黒蝶・蜜乙女
最新 最初 🆕
#725 [向日葵]
でもセツナは離れてはくれない。
それどころかもう片方の腕できつく抱き締めてくる。

セツナ「そんな事しなくてもお前はいつだって芳しい。」

……。

蜜「なんか微妙。それって貴方の食欲面についてですよね?」

セツナはクスッと笑うと唇をオデコに押し当てる。

あ、かわされた。
分かった分かった。話を変えればいいんでしょ?

蜜「ここの皆さんはいい人ばっかりですね。ラフィーユにオウマ君、シオイさん……。」

そこで口を閉じた。

⏰:07/08/02 02:30 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#726 [向日葵]
セツナ「?…蜜?」

そういえば…ルキはどうしたんだろう。
確か助けてくれた時にはいたと思う。

だけどそれからは全然見ない。
それはおかしい。

蜜「セツナ…。ルキは…?」

セツナの腕がピクリと反応する。
セツナは私の目を捕らえる。

セツナ「罰として……監禁されてる。」

蜜「監禁?!」

セツナ「罰は元々受けなければならなかった。蜘蛛族と手を組み、あんな事をしたのだから。」

⏰:07/08/02 02:36 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#727 [向日葵]
蜜「でも……っ罰は与えにくいって前……。」

セツナの目が、厳しさを増す。

セツナ「それは蜘蛛族の場合だ。ルキは身内。ならば罰は執行される。」

蜜「監禁されたら蜜を吸えなくなるんじゃ……。」

セツナは小さく頷いた。
つまりそれって……餓死させる気……?

蜜「死なせるなんて…っそんなの駄目!お願い!助けてあげて!!」

私はセツナの胸元のシャツをギュッと握って必死に頼んだ。

⏰:07/08/02 02:40 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#728 [向日葵]
セツナ「あんな目にあったのに何を言ってる。」

蜜「でも……っ。」

セツナ「もう嫌なんだ。自分のふがいなさのせいでお前が泣く姿を見るのは……。」

セツナの顔が悲しみで歪む。
セツナは抱き締めていた手を私の顔に触れる。

蜜「セツナ…。」

私はその上から手を乗せた。

蜜「でもね?セツナ…。私だけ生きて、顔見知りの相手が死ぬのなんて嫌だ。」

セツナ「当然の報いだろ。」

⏰:07/08/02 02:45 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#729 [向日葵]
蜜「私ずっと考えてた……。歪みあうんじゃなくて、なんで仲直りをしないのかって。」

セツナは不思議そうに眉を寄せる。
私は続ける。

蜜「ターヤさんとの事だって話合えば済みそうだし、お互い分かり合う努力も必要だと思うんです。どうです?」

セツナ「あのなぁ蜜よ。それが出来てたらしてるさ。」

蜜「と言うことはしてないんでしょ?」

セツナはため息を吐いた。吐息が髪の毛を撫でる。

⏰:07/08/02 02:51 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#730 [向日葵]
――――――――

今日はここまでにします

⏰:07/08/02 02:52 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#731 [向日葵]
セツナ「お前はどこまで平和主義なんだ。」

蜜「……だって。」

私はセツナに背中を向けた。
広いベッドの真ん中。

寄り添って寝なくても広々と使えばいいのに。とか思うけど、背後から感じられる体温の主には敵いっこないわけで……。

私ってこんな甘い雰囲気醸しだすキャラだっけかぁ〜……?

そっぽを向いた私をセツナは後ろから抱き締める。
優しく力強い腕……。

セツナ「じゃあ明日…父上に会ってみるか?」

……え?

⏰:07/08/02 23:31 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#732 [向日葵]
セツナは腕の中で私が固まるのが分かったのか、少し被さって私の顔を覗く。

セツナ「何か支障があるか?」

蜜「や、そーゆーんじゃなうてですね……。」

気分はなんかこー……彼氏の親に結婚のご挨拶ー!……みたいな感じで…。

と考えながら広いベッドの端を目指してゴロゴロ転がっていく。

セツナ「おーい。どこ行く。」

そういえば……そういえばだよ!!
私助けてもらったのにご挨拶しなくて「なんて恩知らず」だなんて思われてたらどーしよー!!

⏰:07/08/02 23:38 📱:SO903i 🆔:fFIj0jDE


#733 [ラナ]
>>680-700

⏰:07/08/02 23:40 📱:P901i 🆔:Bbdarc8c


#734 [ラナ]
>>680-750

⏰:07/08/02 23:41 📱:P901i 🆔:Bbdarc8c


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194