黒蝶・蜜乙女
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#320 [向日葵]
私は暫く口を押さえたままその場に立ち尽くした。
『だから!人間のマナーを学んでてあれだけ言って』
小川「おはよう!」
蜜「うわー!っとおはようございます!!」
いきなり声をかけられて思わず両手を万歳してしまった。
小川「ゴメン!そんなに驚くとは……。」
蜜「いやいや。こちが悪いだけで。」
会話しながら教室に入ると、先に着いていた清が話かけてきた。
:07/07/17 16:58
:SO903i
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#321 [向日葵]
清「みーつ!朝からお熱いねー♪いってきますのキ・ス☆」
私は速攻で清の口を塞ぎに行った。
蜜「き〜よ〜…。教室のど真ん中でなぁにを口走ってるかぁ〜…。」
清「そりゃああれだけ素敵な人だったら何されてもいいわよね。」
蜜「黙れぇぇぇぇっ!!!!」
「え?本山さんってやっぱり?!」
「どっちから告ったの?!」
突然クラスの女子からの質問責め。
私は一気に囲まれた。
:07/07/17 17:02
:SO903i
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#322 [向日葵]
そんな中、ドア付近に立ち尽くしたままの小川はショックを受けていた。
蜜[微妙。]
確かに本山は前、そう答えた……。なのに…。
――――――……
ズバンッ!!
1時間目の休み時間。大きな音を立てて入ってきたのはセツナだった。
蜜「…セツナ?!どうしたんです?」
セツナ「蜜。帰るぞ。」
蜜「はい?!何言って!」
手を引っ張られてドア付近まで連れて行かれると
:07/07/17 17:16
:SO903i
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#323 [向日葵]
ルキ「セッツナ――――!!!!」
前からルキが飛んできてセツナに飛び付く。
セツナは均衡を崩して倒れ、私は反動で飛ばされた。
セツナ「ルキ!いい加減追いかけてくるのを止めないか!!」
セツナが身を起こしながらルキに叱咤する。
蜜「あいっ…たたた……。」
小川「大丈夫?」
ふっ飛ばされた私に、小川君が優しく手を差しのべてくれた。
:07/07/17 17:21
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#324 [向日葵]
小川「足すりむいてるけど…平気?」
見ればほんのちょっとだけ傷になっていた。
蜜「大丈夫!ありがとう!」
なんだかのほほんとした空気が流れた。
それが気にいらなかったのか、セツナが後ろから私を抱き締める。
セツナ「俺のに気安く触るな。蜜、帰るぞ。」
蜜「い、嫌ですってば!!私は授業を受けます!」
ルキ「セツナ!私とお話をしましょう♪」
:07/07/17 17:26
:SO903i
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#325 [向日葵]
もー!皆ゴチャゴチャ自分の事ばっかりぃ!!
いい加減にしてよぉっ!!!!
その時、私とセツナを繋ぐ手がやんわりと離された。
そしてわたしの目の前に小川君が立つ。
小川「嫌がってるじゃないですか。止めてあげてください。」
蜜「小川君……。」
セツナは不機嫌丸出しになって小川君を睨みつける。
セツナ「関係ないだろ。邪魔するな。」
蜜「小川君、私ならいいから……。」
:07/07/17 17:29
:SO903i
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#326 [向日葵]
それでも2人は睨み合ったまま。一歩も動こうとはしない。
するとセツナの目が私を捕えた。
セツナ「蜜。俺は帰る。帰ったら覚悟しとけ。」
そう言うとバシン!!と音を立てて出て行ってしまった。
蜜「あ……。」
小川「ゴメン。俺…余計な事……。」
蜜「ううん。そんな事ない!ありがとう。」
小川君は弱々しく微笑むと自分の席へ戻って行った。
:07/07/17 17:33
:SO903i
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#327 [向日葵]
その場に立ち尽くしてドアを見つめる。
『まったく…自分勝手なんだから……。』
ルキ「貴方……ホントにセツナ様の恋人ですの?」
蜜「はい……まぁ。」
ルキ「はいまぁですって……?そんなどうでもいいみたいな言い方なさるなんて……。どうかしてるわ!」
ルキが私に詰め寄る。美人の怒った顔は迫力があるから困る。
私はたじたじになった。
ルキ「あの方が恋人ですのよ!それを“はいまぁ”で済ますなんて、好きではないんですよ!!」
:07/07/17 17:38
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#328 [向日葵]
ルキは教室を出てどこかへ走って行った。
とんでもない人がやって来たものだ……。
―――――……
お昼は1人だった。だってセツナは帰ってしまったんだもの。
いつも隣にいるハズの影が今日は無くて少し切なかった。
ルキ[好きじゃないんですよ!]
『そんな事ないのになぁ……。』
そうだったらこんなにドキドキもしないし、寂しくご飯を食べてる訳もない。
:07/07/17 17:43
:SO903i
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#329 [向日葵]
どうも私はそーゆー感情を表に出すのが苦手だ。
言われ慣れてる訳でもないし、言い慣れてもない。
胸を張って恋人だと言える訳もない。
だって私はルキが言った通り冴えていない。平凡な人生を暮らしていたし、別に容姿のことだって気にはならない。
ここに来て、これだけ気にするとは……。
蜜「可愛かったり…綺麗だったら、胸張って…セツナの恋人って言えるかなぁ……。」
それでもセツナは、こんな私を可愛いと言ってくれた。
誰が何と言おうと、セツナが可愛いと思ってくれるなら……別にいいのかもしれない。
:07/07/17 17:49
:SO903i
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