俺とコウの物語
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#257 []
>>256さん

ありがとうございます

⏰:08/01/28 03:43 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#258 []
>>255

「何言ってるの?あたしは麻生よ。」

「そうやで…だって女子トイレの噂の名前も麻生やん。火傷の跡もあるし…コウ、お前何ゆーてんねん。」

「ですから、彼女は千春さんです。千春さんが麻生さんの名を勝手に名乗っているだけですよ。」

⏰:08/01/28 03:46 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#259 []
「意味が…」

「わからないんでしょう?あなたはいつも一人、意味をわかってませんからね」

こいつ…。

「先ほどからの千春さんの話を聞いて志乃くん、あなたは何も疑問に思わなかったのですか?」

疑問…?

「いや、特には。」

⏰:08/01/28 03:49 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#260 []
脳内クエスチョンだらけの俺を、コウはニヤニヤしながら見る。

このコウの顔つきは、
自分の考えに自信があるときの表情だ。

「なぜ、千春さんしか知り得なかったことを、麻生さんが知っているのか疑問には思わなかったのですか?」

⏰:08/01/28 03:52 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#261 []
「…え?」

そういえば…

「最初に男子学生に頼んだ話は実行されなかった。当然その内容は麻生さんは知る術はない。知っているのは頼まれた男子学生と頼んだ人物。千春さん、あなたしかいないんですよ。」

自信たっぷりのコウは
千春に意地悪く笑いながら近寄る。

⏰:08/01/28 03:54 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#262 []
「…それは…あたしもたまたま聞いてたのよ。千春が男子に話すところを…」

麻生?千春?
どっちかわからないが麻生千春(わからんから勝手に呼ぶ)はしどろもどろに言った。

「ではなぜ、千春さんが一真さんに言われた別れの台詞もあなたが知っているんですか?それも聞いていた、と?」

コウが麻生千春を壁に追いやり、麻生千春の顔の横に手をついた。

「言い逃れられるなら、どうぞ言い訳をしてみて下さい。」

⏰:08/01/29 00:45 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#263 [蓮]
このぉ話
ホント-に
大好きです
主サン頑張ってくださぃ

⏰:08/01/29 01:08 📱:P904i 🆔:5mTxlVNg


#264 []
蓮さん
ありがとうございます
コメントが励みになります頑張ろうと思うのもコメントくれる皆のおかげですもう少し後から更新します

⏰:08/01/29 01:47 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#265 []
>>262

さすがに、麻生千春ももうだめなのか。
俯きながら気まずそうにしている。

「さぁ、僕を納得させる言い訳があるならば、言ってみてください」

気まずそうな麻生千春と俺をよそに、ただ一人、コウだけが満悦の笑みを浮かべている。

⏰:08/01/29 04:36 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#266 []
「…ハッ……」

俯き口を閉ざしていた麻生千春が、ふい声をあげた。

ゆっくりと自分を抑制しているコウに目を向ける。

「あんたの言う通り。あたしは千春。麻生に殺された千春よ。」

殺…された?

「殺された…?麻生に?」

やはり現状を理解できない俺は、ただただ呆然としている。

「よく言えました。」

満足気なコウがニッコリ笑いながら言った。

⏰:08/01/29 04:41 📱:P904i 🆔:☆☆☆


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