俺とコウの物語
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#274 [
]
「千春…?どしたん?」
俺の声もむなしく、千春はまるで美和子しか見えていないかのように美和子に向かって進んでいく。
コウは
親指の爪を噛みながら黙って千春の様子を見ているだけだった。
:08/01/29 05:05
:P904i
:☆☆☆
#275 [
]
「やだぁ…何この人ぉ」
美和子は近づいてくる千春を、まるで汚らわしいといった目で見る。
「あんただけは…」
千春には、もう美和子しか見えていないみたいだ。
血走った目で美和子を見ている。
:08/01/30 03:45
:P904i
:☆☆☆
#276 [
]
「コウ…これヤバイんちゃうか?コウ…?」
どうしたらいいのかわからない俺は助けを求めるようにコウを見た。
コウは苛ついたように親指の爪をガリガリ噛みながら二人の様子をじっと伺っている。
「コウ…、なぁ…」
「志乃くん少し、黙って見ていましょう。」
:08/01/30 03:48
:P904i
:☆☆☆
#277 [
]
コウの言葉の通り、
俺はハラハラしながら二人の様子を伺った。
千春が近付くたびに美和子は一歩ずつ後退りしていく。
ドアまでたどり着いた時、美和子が呆れたように鼻で笑った。
:08/01/30 03:50
:P904i
:☆☆☆
#278 [
]
「あんた、何でも願いを叶えるんじゃないの?あたしの願いはいつ叶えんのよ?つーか近寄るなっての!マジでその顔キモいんだけど?」
バカにしたように美和子は笑いながら言った。
本性がでた。
なかなかえぐいな。
「黙ってないで何とか言ったら?近寄んなって!気味悪い。」
:08/01/30 03:53
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:☆☆☆
#279 [
]
チラリとコウを見ると、
コウは満足そうに腕を組みながら口角を上げた。
「…美和子…」
俺は遠慮がちに美和子に声をかける。
どうしても気になったからだ。
「お前、何をお願いしたんや?」
:08/01/30 03:56
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:☆☆☆
#280 [
]
俺の質問に、美和子は一瞬困った表情をした。が、
俺の前でもうブリッコする必要もなくなったのか笑顔で言った。
そう、笑顔で
「柏木くん。あんたの彼女の幸子の顔を、見れないくらいにぐちゃぐちゃにしてって頼んだのよ。」
楽しそうに言った。
:08/01/30 03:59
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:☆☆☆
#281 [蓮
]
:08/01/30 10:57
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:WVABJsRM
#282 [
]
蓮ちゃん
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マジっすか
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めちゃめちゃ嬉しい
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ありがとう
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こんなにたくさん小説あるのにあたしの小説が一番なんて!!感動したのでちょっと更新します
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:08/01/31 05:15
:P904i
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#283 [
]
>>280「…なん…や…て?」
俺の拳に力が入るのがわかる。
俺のこめかみに
青筋が入るのがわかる。
「今…何つった…?」
俺の身体全身が怒りで震えるのがわかる。
:08/01/31 05:17
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