俺とコウの物語
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#159 [
]
「まぁしかし今回は…」
コウは眉間にしわをよせ、三番目の鏡を睨みつけた。
「本当に厄介です…」
コウは呟くように繰り返す。
「本当に…」
:07/10/05 02:45
:SH901iS
:☆☆☆
#160 [
]
【第五章 必殺仕置人】
《いちかけ、にかけ、さんかけて…》
「………ん…?」
《仕掛けて、殺して、日が暮れて…》
「なんや!?」
「あぁ、志乃くんおはようございます。」
「…今の……」
また目覚まし音変えた…
「必殺仕事人です」
:07/10/05 02:48
:SH901iS
:☆☆☆
#161 [
]
「…中村…」
「中村もんどさんです。まぁ、藤田まことさんですが、僕とても好感を持っています」
「…あ、そ」
だから何やねん
「中村さん役は、彼しか、彼以外は無理だと思ってます、僕は」
…あ、そ。
:07/10/05 02:51
:SH901iS
:☆☆☆
#162 [
]
「てかさぁー!!」
いかん、いかん。
この辺で違う話題を出さねば延々と仕事人の話をされてしまう。
「…なんですか」
話を遮られたコウは不機嫌そうに俺を睨みつけた。
睨むな!!
:07/10/05 02:52
:SH901iS
:☆☆☆
#163 [
]
「ほら、昨日の女子…」
「女子排泄室の事ですか」
「…はい、女子排泄室の。あいつ一体なんやねん」
コウは俺の問い掛けに答えず無言で窓を明け、たばこを一本取り出し火をつけた
:07/10/05 02:56
:SH901iS
:☆☆☆
#164 [
]
煙をフーッとはき、
窓の外を眺めながら物思いにふける(ような表情)コウは、俺が女ならイチコロだろう、それはそれは綺麗な…
「志乃くんは朝っぱらから汚い話題を出しますね。まぁ排泄室の話題なので朝にはピッタリですけども」
…はい!?
:07/10/05 02:59
:SH901iS
:☆☆☆
#165 [
]
「僕は朝っぱらから排泄室の話題などしたくないのですが」
今じゃなきゃいつすんねん!!てかだいたいさ〜
「お前が厄介なやつや言うたから早めに話し合わなアカンと思って気ーきかしたんやんけ!」
「余計なお世話です」
:07/10/05 03:01
:SH901iS
:☆☆☆
#166 [
]
「…………」
いつ余計なお世話しましたか。
「厄介は…まぁ厄介ですが、今はその話したくありません。新鮮な朝なので」
「…ほな何の話題」
「必殺仕事人の」
それ新鮮な朝にピッタリの話題ですかね!?
:07/10/05 03:03
:SH901iS
:☆☆☆
#167 [
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「それも似たよーなもんやん!殺しの話題やん!」
「いいえ、彼らは人の恨みつらみを晴らしているだけです、世のためです」
「新鮮ちゃうやん。斬新やん」
「…志乃くん…」
コウは俺を見ながら呆れたようにため息をついた。
また嫌な予感…。
:07/10/05 03:05
:SH901iS
:☆☆☆
#168 [
]
「いいですか、彼らは世のために仕事をしているんです。それが彼らの仕事なんです。麻生という霊とは全く違います比べものになりません。むしろ比べるのは失礼です、いいですか?彼らは…」
嫌な予感が的中した。
コウは俺に注意すると見せ掛け、仕事人の話を延々と語りだした。
:07/10/05 03:08
:SH901iS
:☆☆☆
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