俺とコウの物語
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#263 [蓮]
このぉ話
ホント-に
大好きです
主サン頑張ってくださぃ
:08/01/29 01:08 :P904i :5mTxlVNg
#264 []
蓮さん
ありがとうございます
コメントが励みになります
頑張ろうと思うのもコメントくれる皆のおかげです
もう少し後から更新します
:08/01/29 01:47 :P904i :☆☆☆
#265 []
>>262さすがに、麻生千春ももうだめなのか。
俯きながら気まずそうにしている。
「さぁ、僕を納得させる言い訳があるならば、言ってみてください」
気まずそうな麻生千春と俺をよそに、ただ一人、コウだけが満悦の笑みを浮かべている。
:08/01/29 04:36 :P904i :☆☆☆
#266 []
「…ハッ……」
俯き口を閉ざしていた麻生千春が、ふい声をあげた。
ゆっくりと自分を抑制しているコウに目を向ける。
「あんたの言う通り。あたしは千春。麻生に殺された千春よ。」
殺…された?
「殺された…?麻生に?」
やはり現状を理解できない俺は、ただただ呆然としている。
「よく言えました。」
満足気なコウがニッコリ笑いながら言った。
:08/01/29 04:41 :P904i :☆☆☆
#267 []
「では千春さん、あなたの口から説明していただきましょうか。」
コウの言葉に、千春は怪しく笑いながらも話し出した。
屋上で硫酸の計画をしているのを麻生に聞かれていたのは本当だったみたいだ。
:08/01/29 04:43 :P904i :☆☆☆
#268 []
「あたしは麻生があの計画を盗み聞きしてたなんて知らなかった。だから計画通り実行したのよ!それで…」
千春は顔を歪ませた。
「あいつ…とっさにあたしに向かってビンを投げ返したの。そのときに負ったのよ、この火傷。」
千春は髪をかきあげ、俺たちに火傷を見せつけた。
:08/01/29 04:46 :P904i :☆☆☆
#269 []
コウは千春の顔を見つめながら微動だにしない。
いや、コウの表情はさっきとうってかわって何やら苛ついているように眉間にしわができている。
「あの女…わざとやったのよ。あたしに仕返しするために。硫酸のビンを、わざとあたしに投げ返したのよ。」
:08/01/29 04:49 :P904i :☆☆☆
#270 []
「それで…お前は火傷を苦に自殺を…?」
女は醜い。
俺はこの後の話で、女がいかに恐ろしい生き物か思い知った。
「あたしは…硫酸をかけられて気付いたの。あたしが麻生にした事がどれだけ最低な事だったのかを…だけど…」
:08/01/29 04:54 :P904i :☆☆☆
#271 []
「だけど?」
コウの眉間に更にしわが寄る。
「硫酸で火傷をしたあたしに、麻生は言った。…あんたは中身だけじゃなく、外見も醜い。あんたは生きてる意味がない…って。」
千春の瞳から
涙が流れた。
:08/01/29 04:57 :P904i :☆☆☆
#272 []
「ひでえ…。」
ひでえよ…なんだよ、その話。
千春が泣き止むまで、
俺は千春にかける言葉がなくただ黙っていた。
《ギィ…》
しばらくの沈黙を破り、
誰かが女子トイレを開ける音がした。
ドアに目を向ける。
「あれ?柏木くんとぉ…神谷くん?何してんの?」
目線の先にいたのは
:08/01/29 05:00 :P904i :☆☆☆
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