「好き」と言いたい。
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#101 [あんみつ]
あやさん
同じあやさんでしたかぃつもありがとぅ
習慣とか本当嬉しぃ
これからもょろしくね

匿名さん
アンカー(?)ぁりがとうござぃます
頑張りますね

⏰:07/07/23 07:36 📱:N901iC 🆔:CkR90zko


#102 [あんみつ]
05、亀裂

この頃の私は、自分の事で精一杯で、変わってゆく周りの人達の様子に、気付く事ができなかった。
そんな私だから、自分の事でさえ、よく分かっていなかったんだと思う。
それでも、自分の涙によって、私は嫌でも自分の気持ちと正面から向き合わなきゃいけなくなった。
けど、それさえも恐れた私は、同じ事ばかり考える無限ループから、抜け出そうと必死だった。
 

⏰:07/07/28 16:31 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#103 [あんみつ]
――――――――

「俺は、ねこちゃんの事が好きだ」

洋平君は、真剣な瞳で私を見つめる。
顔が熱い。
背中が汗ばむ。
いくら私でも分かる。
洋平君は、本当に私の事・・・。
 

⏰:07/07/28 16:33 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#104 [あんみつ]
 
「あっあの・・・けど私は」
「健二の事!!・・・まだ、好きでもいいよ」
私の言葉は、洋平君に遮られた。
「・・・俺が、言いたかっただけだから。・・・ほっとけなかっただけだから」
洋平君は、私の手にかばんを持たせた。
「今すぐ付き合ってって言ってる訳じゃないから。・・・心に余裕ができたら、俺の事ちゃんと考えてみて欲しい。返事はそれからでいいから」
そう言って、洋平君は自転車をUターンさせる。

⏰:07/07/28 16:38 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#105 [あんみつ]
「・・・じゃ」
自転車を漕ぎ始めた。
「・・・洋平君!!」
私は何故か呼び止めていた。
ただ、何か言わなきゃと思って。
洋平君は、止まって私を見る。
「・・・ありがとう」
ぎりぎり洋平君に聞こえるぐらいの、小さい声で私は言った。
「・・・またな!!」
洋平君は笑顔で言って、再び自転車を漕ぎ始めた。
私はしばらく、その後ろ姿を見ていた。
 

⏰:07/07/28 16:40 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#106 [あんみつ]
 
素直に嬉しかった。
告白なんてされたのは生まれて初めてで、自分の事を見てくれる人がちゃんといるって、実感できたみたいで、嬉しかった。

『俺は、ねこちゃんの事が好きだ』

『・・・好きなんです』

不覚にも私は、洋平君とあの子の姿を重ねてしまった。

⏰:07/07/28 16:49 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#107 [あんみつ]
(・・・健二、何て答えたんだろ・・・付き合っちゃうのかな・・・)
私はベットに転がって天井を見た。
目から涙がつたい、布団に吸い込まれる。

『・・・もう、健二のために泣くなよ』

泣きながらも、洋平君の想いに少し救われてる自分がいるのを、私は否定できなかった。
 

⏰:07/07/28 16:51 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#108 [あんみつ]
――――――――

次の日は雨だった。
静かに降り注ぐ雨の音が、町を埋め尽くす。
私は健二を待たずに、重い足で学校に向かう。
真実を知るのが怖かった。
私が変わっても、健二は変わらないって、信じていたかった。
その内、顔を合わす事になるのは分かってた。
けど私は、少しでもそれを先延ばしにしたかったんだ。
 

⏰:07/07/28 19:40 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#109 [あんみつ]
――――――――

「・・・ねこ」
「あ、奈津美おは」
言い終わる前に、私は奈津美に手を引っ張られた。
私は黙ってついて行く。
階段を上がって、着いたのは屋上。
昨日の洋平君の暖かい手が思い出される。
雨が降る朝の屋上には、誰もいなかった。

⏰:07/07/28 20:33 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#110 [あんみつ]
「また、そんな目して・・・。学校休めば良かったのに」
ドアの所にある屋根の下で、奈津美は手を離した。
屋根から落ちた大きな水滴が、足元に水を散らした。
「だって・・・私、皆勤賞狙ってるし」
皆勤賞を狙ってるのは本当。
私の言葉に、奈津美は少し微笑んだ。
「話したくなったら、話してね。たいした事言えないけど、聞くならできるから」
「・・・うん」
 

⏰:07/07/28 20:35 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#111 [あんみつ]
 
まだ、奈津美に話す訳にはいかない。
自分の中で、何もまとまっていない。
幼なじみに戻れないと分かって、自分がこれからどうしたいのか。
どうするべきなのか。

「・・・教室戻ろっか」
私がまだ話さないと分かったのか、奈津美が言った。「・・・うん」
(ありがと、奈津美)
私のペースを守ってくれる奈津美の優しさが、有り難かった。
 

⏰:07/07/28 20:37 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#112 [あんみつ]
――――――――

「1時間目何だっけ??」
教室に戻る途中、廊下を歩きながら、奈津美が聞いた。
「んーと・・・英語!!」
「あー。また、眠いやつか」
「ははっ!!・・・あ」
(・・・健二だ)
廊下の向こう側から、友達と話しながら、健二が歩いてくる。
今来たところらしく、手にはかばんを持っている。
まだ、私には気付いていない。

⏰:07/07/28 20:40 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#113 [あんみつ]
奈津美が心配そうに私を見る。
距離がだんだん縮まってゆく。
(どうしよう・・・私、こんな目・・・)
その時、健二が前を向いて、私と目が合った。
何か言おうと口を開く。
(・・・やばっ!!)
私は思わず、下を向いてしまった。
(あ・・・私、思いっきり・・・)
後悔しても遅い。
私は、固まって顔を上げる事ができなかった。
下を向いたまま健二とすれ違う。
・・・健二は何も言ってこなかった。

⏰:07/07/28 20:42 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#114 [あんみつ]
「あれ??お前の幼なじみじゃねーの??」
「あー、・・・別にいいよ」
後ろから聞こえた健二の声は、怒っているのか、悲しんでいるのか、気にしていないのか、よく分からなかった。
角を曲がって、私は立ち止まった。
「・・・ねこ」
奈津美が私の顔を覗き込む。
 

⏰:07/07/28 20:44 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#115 [あんみつ]
 
私、思いっきり目逸らしちゃった・・・。
健二は、私に避けられたと思ったかもしれない。
いつもと違う私に、気付いたかもしれない。
健二は、私に話し掛けてこなくなるかもしれない。
健二まで、変わってしまうかもしれない・・・。
 
その日、私は学校が終わるとすぐに帰った。
健二に避けられるのが怖くて。
私は、先に自分から避けた。
 

⏰:07/07/28 20:46 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#116 [あんみつ]
――――――――

健二、・・・ごめんね。
私、もう健二を、ただの「幼なじみ」として見れないよ。
ずっと一緒にいたいけど、健二にとって私がただの「幼なじみ」なら、私のこの気持ちは、邪魔なだけだよね。
 

⏰:07/07/28 20:47 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#117 [あんみつ]
 
ねぇ、健二。
お願いだから、私が変わっても、健二は変わらないで。
私が幼なじみに戻れないなら、健二が変わらないでいてくれる事が、一緒にいられる手段なの。
私の気持ちを口に出せなくても、健二が変わらないでいてくれる事が、私にとっては救いなの。
 

⏰:07/07/28 20:49 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#118 [あんみつ]
 
『健二が変わりませんように』

流れ星に願いをかけたかったけど、雨の降る、雲に覆われた夜空に、星なんか見えるはずがなかった。
 

⏰:07/07/28 20:50 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#119 [あんみつ]
今日は以上にします
更新遅くてすみません

良かったら読んでみて下さぃ

⏰:07/07/28 20:53 📱:N901iC 🆔:lVLMhbPg


#120 [あや]
続きが気になる〜
がんばってね

⏰:07/07/29 22:21 📱:SH903i 🆔:H8kOEf0g


#121 [あんみつ]
あやさん
ぃつもぁりがと
ほんと励みになるッ
続きわ・・・私もょく分からなぃ(爆`-∀-;)
行き当たりばったりで頑張るょ

⏰:07/07/30 07:35 📱:N901iC 🆔:AL91VBkk


#122 [あや]
いえいえニマ
行き当たりばったりぐらいが調子いいよ

⏰:07/07/30 21:07 📱:SH903i 🆔:GZeEirEA


#123 [あや]
あげ

⏰:07/08/03 15:45 📱:SH903i 🆔:HDD902tA


#124 [あんみつ]
あやさん
あげぁりがと
更新遅くてごめんね
今から更新するょ

⏰:07/08/03 18:36 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#125 [あんみつ]
06、嘘

きっと、すべての原因は、私の心の弱さだったんだ。

⏰:07/08/03 18:37 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#126 [あんみつ]
――――――――

ミーンミーンミー・・・
「・・・あっつ」
夏だ。
蝉がうるさい。
床の仰向けになっていた部分が熱くなったので、私は転がって少し移動した。

健二を避けて帰ってしまった次の日は、土曜日だった。
話さない時間が増える事が、今の私にとって、いい事ではないのは分かっていた。
けど、健二に、何と言って、どんな顔をして話し掛けたらいいのかも、分からなかった。
 

⏰:07/08/03 18:39 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#127 [あんみつ]
 
(・・・私から話し掛けなきゃダメなんだよね)
今日は日曜日。
昨日は結局、何も行動に移せなかった。
私は立ち上がって、窓から健二の家を見た。
(健二、出かけてるんだ・・・)
いつもの場所に、健二のシルバーの自転車はなかった。
どこからか、子供の笑い声が聞こえる。
 

⏰:07/08/03 18:41 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#128 [あんみつ]
 
(・・・このままじゃダメだ)
このままだと、考えすぎて、気持ちばかりが参ってしまう。
(ちょっと・・・気分変えなきゃ)
そう思い、私は目的もなく家を出た。
 

⏰:07/08/03 18:42 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#129 [あんみつ]
――――――――

電車に乗って2駅。
私は1人で街を歩いていた。
街で遊ぶ時は、いつも奈津美や他の友達、それに・・・健二、誰かが一緒だったから、何だか慣れない。
店に入って、服などを眺めていても、落ち着かなくてすぐ出てしまう。
「・・・はぁー」
私は、駅前の広場のベンチに腰掛けた。
 

⏰:07/08/03 18:44 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#130 [あんみつ]
 
私、こんなんじゃなかった。
前はこんなに悩まずに、すぐ行動できてた。
いつからこんなになったんだろ。
怖がって、悩んでばっかりで、自分から一個も動けない。
・・・いや、違う。
私、健二の事に関しては、前からこうだった。
健二が私の中で、ただの幼なじみじゃなくなってから、ずっと。
 

⏰:07/08/03 18:45 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#131 [あんみつ]
 
時計を見ると、もう5時前だった。
(・・・帰ろっかな)
私は、立ち上がって前を見た。
「・・・えっ」
瞬間、目を疑った。
向こうの方を、笑いながら歩く健二。
その隣には・・・あの子がいた。
私は、その場に立ちすくんで動けなかった。
私服姿の2人は、ただの先輩と後輩には見えない。
幸いにも、2人は私に気付かないまま、私がいる方とは逆の方向に歩いて行った。
2人の姿は、駅の改札へと消えた。
 

⏰:07/08/03 18:47 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#132 [あんみつ]
――――――――

多分、心のどこかで、こんな日が来るの分かってた。
私なんかより、確実に前へ進んでたのは、あの子。
分かってた、・・・分かってる。

地元の駅から、家までの道。
私は必死で自分に言い聞かせる。
私は、2人が改札に入って行った、しばらく後に電車に乗った。
間近で2人の姿を見るのだけは、どうしても避けたかった。
 

⏰:07/08/03 18:48 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#133 [あんみつ]
 
2人は、きっと付き合い始めたんだ。
そうだよ。
あの子、あんなに頑張ってたもん。
私は、今度健二に会ったら、「おめでとう」って。
笑いながら、「何で言ってくれなかったのー!!」とかって。
それで・・・終わりにする。
上辺だけでも「幼なじみ」に戻る。
もう、悩まない、迷わない、泣かない。
私は、好きな人の幸せを祈る。
前を向くんだ。

⏰:07/08/03 18:50 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#134 [あんみつ]
時間はかかるかもしれないけど、健二を好きな気持ちは変わらないけど、きっと、健二以上に好きになれる人に出会える。
恋人として思えなくても、特別な幼なじみとして思おう。
幸せを祈ろう。
それが当たり前になる日が、きっと来る。

私は唇を噛み締めた。
(・・・泣くもんか)
喉の辺りが熱くなってくる。
私は、唾を飲み込んで、思い切り深呼吸した。
 

⏰:07/08/03 18:52 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#135 [あんみつ]
 
曲がり角を曲がると、私の家の前に健二の姿が見えた。
(・・・何で)
私は止まりそうになる足を、必死で動かした。

ここで逃げたらダメだ。
「幼なじみ」に戻るんだ。
笑顔で「おめでとう」って。
それと、・・・「この前は無視してごめん」。
それで元通りだ。
 

⏰:07/08/03 18:55 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#136 [あんみつ]
 
「・・・よっ」
健二が、私に気付いて手を上げた。
「・・・よっ」
私も軽く手を上げる。
そして、健二と向かい合って止まった。
「・・・どこ行ってたん??」
健二が聞いてきた。
「んー・・・ちょっとフラフラとね」
「・・・1人で??」
「あーうん」
「ははっ!!淋しいやつー」
そう言って、健二は笑った。

⏰:07/08/03 18:57 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#137 [あんみつ]
(よし・・・聞こう)
「ほっといてよー!!・・・健二は??どっか行ってたんでしょ??」

・・・大丈夫、言える。
笑顔で「おめでとう」。
健二、良かったね。
 

⏰:07/08/03 18:58 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#138 [あんみつ]
 
「俺は・・・洋平と街行ってた」
私は、唾と一緒に、言おうとしていた言葉を飲み込んだ。
(え・・・何で)
「・・・嘘つくの??」
思わず口に出してしまった。
「・・・え??」
健二が、驚いた顔で私を見る。
私は、慌てて口を押さえた。
が、もう遅かった。

⏰:07/08/03 19:00 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#139 [あんみつ]
「は??嘘って??」
健二の声色が変わった。
(何で・・・言ってくれないの)

私、「おめでとう」って言うんだよ??
なのに・・・何で教えてくれないの??
何で言わせてくれないの??

私は健二の目を見た。
けど、健二の目からは、焦りも怒りも感じられなかった。

⏰:07/08/03 19:01 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#140 [あんみつ]
「・・・街で、見たの。健二が佐古さんといるところ」
たまらなくなった私は、一気に言った。
健二は、少し目を見開いた。
「・・・知ってて、聞いたの??」
健二の目がきつくなって、私は思わず目をそらした。
「だって・・・健二は教えてくれると思ったから!!なのに・・・何で嘘つくの??」
私は、地面を見つめながら言った。

⏰:07/08/03 19:03 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#141 [あんみつ]
「・・・ねこには関係ねーじゃん」
健二は、冷たく言い放った。
(・・・関係ないって)
「何・・・それ」
声が震える。
私は、涙がこぼれそうになるのを必死で堪えていた。
「お前だって・・・俺に何も言わねーだろ!!俺のこと避けて・・・訳わかんねー。俺、何かしたかよ!!」
健二が声を荒げた。

⏰:07/08/03 19:05 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#142 [あんみつ]
(そんなの・・・言える訳ないじゃん)

健二が、好きなんだよ??

(・・・ダメ・・・もう限界)
「健二には・・・関係ない!!」
健二の顔を見ないまま言って、私は家に駆け込んだ。
「奈子ー??」
お母さんに呼ばれたけど、私は答えずに、階段を駆け上がった。
部屋に入って、ドアを勢いよく閉め、私はその場に力なく座り込んだ。
「うっ・・・ひっく」
泣かないって決めたのに、涙が出てきた。
止められなかった。
 

⏰:07/08/03 19:07 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#143 [あんみつ]
――――――――

何で、あんな事言っちゃったの??
何で、こんなになっちゃったの??
私、どこで間違えたの??

私は、幼なじみという立場すら無くしてしまった。

変わってしまった。
私も、・・・健二も。

言いたい事も言えない、聞きたい事も聞けない。

健二・・・。
「幼なじみ」じゃなくなったら、私達、どうなっちゃうの??
 

⏰:07/08/03 19:10 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#144 [あんみつ]
今日は以上です
感想くれると嬉しぃです

⏰:07/08/03 19:11 📱:N901iC 🆔:8vLPYpHI


#145 [あや]
読んだよ〜
最高
これからも焦らずマイペースに頑張ってね

⏰:07/08/04 00:15 📱:SH903i 🆔:gu8.gs1Y


#146 [はじめまして]
最初から全部読ましてもらいましたマジ、切ないですね
続きが、かなり気になります
頑張って下さい

⏰:07/08/04 03:55 📱:SH903i 🆔:RzpEI1X2


#147 [あんみつ]
あやさん
更新遅ぃのに、見捨てなぃでくれて本当にぁりがと
頑張るねっ

はじめましてさん
はじめまして(笑`-∀-*)
コメントぁりがとぅござぃます
切なぃの続くかもだけど、よかったらまた読んでみて下さぃね

⏰:07/08/04 13:08 📱:N901iC 🆔:S8cl37Uw


#148 [いちご]
とても読みやすくて
はまりました★
応援しているので
頑張って下さいね

⏰:07/08/04 15:08 📱:D902i 🆔:3am.EuV6


#149 [あんみつ]
いちごさん
読みやすぃですか
読みにくくなぃか心配だったんで安心しました
ぁりがとぅござぃます
今日わ更新できませんが、また見に来てみて下さぃ

⏰:07/08/04 20:25 📱:N901iC 🆔:S8cl37Uw


#150 [(・ω・)]
この話スゴク引き込まれます。
応援してるんで、主さんのペースでの更新を期待してます(・ω・)

⏰:07/08/07 18:06 📱:SO903i 🆔:JT158WHQ


#151 [あんみつ]
(・ω・)さん
そう言ってもらぇると嬉しぃです(´∀`圉)
ぁりがとうござぃます更新遅すぎですみません(´;ω;`)
出来る時にまとめてするつもりです

⏰:07/08/08 17:30 📱:N901iC 🆔:hQ.FOuTY


#152 [あんみつ]
07、別々の道

時間を戻せたらいいのに。

そんな事できないと分かっていても、思わずにはいられない。

けど、いつまで時間をさかのぼれば、いつからやり直せば、私達は元に戻れるのかな・・・。

私達、これからどうなっちゃうのかな・・・??
 

⏰:07/08/09 07:58 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#153 [あんみつ]
――――――――

あれから、健二と話さない日々は、着実に過ぎていった。
学校ですれ違っても、声も掛けない、目も合わせない。

・・・私が、壊したんだ。
 

⏰:07/08/09 08:00 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#154 [あんみつ]
 
「・・・や、根宮!!」
「は、はいっ!?」
目を開けると、先生が私の前に立っていた。
周りを見ると、クラスの人達が私を見ている。
「・・・大掃除の分担、根宮は3班だな。どこだ??」
私は慌てて黒板を見た。
掃除の分担表が書いてある。
(えーと、3班は・・・)
「化学室、です」
「の、予定だったが・・・」
そう言って、先生はニヤリと笑った。

⏰:07/08/09 08:02 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#155 [あんみつ]
「・・・何ですか??」
「根宮は、裏庭で花壇の水やりな」
「えー!!」
私の声をよそに、先生はさっさと教卓に戻って、明日の終業式の予定を説明し始めた。
(・・・あーあ)
抵抗は無駄だと悟った私は、机の上にうなだれる。
斜め前の席の奈津美が、小声で「ドンマイ」と言ってくれた。
 

⏰:07/08/09 08:04 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#156 [あんみつ]
――――――――

ガラッ
「失礼しましたー」
職員室でジョウロを借りた私は、重い足取りで裏庭に向かった。

太陽が照りつける裏庭は、午前中とは言っても、立ってるだけで汗が出てくる。
(暑い・・・早く済ませよ)
私はジョウロに水をくんで、花壇の1番端から水やりを始めた。
色とりどりの花や、葉についた水滴が、キラキラして綺麗。

⏰:07/08/09 08:06 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#157 [あんみつ]
「あっつ・・・」
私は前を向いて、手の甲で額の汗を拭った。
(・・・あっ)
健二だ。
渡り廊下を健二が歩いて行く。
私に気付いているのかいないのか、こっちを見ようとしない。
(声掛けたら・・・返事してくれるかな)
そう思うだけで、言葉はでない。
(・・・どうしたいんだろ、私)
私は再び水やりを始めた。

⏰:07/08/09 08:09 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#158 [あんみつ]
(・・・??)
バッ!!
誰かに見られている気がして、振り向いた。
けど、相変わらず健二は前を向いて歩いてて、そのまま校舎に吸い込まれて行った。
(・・・気のせい、か)
暑くて、顔がほてってきた。
汗が首筋をつたう。
私はふと目を閉じた。
 

⏰:07/08/09 08:11 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#159 [あんみつ]
 
『これやるよ、たこ』
パピコを差し出す健二の笑顔が、瞼の裏に映し出される。

『ねこ!!』
私を呼ぶ健二の声が、頭の中によみがえる。
 

⏰:07/08/09 08:12 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#160 [あんみつ]
 
戻りたい、戻りたいよ。
「幼なじみ」に戻りたい。
特別になれなくても、健二は私の事、大切に思ってくれてる。
・・・そう思ってた。
けど、そうじゃないのかな??
健二は、戻りたくないのかな??
「特別」なあの子がいたら、「幼なじみ」の私はいらないの・・・??
 

⏰:07/08/09 08:14 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#161 [あんみつ]
 
胸が痛い。
のどの奥が熱くなる。
私は左右に頭を振った。
そして再び、水やりに没頭する。

(・・・あと少し)
長かった花壇も、やっと終わりが見えてきた。
「・・・よし、終了!!」
私は、ジョウロを持ったまま両手を広げた。
ボコッ!!
「・・・ん??」
何かにあたった感触。
私は、恐る恐る後ろを振り向いた。

⏰:07/08/09 08:17 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#162 [あんみつ]
「・・・おつかれ」
「わっ洋平君!!」
後ろには、ごみ箱を片手に洋平君が立っていた。
ジョウロについていた土で、洋平君のカッターシャツの胸の辺りが、少し汚れている。
「あっごめん!!ごめ・・・ん」
慌てて手で払って、上を見ると、洋平君と目が合った。
顔が近い。
(う・・・わ・・・私、何を)
「あ、本当・・・ごめんね」
私は下を向いて、洋平君から離れた。

⏰:07/08/09 08:19 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#163 [あんみつ]
「う、うん」
ぎこちない空気が、私と洋平君の間を流れる。
相手が自分に好意を持っていると分かると、何だかこそばいい。
そっと視線を上げると、洋平君がほんのり赤くなっている気がした。
(何か・・・照れるかも)
よく考えると、こうして2人で向かい合うのは、あの日以来だ。
何度か廊下ですれ違っても、挨拶をする程度だった。
しかも、洋平君と一緒に健二がいない時だけ。
 

⏰:07/08/09 08:21 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#164 [あんみつ]
 
私、健二の事でいっぱいで、洋平君の事、真剣に考えれてないよ。
洋平君は、余裕ができたらでいいって言ってくれたけど・・・。
このままでいいのかな。
私、ちゃんと考えれるのかな。
待たせてていいのかな??
 

⏰:07/08/09 08:22 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#165 [あんみつ]
 
「「あの!!」」
私達は、同時に口を開いた。
「・・・あのさ、ちょっと話さない??ジュース買って。俺もこれで掃除終わりだし・・・」
私が戸惑っていると、洋平君が日陰にあるベンチを指差して言った。
時計を見ると、まだ大掃除終了の20分前だった。
黙々とやっていたら、意外と早く済んでしまったらしい。
「・・・うん」
断る理由が見つからなかった。
 

⏰:07/08/09 08:24 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#166 [あんみつ]
―――――――

プシッ
「はい」
洋平君は缶ジュースを開けてから、私に手渡した。
「ありがと」
冷たいオレンジジュースが、乾いたのどを通り、潤っていく感じが気持ちいい。
私は一気に半分ほど飲んで、前を向いた。
「洋平君、私・・・」
 

⏰:07/08/09 08:27 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#167 [あんみつ]
 
ごめんなさい。
私、健二の事大切なの。
大好きなの。
ずっと一緒にいたい。
だから・・・

『・・・ねこには関係ねーじゃん』
冷たく言い放った健二の声がよみがえる。

楽しそうに2人で歩く健二とあの子の姿が、頭をよぎる。
 

⏰:07/08/09 08:29 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#168 [あんみつ]
 
私は口をつぐんだ。
洋平君は、黙って私の言葉を待っている。
(だから・・・)
「洋平君の事・・・ちゃんと考える」
「・・・え??」
洋平君が、驚いたように私を見た。
私も洋平君を見る。

⏰:07/08/09 08:31 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#169 [あんみつ]
「考えるから・・・だから・・・」
(・・・待ってて)
「分かった、待ってる」
洋平君の言葉に、今度は私が驚いた。
洋平君はそんな私を見て、ふっと笑った。
本当に優しい笑顔。
それにつられて私も笑う。
 

⏰:07/08/09 08:32 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#170 [あんみつ]
――――――――

洋平君といると、安心できる。
焦ったり、泣いたりもしなくていい。

本気で、洋平君の事だけを考えてみよう。
前を向かなきゃ。
 

⏰:07/08/09 08:34 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#171 [あんみつ]
 
進む道が別々でも、お互い幸せであれば、健二以上に大切に思える人ができれば、きっと元に戻れるよ。
お互いの幸せを、笑って話せるよ。
幸せを祈れるよ。

時間は戻らない。
だから・・・
前を、向くんだ。
 

⏰:07/08/09 08:36 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#172 [あんみつ]
07わ以上です
よかったら読んでみて下さぃ

⏰:07/08/09 08:39 📱:N901iC 🆔:a0neEoZA


#173 [我輩は匿名である]
続きが気になりすぎる

⏰:07/08/09 21:24 📱:SH702iD 🆔:hhFX4zRE


#174 [あんみつ]
匿名さん
ぁりがとぅござぃます更新遅いですが、気長に待ってくれると嬉しぃです

⏰:07/08/10 15:09 📱:N901iC 🆔:VUXEcue.


#175 [あや]
読んだよ〜
最近忙しくて全然カキコできなかった
あんみつちゃんのファンいっぱいだね
なんか、あやまで嬉しい
これからも頑張ってね

⏰:07/08/10 23:22 📱:SH903i 🆔:hbcUn27w


#176 [あんみつ]
あやさん
来てくれると思ってたょ
最近コメントくれる人増ぇて、すごぃ嬉しぃんだ本当に励みになる
けど番コメントくれてるのわ、あやさんだねぁりがと
超不定期更新だけど、最後まで頑張るょ

⏰:07/08/11 14:01 📱:N901iC 🆔:xEc9i2Fg


#177 [あんみつ]
08、正しい選択

『あ、健二の幼なじみ・・・だっけ??』
『うん、健二いる??』
洋平君と初めて話したのは、多分この時。
高1の夏。

あれから、約1年。
友達の幼なじみと、幼なじみの友達の関係は、遠くもなく、近くもなかった。
 

⏰:07/08/14 11:31 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#178 [あんみつ]
 
『ねこちゃん!!』
『あいつ・・・健二、呼ばなくて良かったの??』
『ねこちゃんに泣いてほしくないんだ』

洋平君の言葉が、顔が、頭に浮かんでは、私の胸に温かい何かを残して、消えていく。

『俺は、ねこちゃんが好きだ』
 

⏰:07/08/14 11:33 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#179 [あんみつ]
 
洋平君は、温かい。
あの時も、あの時も、きっと私の事、心配してくれてたんだ。
考えても、嫌いな所なんて、1つもない。
けど・・・

『ねこ!!』

・・・私の中では、まだ健二が大きすぎるよ。

私は、洋平君の事、健二以上に好きになれるのかな。
・・・なりたいな。
 

⏰:07/08/14 11:35 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#180 [あんみつ]
――――――――

「・・・えー、夏休みに入りますがー」
(・・・長い)
校長先生が話し始めて、ただ今6分経過。
(・・・けど、夏休み、か)
夏休みと言っても、いちおう進学校であるうちの高校は、8月23日から全員参加の補習が始まる。
今日が7月30日だから、夏休みは実質約3週間。
(・・・3週間)
去年は短く感じた夏休みが、今年はやけに長いものに感じた。
 

⏰:07/08/14 11:36 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#181 [あんみつ]
 
このまま夏休みに入ったら、どうなるんだろう。
こんな状態になって、初めて気付いた。
健二とは家が近くても、会おうと思わなければ、本当に会わずに済んでしまう。
3週間、ずっとこのままなのかな。
 

⏰:07/08/14 11:38 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#182 [あんみつ]
 
(・・・佐古さんとは会ったりするんだろうな)
私は、体育館の時計を見ながら考える。

洋平君とは??
夏休みに入ったら、会う事ないのかな。
だったら、言うなら・・・今日。

・・・言っても、いいんだよね。
 

⏰:07/08/14 11:39 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#183 [あんみつ]
――――――――

放課後、私は2組に向かった。
洋平君のクラス、・・・健二のクラス。

2組に行くのは、あの日以来だ。
あの子の、健二への告白を見た日。

私の足は、2組の手前の曲がり角で止まった。
(・・・健二は、もう帰ったかな)
 

⏰:07/08/14 11:41 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#184 [あんみつ]
 
今会っても、何て言えばいいのか分からない。
また、避けてしまうと思う。
仲直りするどころか、また溝が深くなるかもしれない。

(・・・健二に会いにきた訳じゃないのに)
私は、曲がり角の向こうを見る事ができない。

⏰:07/08/14 11:42 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#185 [あんみつ]
(・・・下駄箱で待っとこうかな)
「・・・あ」
思わず、声が出てしまった。
私が、Uターンすると、そこには佐古さんの姿があった。
佐古さんも私に気付いたみたいだ。
「あ・・・こんにちは」
佐古さんは、それだけ言って頭を軽く下げた。
私も、慌てて頭を下げる。
私の横を通って、佐古さんは曲がり角を曲がって行った。
 

⏰:07/08/14 11:44 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#186 [あんみつ]
 
何だか気が抜けた。
もっと、何か言われると思った。
けど・・・そっか。
きっと、もう私なんか関係ないんだ。

私は少しの間、曲がり角を見つめていた。
(・・・多分、佐古さんは健二に・・・)
ゆっくりと重い足を動かして、私は2組の前を見た。

⏰:07/08/14 11:46 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#187 [あんみつ]
(・・・やっぱり)
佐古さんと健二は、2人で廊下の壁にもたれて話している。
こっちからじゃ健二の顔は見えないけど、佐古さんは満面の笑みを浮かべている。
私は再びUターンして、階段を下り始めた。

きっと、前まで佐古さんの場所には、私がいた。
健二の隣は、私の場所だった。
けど・・・もう、私じゃない。
佐古さんの場所だ。
 

⏰:07/08/14 11:47 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#188 [あんみつ]
 
慣れなきゃ。
これから先も、2人のあんな姿を見る事になる。
早く、早く。
早く・・・慣れなきゃ。

「・・・はぁ」
私は下駄箱にもたれて、ため息をついた。
洋平君は、まだ来ない。

そう言えば、健二は洋平君の気持ち知ってるのかな。
洋平君は、私と健二の事知ってるのかな。
・・・知ってるよね、友達だもん。
 

⏰:07/08/14 11:49 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#189 [あんみつ]
 
そんな事を考えていると、「友達」の所で奈津美の顔が浮かんだ。
(・・・奈津美にも、話さなきゃな)

奈津美は、深く聞かないでいてくれる。
けど、私の事を心配してくれているのは、すごく伝わってくる。
洋平君に言ったら、その後、奈津美にもちゃんと話そう。
 

⏰:07/08/14 11:51 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#190 [あんみつ]
 
「ねこちゃん??」
はっとして横を見ると、洋平君がいた。
「洋平君・・・」
「どしたの??」
「・・・ちょっと、洋平君に・・・話があって」
私が言うと、洋平君は少し驚いた顔をした。
けど、すぐに笑顔になった。
「分かった。じゃあ、歩きながらでいい??家まで送る」
「・・・うん」
 

⏰:07/08/14 11:53 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#191 [あんみつ]
 
優しい人。
強い人。
好きな人に「好き」って言って、はっきりしない私なんかに、今までと変わらず優しくしてくれる。
私には、絶対にできないや。

洋平君みたいになれたら、少しは何か、変わってたのかな。
 

⏰:07/08/14 11:55 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#192 [あんみつ]
――――――――

真夏の太陽が、肌をジリジリと照りつける。
「あっちーねー」
「だねー」
洋平君は、徒歩の私に合わせて、自転車を押して歩く。
(・・・前の事、思い出すな)
 

⏰:07/08/14 11:57 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#193 [あんみつ]
 
佐古さんの告白を見た日。
あの時も、泣いた私をこんな風に、送ってくれた。
それで私に・・・真剣に気持ちをぶつけてくれた。
だから、私も真剣に返したい。
上手く言えないかもしれないけど、せめて、正直に。
 

⏰:07/08/14 11:59 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#194 [あんみつ]
 
「・・・洋平君!!」
私は、立ち止まって言った。
洋平君も、足を止める。
私は顔を上げて、洋平君の目を見た。
「・・・ねこちゃん」
私より先に、洋平君が口を開いた。
「健二の事、・・・まだ想っててもいい。俺はその想いごと、ねこちゃんを大事にしていける」

⏰:07/08/14 12:27 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#195 [あんみつ]
洋平君は、1度目を閉じて、開いた。
「時間はかかるかもしれないけど、ねこちゃんの中で、俺の存在が健二を越えてみせるよ」
洋平君は私の目を見て、黙って私の言葉を待っている。
洋平君の真剣な目を見たら、嬉しくて、のどが熱くなった。

⏰:07/08/14 12:29 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#196 [あんみつ]
「私・・・」
次の言葉を、なかなか出せない。
私は、1度大きく息を吐いて、また吸った。
「私・・・洋平君の事、好きになりたいの」
洋平君は、目を丸くして私を見る。
「だから・・・もっと洋平君の事、知りたいの」
洋平君は、私を見つめる。

⏰:07/08/14 12:31 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#197 [あんみつ]
「それは、前向きに考えてくれる・・・って事??」
洋平君の言葉に、私は頷いた。
それを見て、洋平君はパッと笑顔になった。
「じゃあ、知ってもらえるように頑張るよ!!」
(・・・頑張るのは、私だよ)
「ありがと、洋平君」
 

⏰:07/08/14 12:33 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#198 [あんみつ]
――――――――

私は、ずるい。
洋平君を好きになって、健二を忘れるんじゃなくて、健二を忘れるために、洋平君を好きになろうとしてる。

嬉しかった。
洋平君の言葉が。
私は、甘えてしまった。
健二への想いごと、私を受け入れてくれる、洋平君の優しさに。
 

⏰:07/08/14 12:34 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#199 [あんみつ]
 
けど、そんな洋平君の事、好きになれたら幸せだろうなって、思ったんだ。
もっと知れば、好きになれるって、思ったんだ。

私のこの選択が、正しいのかどうか、分からない。
けど、私は、進むために必死だった。
前を向こうと、必死だったんだ。
 

⏰:07/08/14 12:36 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#200 [あんみつ]
200達成
今日わ以上にします
感想板作ったんで、読んでくれた方わ一言でもコメントくれたら嬉しぃです

⏰:07/08/14 12:53 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


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