黒蝶・蜜乙女
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#425 [向日葵]
チャプター9:例のアイツ




蜜「え……今なんて……。」

セツナと無事仲直りして早4日。
只今昼休み中。

セツナ「だから、俺はお前と同じ、来年2年になるんだ。喜べ。」

蜜「とうとう頭おかしくなりましたか……?」

セツナはもうすぐ卒業を向かえる。その事について話している所なのだ。

⏰:07/07/23 16:47 📱:SO903i 🆔:olJX1AdA


#426 [向日葵]
蜜「貴方が3年生だと言うことくらい先生方やファンの皆さん、私だって知ってるんですよ?!」

するとセツナはニヤッと笑った。

セツナ「心配しなくても、この俺がそんな事を考えてないとでも思ったか?」

蜜「あー…。微妙に思いました……。」

セツナはクククと笑う。

セツナ「正直で何よりだ。」

キーンコーンカーンコーン……

蜜「あ、予鈴。帰りましょうか。」

⏰:07/07/23 16:54 📱:SO903i 🆔:olJX1AdA


#427 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・

いつものことながら、セツナは教室まで送ってくれた。

蜜「では、また帰りに。」

と振り向くと、セツナは私の頬を指先で触れる。
スッと撫でられると思わず体がピクッとしてしまった。
そんな私をセツナは見逃さず、フッと穏やかな目をして笑った。

そしておでこに唇を当てる。

セツナ「…後でな……。」

そう言ってセツナは自分の教室まで歩いて行った。

⏰:07/07/23 16:58 📱:SO903i 🆔:olJX1AdA


#428 [向日葵]
なんだか……仲直りしてから、私達の空気が少し変わった気がする。

もっとこう……ピンクのオーラが濃くなったんだけど淡いピンク…みたいな。
……よくわからん。(オイ)

その時だった。

――ギン!

――――ゾクゾク!!

蜜「な…何?」

誰かに、睨まれた?
ううん。違う。あの悪寒はまるで…………


獲物を狙う気配……。

⏰:07/07/23 17:02 📱:SO903i 🆔:olJX1AdA


#429 [向日葵]
清「蜜?いつまでつっ立ってるの?授業始まるよ。」

清に呼ばれて私は我に帰った。

蜜「え?…あ、うん……。」

教室に入る時、また後ろを見て“何か”を確かめてから席へ着いた。

ガラガラガラ

先生「ハイ、Goodevening.Everyone.」

クラス「Goodevening.Teacher.」

挨拶がすんで着席する。

先生「えー。今日は、新しい先生がやって来ました。」

教室が一気にざわつく。
それもそうだ。

『この時期に新しい先生……?』

しかしざわつく中、先生が紹介した新任の先生が入ってくると、ざわめきが悲鳴に変わった。

⏰:07/07/23 17:10 📱:SO903i 🆔:olJX1AdA


#430 [向日葵]
いや、悲鳴じゃなく歓喜の叫び?

クラス(女子)「キャァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

入って来た先生はセツナに負けないくらい端正な顔つきだった。

少し長めのストレートな髪は栗色。目は驚く事に緑だ。

先生「新任の、ターヤ・メイラ先生だ。」

ターヤ「ターヤです。どうぞよろしく。」

儚げな、それでいて綺麗な声は一発でクラス(私と清以外の女子)を虜にした。

⏰:07/07/23 17:14 📱:SO903i 🆔:olJX1AdA


#431 [向日葵]
『おぉう!!イリュージョン!』

女子全員の目にハートが埋め込まれた。

すると

―――――ゾクゾク!

『……っ。この…感じ……。』

ふと視線に気付いた私は、その元を辿った。
行き着いた先は……

『え…………っっ。』

無機質な目をしながら、微笑んで、ターヤ先生が私を見ていた。

私が見ているのに気付くと、にっこり笑って視線をクラスへと戻した。

⏰:07/07/23 17:25 📱:SO903i 🆔:olJX1AdA


#432 [向日葵]
『え…え…。まさか……ねぇ…。あんなの、偶然…。だよね?』

その後もなんなく授業はやられていった。
先生は二度と私に視線を向けなかった。

やっぱり、気のせいだよね!

・・・・・・・・・・・・・

今日も1日が終了。やっと帰れるー。

「本山さん。」

……この声は…。

振り向けば…やっぱり……。

蜜「何ですか…?ターヤ先生。」

⏰:07/07/23 17:31 📱:SO903i 🆔:olJX1AdA


#433 [向日葵]
ターヤ先生はにこにこしながら私に近寄って来る。

ターヤ「頭に何か着いてるよ。取ってあげる。」

……はい?

先生はスッと頭に手をやると私からゴミを取った。

ターヤ「はい。もういいよ。じゃあ気を付けて帰りなさい。」

蜜「は、はぁ……。」

警戒していた自分が馬鹿みたい……。なんだか相手はホヤホヤした空気を漂わせて帰って行った。

セツナ「蜜。」

蜜「あ、セツナ。」

⏰:07/07/23 17:35 📱:SO903i 🆔:olJX1AdA


#434 [向日葵]
セツナは私の元に来てからもう小さくなったターヤ先生の後ろ姿を見た。

セツナ「……アイツは?」

蜜「新しい英語の先生です。確か、タ……タ……タイヤだっけ。」

さっきまで出てきた名前をど忘れしてしまった。

セツナ「……。そうか。蜜。さっさと帰るぞ。」

蜜「え?ハイ……。」

いつも飛んで帰る為、私達は屋上へ向かった。

フワッ

セツナ「ん?蜜、何か着いてるぞ。」

蜜「え?また?」

⏰:07/07/23 17:41 📱:SO903i 🆔:olJX1AdA


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