俺とコウの物語
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#373 []
絶対何かあるな。
俺はコウにばれないようコウの後をつけることにした。
「幸子、ごめんやけど姫菜についててくれるか?」
姫菜は朝食の間も顔色が悪く、とても大丈夫には見えなかった。
幸子は少し困った表情をしながらも、わかったと笑顔で言った。
「なんかあったら電話して。すぐ戻るから」
幸子に手をふり、俺はコウの後を追った。
:08/04/11 04:45 :P904i :☆☆☆
#374 [我輩は匿名である]
:08/04/12 13:23 :F704i :8kLwIDhk
#375 [我輩は匿名である]
がんばって!
:08/04/12 21:38 :PC :☆☆☆
#376 []
ありがとうございます!
書きます
:08/04/21 03:36 :P904i :☆☆☆
#377 []
>>37330分ほど歩き回ったころ、ようやくコウが立ち止まった。
コウの前にはキレイな一軒家。
玄関先に立ち、コウはふぅっとため息をついた。
横顔しか見えないその表情は、心理は読み取れないが困惑に似た表情だった。
:08/04/21 03:48 :P904i :☆☆☆
#378 []
コウの指先がインターホンに近づいてゆく。
俺は木陰から息を飲みながら眺めていた。
なぜだ?
冷や汗が流れる。
【ピンポーン】
インターホンが鳴る。
:08/04/21 03:50 :P904i :☆☆☆
#379 []
一分たっても家の主はでてこない。
2、3度インターホンを鳴らす。
ようやく、玄関の扉が開いた。
コウの知り合い…?
一体どんな奴だ?
ゆっくりと主の顔が現れた。
:08/04/21 03:52 :P904i :☆☆☆
#380 []
「久しぶりですね」
玄関から顔を出した相手に作り笑いをしながらコウが言った。
いや、作り笑いというよりもバカにしたような、
見下しているように見えるが。
「…何の用?」
相手はボソッと答えた。
:08/04/21 04:29 :P904i :☆☆☆
#381 []
相手は同じ年くらいの男。身長はコウと同じくらい、あるいはコウより少し高めの今風のチャラっとした外見だ。
こんな奴がコウの知り合い?
俺は謎につつまれた。
「…何の用だよ?あ?用もねーのにくんなよ」
黙っているコウにしびれを切らしたのか、男はイライラした口調で言った。
:08/04/21 04:32 :P904i :☆☆☆
#382 []
「イライラしないで下さいよ。僕の方があなたよりイライラしてるんですから」
口角を釣り上げ、コウが言った。
「はぁ?久しぶりに来て、何なんだよお前は?」
相手も負けじと言い放つ。
コウはさらに口角を上げた。
「あなたの仕業だと、もうわかっていますよ」
男の右腕には
真っ白なギブスがついていた。
:08/04/21 04:36 :P904i :☆☆☆
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