜ。
俺は席にすわり食べたくもないあんパンの封を切った。
:09/01/29 05:13
:P904i
:☆☆☆
#334 [
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「マッキー、あんパンうまいかい?」
那智が焼きそばパンの焼きそばを見せるように食べながら言った。
マジでむかつくぜコノヤロウ。
「めちゃくちゃうめーよ、焼きそばなんて比べもんにならんわ!」
俺はあんパンをカブッと頬張り口にあんこをつけながら言ってやった。
「へぇ!マッキーがそんなに焼きそばパンよりあんパンが好きだったとはね、俺の焼きそばパン1つやろうと思ったけどあんパンが好きならいらんだろう」
そう言って那智は2つめの焼きそばパンをなんと二口で平らげた。
:09/01/29 05:17
:P904i
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#335 [
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こ…こいつ…。
俺は那智に向かいアンパンチを繰り出そうと拳を構えた。が
「それより、メールたくさん着たよ!」
渋谷の一言で一旦アンパンチを封印した。
せっかくあんパンで愛と勇気を充電したのに。
「マジで?見せろよ」
くにぱんマンを全く気にする様子もなく、那智は渋谷から携帯を奪った。
「すげぇ!渋谷至上最高のメール件数3通じゃん」
おい、えらい至上最高だな。たかが3通かよ。
:09/01/29 05:22
:P904i
:☆☆☆
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