黒蝶・蜜乙女
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#125 [向日葵]
何回か深呼吸した後に、唇をキュッと結ぶ。
身をゆっくり乗り出してセツナの顔へ近づく。
『どうしてこんな恥ずかしいことこの人はやって退けるんだろう…。』
そして、唇が触れたと思った瞬間直ぐに離れた。
暑い!!顔が暑い!!!!
セツナは目を開けると嬉しそうに目を細めて笑った。
蜜「も、帰って…いいですか?」
セツナ「あぁ。いいぞ。」
――――!!今分かった…。この人、私からキスして欲しかっただけだ!!
:07/07/11 17:04
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#126 [向日葵]
蜜「セツナのバァァァッカァ!!!!」
走って階段を駆け降りていく。後ろで初めて会った時みたいにセツナが笑ってた気がする。
もぉやだ!!
あんな変態!!
でも知ってる。心の中では徐々にセツナにハマっていってる自分がいる事を。
そんな事を考える自分が更に恥ずかしくなった。
『ひぃぃぃっ!耳が暑いぃっ!!』
教室に着いて机にうつ伏せでいると清が心配してくれたけど、赤い顔をしてる自分を見られたくなくて「大丈夫」とだけ返事をした。
:07/07/11 17:10
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#127 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・
放課後。
小川君と私は教室にいた。
『セツナ帰ったよね…。前みたいな事してくれなきゃいいけど……。』
ってか2月は普通自由登校なのになんでこの学校はみんないるんだろ……。謎……。
小川「俺達の学校は3月からが自由登校らしいよ。」
蜜「……。もしかして、私口に出してた?」
小川「ウン。しかも俺達の学校だけ。大学合格しても勉強しろみたいなんがあるんだって。流石にテストはないらしいけど。」
何そのとって付けた様なめちゃくちゃな規則……。
:07/07/11 17:17
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#128 [向日葵]
ってかセツナはもうすぐ卒業じゃない。
大学とか行くのかな…。
蜜「なんか不敏だなうちの学校……。」
小川「まぁその分自由な面多いけどね!」
あーそうだなぁ。
休み時間お菓子とか食べてても怒られないし。
小川「あ。本山。ここ違う。これはこうしなきゃ。」
蜜「あ、ごめん。ありがとう。」
そういえばバレンタインって友チョコが有りだよね。
:07/07/11 17:22
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#129 [向日葵]
蜜「小川君は甘い物大丈夫ですか?」
小川「ん?大丈夫だけど?」
蜜「なら、バレンタインデーにチョコあげるね!」
ボキッ!!
小川君のシャーペンの芯が勢いよく折れた。
小川君は顔を何故か赤くしている。
小川「な!なんで!!」
蜜「なんで……って……。お友達だから。友チョコってやつですよ!」
小川君は一気に拍子抜けした顔をして「あ、そうだよね。」と顔を更に赤くした。
:07/07/11 17:26
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#130 [向日葵]
小川「か、勘違い…、した。」
蜜「は、はぁ……。」
そしてそれからはカリカリ真面目にアンケート結果を紙にまとめていった。
蜜「ふぅー!終わったぁ!!」
小川「送るよ。」
私の頭にフッとセツナがよぎる。
『帰ってるとは思うけど……。』
蜜「ううん。いいよ。寄るトコあるし。お疲れ様!バイバイ!」
小川「あ、あぁ。バイバイ……。」
:07/07/11 17:33
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#131 [向日葵]
夕闇が迫る校内をカツカツ音を立てながら進む。
馬鹿みたい。
セツナに会えるかもって思っただけで気持ちがはやってしまう。
ワクワクしてしまう。
いつも通り、屋上まで足を運ぶ。
戸の前で一旦立ち止まる。
いる訳……ないって……。
それでもいいかと思い、恐る恐る戸の開く。
カチャ キィィィィ
油切れの戸が、音を立てて開く。
:07/07/11 17:41
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#132 [向日葵]
寒い風が、隙間からサァと流れてくる。
蜜「さ、むー……い。」
そこには、夕暮れで妖しくも綺麗に照らされているセツナがいた。
柵にもたれて寝ている。
寒くないのかな……。
ゆっくりと近づく。
蜜「セツナ。起きて下さい…。」
セツナの体を揺さぶるけどセツナは起きない。
凍死したかしら……。
蜜「セツナ。セツナったら。」
:07/07/11 17:52
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#133 [向日葵]
――――

――――
一旦キリます

:07/07/11 17:53
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#134 [向日葵]
なんとなく顔を包みこんでみると
蜜「冷たっ。」
どれくらい此処にいたんだろう。
するとセツナの手が、顔を包んでいる私の手にゆっくり伸びてきた。
セツナ「……ん…。蜜……?」
蜜「蜜じゃありませんよ。こんな寒いところで何してるんですかっ。」
セツナ「お前の手……温かい。」
蜜「当たり前です。こんなトコにいたんですから。」
:07/07/11 18:48
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