黒蝶・蜜乙女
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#850 [向日葵]
私はセツナもラフィーユもオウマ君もいるから浮足立つことはとりあえずなく、ラフィーユ達の姿を探した。
オウマ「あ!蜜!セツナ!こっちこっち!」
一際鮮やかな髪の色をしたオウマ君がラフィーユと一緒にいて私達を呼んだ。
『校則違反……。いや地毛だからクリア?』
ふとそんな事がよぎる。
ラフィーユ「オウマ、静かに。」
びっくりするくらい制服が似合うラフィーユは頬杖を付いて私達が来るのを見ていた。
:07/08/08 23:34
:SO903i
:c1dzgYxk
#851 [向日葵]
クラスの視線は私達に集まる。
特にこの目立つ3人……。
もちろん私にもくる。
「なんでこんな子が混ざってるの?」みたいな女子からのチクチクした視線……。
あーハイハイすいませんねぇ。どうせ地味子ですよ。
「あ、本山?」
振り向くとそこには見慣れた人物が。
蜜「あ、小川君!久しぶりぃ。」
爽やか青年小川君。
:07/08/08 23:40
:SO903i
:c1dzgYxk
#852 [向日葵]
小川君はにこにこ笑いながら私に近づいてきた。
小川「また同じクラスだね。西堂が違うクラスなのは残念だったけど……。」
そうなのだ。清とはクラスは別々になってしまった。その事にさっきまで嘆いて中々クラスへ行こうとしなかったのだ。
蜜「清ならまた友達が出来るよ。それよりまた委員会入る?」
小川「うん。前と一緒。本山は?」
蜜「私もそのつもり。」
二人してにこにこ笑いながら和やかムードを醸し出してると……やって参りました。独占大王。
:07/08/08 23:47
:SO903i
:c1dzgYxk
#853 [向日葵]
頭をガシッと掴まれたと思うとグーッと自分の元に寄せてセツナは小川君を一睨み。
セツナ「人の女に勝手に話かけるな。」
いやアンタそれは無理な話って言うか許そうよそれくらい。
小川君はなんだかムッとした顔をするとセツナに言い返してきた。
小川「いいだろ。誰と話そうが本山の勝手じゃないか。」
二人の間に火花がバチバチー…バチバチー…と交差する。
:07/08/08 23:53
:SO903i
:c1dzgYxk
#854 [向日葵]
オウマ「花火?」
蜜「んーちょっと違う…。」
その時だった。
ギュンッ!
バリィィ……ン……
パラパラパラ……
どこからともなく植木鉢が飛んで来て、私の顔の横を勢いよく過ぎて黒板に激突……。
蜜「……はい?」
床に散らばる無惨な姿の植木鉢を振り返り固まる。
セツナ「蜜!平気か?」
クラスがざわつく。
:07/08/09 00:00
:SO903i
:Cy.Wcito
#855 [向日葵]
一つは植木鉢が急に飛んで来たから。
二つ目は…………
植木鉢なんて教室にはなかったから……。
・・・・・・・・・・・・・・・・
蜜「なんか……初日から大変な事になっちゃいましたね。」
帰り道を歩きながらさっきまでの出来事を話す。
3人共飛べるけど、久々に歩いて帰りたいと言ったら応じてくれた。
:07/08/09 00:08
:SO903i
:Cy.Wcito
#856 [向日葵]
ラフィーユ「怪奇……。」
蜜「カイキ…?」
ラフィーユ「怪奇現象。似てる。」
まっさかぁ?!ウチの学校はまだ40周年も経ってない結構新しい学校なのに!
蜜「ないないない!あり得ないよ。」
オウマ「じゃあ呪い?」
笑いながら言うオウマ君にシャレにならんと思った。例えばセツナが好きだった女の子からとか、オウマ君に一目惚れした女の子だとか……。
:07/08/09 00:15
:SO903i
:Cy.Wcito
#857 [向日葵]
わぁい私知らない内にすっごいケンカ売ってんじゃん☆
そりゃ呪われちゃうよ丑三つ時とかに!
セツナ「とにかくだ。明日からまた気を付けなきゃいけないって事だ。」
なんか近頃気を付けなきゃならないことばっかりでいい加減うんざりしてきたなぁ……。
蜜「あ。」
ラフィーユ「なんだ?」
蜜「ううん…。ちょっとね。」
学校始まったって事は……ルキもこっちに来てるかもしれない。
:07/08/09 00:20
:SO903i
:Cy.Wcito
#858 [向日葵]
怪奇現象……ねぇ……。
――――次の日――――
通常で授業が行われる。ちなみに今は3時間目。
昨日の植木鉢騒ぎはとりあえずおさまったみたい。
オウマ君はしょっぱなから机につっ伏して寝てたし、セツナはずっとつまんなそうに窓の外を見つめている。
唯一真面目に受けていたのはラフィーユだった。
特に英語は凄い。
音読を当てられた時のあの滑らかな読み方はクラス中が感嘆の声を上げた。
:07/08/09 00:26
:SO903i
:Cy.Wcito
#859 [向日葵]
当の私は可もなく不可もなく授業を受けた。
ぼんやり聞いてはノートをとりの繰り返し。
ヒュンッ
何かが私の耳元を通り過ぎる。
『虫?』
しばらく耳をすましてみてもそれらしい音は聞こえてこなかった。
『気のせいか。』
そう思うには早かった。
何故ならクラスのあちこちで聞こえてたらしい。
「ねぇ、なんかいない?」
「いるいる。虫かなぁ?」
:07/08/09 00:32
:SO903i
:Cy.Wcito
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