黒蝶・蜜乙女
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#660 [向日葵]
そんなのどってことない。
だってセツナは助けに来てくれた。
それが何より嬉しくて……。

蜜「セツナ…。会いたかった……。」

名前を口にしたら更に涙が流れていった。

セツナは私の顔を両手で包んで涙を拭う様に瞼に唇を当てる。

あ……セツナの唇だ…。

私もセツナを確かめる様にセツナの顔を手で触れた。
セツナの頬、目、鼻、唇……。全てを指先でなぞった。

⏰:07/07/30 00:55 📱:SO903i 🆔:bYIMQhCc


#661 [向日葵]
いる…。
セツナが……。

それが嬉しくて、私は笑顔になる。

蜜「セツナだ……。」

一筋涙が流れたら、セツナの顔がちゃんと見れた。

セツナも笑っている。私の大好きなあの優しい目をして。

セツナ「あぁ。ここいる。いつだって絶対…側に……。」

私達は嬉しくて、何故かそれがくすぐったくて、オデコをくっつけて笑い合った。

⏰:07/07/30 00:59 📱:SO903i 🆔:bYIMQhCc


#662 [向日葵]
セツナが前に言ってた言葉。

[一秒たりともお前と離れるのは嫌だ。]

初めはそんな大袈裟なって思ってた。
離れてみて初めて分かる。セツナの言葉の意味。

私達は笑い合った後、またキツク抱き締め合った。

まるでさっきまで一緒にいれなかった分を取り戻すかの様に……。

私達の絆を確かめる方法……。こんな簡単に出来るんだ……。

⏰:07/07/30 01:05 📱:SO903i 🆔:bYIMQhCc


#663 [向日葵]
チャプター13:久々の平和





光が顔に当たる。
朝だ……。起きて学校行かなきゃ…。

意識を現実に近付けると枕なのに固く、それでいて温かい物が頭の下にあることに気付く。

『何…?コレ……。』

目をゆっくり開けると

蜜「っ?!」

セツナ「起きたか?」

⏰:07/07/30 01:09 📱:SO903i 🆔:bYIMQhCc


#664 [向日葵]
目の前には胸元まで開けられた白いシャツと肌。
更に上を少し向くとセツナの顔がドアップ。

蜜「セツナ……。あれ?学校……。」

セツナが眉を寄せる。

セツナ「何を言ってる。お前昨日までのこと覚えとらんのか。」

……昨日…。

――――ハァッ!!

とっさにセツナを見つめて顔に触れる。
セツナはその手を握って優しい微笑みを返してくれた。

⏰:07/07/30 01:12 📱:SO903i 🆔:bYIMQhCc


#665 [向日葵]
セツナ「大丈夫……。」

そうだ昨日は……。セツナが助けに来てくれて……。

セツナ「寝不足か知らんがよく寝ていたな。もう昼前だ。」

蜜「昼?!あーどうしよ!!学校!いやその前に助けてくれた皆さんにご挨拶っ?!いや違うえっと……!!」

ベッドの上をゴロゴロ転がってるとセツナは大笑いした。

セツナ「流石蜜だ!そーゆー事言うと思ったよ。」

あ、今気付いた。
頭の下の物はセツナの腕だ。

⏰:07/07/30 01:17 📱:SO903i 🆔:bYIMQhCc


#666 [向日葵]
その腕が私の頭を引き寄せてギュッと優しく抱き締める。

セツナ「そんな事よりまだこのままでいいだろ?」

と言いながら頭に唇を押しつける。

あぁ…。いつもの日常だ……。
ぼんやりと考えながら私はセツナの体温に身を寄せた。

肌が間近くにあるのは心臓に悪いけど……。

セツナの唇がゆっくりと下へ降りてくる。
オデコ、瞼、頬。
……そして…

⏰:07/07/30 01:22 📱:SO903i 🆔:bYIMQhCc


#667 [向日葵]
唇に来る前に腕枕を外し、フカフカの枕に私の頭を沈めた。

そして軽く覆い被さって、両腕は私の顔の横に置いた。

心臓が苦しいくらいに脈打つ。久しぶりだから?
そういえば昨日はしてない……。

いやおかしいおかしい。
それはただの欲求不満だよ。

と心の中でツッコミをいれながら、セツナに言った。

蜜「ちょーっと心の準備をさせて下さいー?」

⏰:07/07/30 01:26 📱:SO903i 🆔:bYIMQhCc


#668 [向日葵]
セツナは色気のある顔で微笑むとどうぞと言った。

私は何度か深呼吸をした。

……。準備はまぁ…出来たけど、どうやってセツナに言えばいいかしら……。

オッケィ!!って言うのもおかしいし……。どんだけ元気だよ。

するとセツナが片方の手で優しく頬に触れる。
それだけで甘い雰囲気にスイッチが押された。

セツナ「準備はいいか……?」

蜜「…。」

⏰:07/07/30 01:30 📱:SO903i 🆔:bYIMQhCc


#669 [向日葵]
セツナは少し顔を近付けてもう一度聞く。

セツナ「いい…?」

出た!魅惑の声。
聞いてるだけで溶けそうだ…。

「いい」と言葉にするのが恥ずかしくて私は小さく頷いた。

セツナの顔が、より一層色気を増す。

セツナ「喋るなよ。」

っとイタズラっぽく言うと静かに唇を重ねてきた。

『頭……ぼーっとする……。』

⏰:07/07/30 01:33 📱:SO903i 🆔:bYIMQhCc


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