黒蝶・蜜乙女
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#41 [向日葵]
セツナ「気分はどう?」

蜜「驚き。」

セツナ「もっとスピード出せるんだぜ!」

蜜「今のままで結構です!!」

でもすごい……人が、車があんなに小さい。
飛行機とかに乗って見るビジョンとはまた違う。

蜜「すごいなぁ……。」

感動して顔をほころばせると、セツナの私を掴んでない方の手が私の顔に触れて上を向かせた。

セツナ「やっと笑ったな。」

その顔に深くにもドキッとしてしまった。
そんな温かな目見せた事ないんだもん。

⏰:07/07/08 11:20 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#42 [向日葵]
蜜「に、人間ですもの。そりゃ笑いますよ。」

セツナ「俺といる時は不機嫌な顔しかしてないから。」

蜜「それは貴方の食事のせいです!!初めてだったのに……。」

セツナが微かに震えてる。それを上目使いでキッと睨む。

蜜「笑い事じゃないんですけど……。」

するとセツナは頭をくしゃくしゃと撫でてきた。
まだ笑っている。

セツナ「クク…いや、非常に可愛らしいと思ってな……ククク…。」

⏰:07/07/08 11:25 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#43 [向日葵]
「なら」とセツナは続けて私の顎をクイッとさせた。

セツナ「愛のくちづけなら満足して頂けたか?」

蜜「顔面パンチいってもいいですか?」

セツナ「してみればいい。そんなのはよける。」

セツナは私に顔を近付ける。「愛のくちづけ」を実践するつもりだ。

蜜「そんなのいーですから空中散歩しますよ!!」

私はセツナの顔をぐいーっと引き離した。
セツナはまだ笑っている。

⏰:07/07/08 11:28 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#44 [向日葵]
*************

ちょっと休憩させてください(◎・ω・◎)

⏰:07/07/08 11:29 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#45 [ちあき]
あげ(^ω^)

⏰:07/07/08 17:35 📱:P902iS 🆔:arn3olvg


#46 [向日葵]
ちあきさん
ありがとうございます

⏰:07/07/08 18:52 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#47 [向日葵]
少しですが更新しますね(◎・ω・◎)

――――――

セツナは徐々に地上に降りて行った。

蜜「どうしたんですか?」

トスッ

そこは公園。
昼間なので人はいない。

蜜「ここ……。」

セツナ「思い出した?」

ここは、小さい頃来た。
そして、セツナを助けたところ……。

⏰:07/07/08 19:03 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#48 [向日葵]
セツナ「あの時、お前が助けてくれなければ……。」

セツナは自分が捕まっていた木の枝の一角を見つめた。

セツナ「俺はここにいなかったし。蜜にも会えなかった。」

そして私に向き直り、深く礼をした。

セツナ「ありがとう。」

私は目を見張った。
この人は、ちゃんと「ありがとう」が言える人なんだ。ただの俺様じゃない……。

蜜「いいえ。どういたしまして……。」

⏰:07/07/08 19:12 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#49 [向日葵]
なんだかこの人が段々分かってきた気が……するようなしないような……。

まぁ、いっか。

するとセツナがまた私の腰に手を回してきた。

セツナ「お前に教えたい場所がある。」

蜜「教えたい…場所?」

セツナ「とても綺麗なんだ。」

また足元がフワッと浮く。
さっきよりも高く上昇した。でま不思議と不安はもうなかった。

私はジッと私を運んでくれる。
この人が……私の運命の相手……。

⏰:07/07/08 19:37 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#50 [向日葵]
実感がわかん。

フワフワとセツナは山に入って行く。

蜜「山?」

セツナ「あぁ。俺が一番落ち着く場所。」

器用に木を分けて飛んでいく。
そして着いた。

セツナ「ここだ。」

セツナは太い枝に私を降ろしてくれた。

蜜「お、折れない?」

セツナ「心配なら俺にくっついてるといい。」

⏰:07/07/08 19:49 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


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