黒蝶・蜜乙女
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#311 [向日葵]
セツナ「やはりこちらの方が嬉しいんだが……駄目か?」
蜜「イエスノーで聞かれるならばノーですけど。」
セツナ「そうかそれは残念だ。だが……俺の答えは分かっているな?」
そう言うと顔を傾けて唇を優しく押し付けた。
そして離す。
蜜「……。」
私は目をパチクリさせていた。
珍しい…。今日は軽いや。
その視線に気付いたセツナはニヤリと笑う。
:07/07/16 22:29 :SO903i :9Zw9K4o2
#312 [向日葵]
セツナ「足りなかった?」
蜜「さっさと学校行きましょう。」
セツナから離れてカバンを持ち、玄関へ向かう。
今日もいつもと同じ1日が始まる。
……そう思ってた。
・・・・・・・・・・・・・・
清「あ!蜜!!おっはよー!」
靴箱で清がいた。
蜜「おはよう。」
:07/07/16 22:38 :SO903i :9Zw9K4o2
#313 [向日葵]
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――――
今日はここまでにします
:07/07/16 22:39 :SO903i :9Zw9K4o2
#314 [向日葵]
清「今日の英語のリ……」
清が言葉を失ったのは訳がある。私が目の前から忽然と消えてしまったからだ。
一方その私が何処へ行ったかと言うと、セツナに引きずられていたのだった。
蜜「ちょ、セツナ!いきなりなんですか!!」
セツナ「会いたくないやつがいる。」
……。なんかげんなりしてる。一体何が……?
と思っていると後ろから声が。
「セ―――ツ―――ナァァァァァァ!!」
:07/07/17 16:25 :SO903i :/DfXwmKc
#315 [向日葵]
クリクリした髪の毛が目についた。淡いピンク色でとても良い香り。
セツナ「ルキ!お前何故ここにいる!」
『ルキ?』
その少女は私より少し背が高くて可愛いと綺麗を両方持ってる子だった。
ルキ「研修ですわ♪それならばセツナ様のお近くがいいと思ったんですの!」
ルキがセツナに抱きついた時、はたと私と目が合う。
ルキ「あら?貴方は?」
蜜「へ?あ、あの蜜です。本山蜜。」
:07/07/17 16:31 :SO903i :/DfXwmKc
#316 [向日葵]
ルキは上から下まで私をジロジロと観察する。
ルキ「貴方セツナのなんなんです?」
蜜「え、……。えーっと。」
セツナ「恋人だ。」
セツナがうっとおしそうにルキの腕を自分の首からはずしながら言った。
ルキ「こっ、こんな冴えない人がこい、こここ恋人ですって―――っ?!」
ごもっとも……。
セツナがルキの腕を掴んで睨む。
:07/07/17 16:35 :SO903i :/DfXwmKc
#317 [向日葵]
セツナ「オイ。口を慎め。いつお前に俺を侮辱する権限を与えた。」
蜜「いやあのセツナ。貴方は何も言われてませんよ……?」
セツナが横目で私を見る。
セツナ「俺が言われたも同然だ。」
そしてまたルキに目を移す。
セツナ「次は無いと思え。」
そしてルキの腕を離すと私の肩を抱いて教室まで行った。
:07/07/17 16:39 :SO903i :/DfXwmKc
#318 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・
蜜「セツナ。いくらなんでも女の子に暴力はいけませんよ!」
現在教室前。
教室まで送ってくれたセツナに私は告げた。
セツナ「ハァ…。今日はお前の説教ばかりだな。」
蜜「優しくするのを私だけじゃなく他の人にもして下さいと言ってるんです!」
まぁ優しいかどうかは分からないけど……。なんてったってS……。
セツナ「蜜が言うなら仕方ない。…努力する。」
:07/07/17 16:44 :SO903i :/DfXwmKc
#319 [向日葵]
私は微笑む。
蜜「お願いしますね。ではまたお昼に。」
と言って教室に入ろうとしたら
セツナ「蜜。忘れ物だぞ。」
忘れ物?なんか忘れたっけ。筆箱?教科書?
蜜「何ですか?」
腕を引かれたと同時に、セツナの唇が軽く唇に触れる。
蜜「――――っ!!!!」
セツナ「じゃあな。」
:07/07/17 16:53 :SO903i :/DfXwmKc
#320 [向日葵]
私は暫く口を押さえたままその場に立ち尽くした。
『だから!人間のマナーを学んでてあれだけ言って』
小川「おはよう!」
蜜「うわー!っとおはようございます!!」
いきなり声をかけられて思わず両手を万歳してしまった。
小川「ゴメン!そんなに驚くとは……。」
蜜「いやいや。こちが悪いだけで。」
会話しながら教室に入ると、先に着いていた清が話かけてきた。
:07/07/17 16:58 :SO903i :/DfXwmKc
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