「好き」と言いたい。
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#91 [あんみつ]
 
振られても諦めずに、2度目の告白をしたあの子。
私は、羨ましかったのかもしれない。
失う事を恐れずに、進んで行けるあの子の強さ。

『好き』
私がずっと、健二に言いたかった言葉。
私も健二に「好き」と言いたい。
言いたい、言いたい。
けど・・・言いたくない。
矛盾してるよ、私。
 

⏰:07/07/22 15:41 📱:N901iC 🆔:tTi4V9HA


#92 [あんみつ]
 
溢れてくる涙が、もうこの気持ちをごまかす事はできないんだと、私に教えた。
同時に、私の中で、けんじがただの幼なじみに戻る事は、もうないと気付かされた。
(・・・もう戻れない。・・・戻れないんだ)
そう思うとまた涙が溢れた。
 

⏰:07/07/22 15:44 📱:N901iC 🆔:tTi4V9HA


#93 [あんみつ]
――――――――

どのくらい泣いていたのだろう。
そっと目を開けると、沈みかけの夕日が見えた。
「・・・落ち着いた??」
洋平君が聞いた。
「・・・うん。・・・ありがとう」
洋平君は、ずっと側で頭を撫でてくれていた。
大きくて無骨そうな手は、意外なほど優しくて、暖かだった。
 

⏰:07/07/22 15:46 📱:N901iC 🆔:tTi4V9HA


#94 [あんみつ]
 
帰り道、洋平君は私を送ってくれた。
私の家まで、徒歩10分。
アスファルトに、並んで歩く2つの影がのびる。

「・・・あのっ、もうこの辺でいいよ」
私は、家が見えてくる前に言った。
何となく、健二に見られたくなかった。
私の腫れた目も、洋平君の姿も。
それと、洋平君に、私の健二への気持ちを気付かれていた事が恥ずかしかった。
 

⏰:07/07/22 15:49 📱:N901iC 🆔:tTi4V9HA


#95 [あんみつ]
 
「・・・そう??」
「うん。・・・今日は、本当にありがとう」
私は、笑顔を作って言った。
「うん・・・」
洋平君は、自転車カゴにのせてくれていた私のかばんを取る。
私はそれを受け取ろうとした。
けど、洋平君はそれを離そうとしない。
私達は、かばんの取っ手を1本ずつ持つ形になった。

⏰:07/07/22 15:51 📱:N901iC 🆔:tTi4V9HA


#96 [あんみつ]
「・・・洋平君??」
洋平君は地面を見つめていた。
「・・・もう、健二のために泣くなよ」
下を向いたまま一息ついて、洋平君は言った。
「・・・え??」
(何・・・)
「ねこちゃんに泣いてほしくないんだ」
そう言うと、洋平君は私の方を向いた。

⏰:07/07/22 15:53 📱:N901iC 🆔:tTi4V9HA


#97 [あんみつ]
洋平君の顔は、夕日のせいか赤く染まっている。
洋平君の目があまりにも真剣で、私は何も言えなくなった。
「・・・好きなんだ」
私の目をじっと見て、洋平君が言った。
「俺は、ねこちゃんの事が好きだ」
私の手から、かばんの取っ手がするりと落ちた。
 

⏰:07/07/22 15:54 📱:N901iC 🆔:tTi4V9HA


#98 [あんみつ]
早ぃですが、今日は以上にします
よかったら読んでみて下さぃ

⏰:07/07/22 15:58 📱:N901iC 🆔:tTi4V9HA


#99 [あや]
あやは前と同じあやだよ
ここの小説見るのが、あやの習慣になってて
そのくらい大好き
これからも頑張ってね

⏰:07/07/22 23:32 📱:SH903i 🆔:zfT/zPc6


#100 [我輩は匿名である]
>>1-100がんはぁ

⏰:07/07/22 23:36 📱:N701i 🆔:EupP4lUs


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