「好き」と言いたい。
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#323 [あんみつ]
 
「あーあ、唐揚げ・・・」

「ははっ!!相変わらずだねー」

横でやりとりを見ていた奈津美が笑う。
 

⏰:07/09/24 21:03 📱:N901iC 🆔:E6Bwt1vM


#324 [あんみつ]
 
「ほんとに!!全然成長しないよね」

「ねこもねー」

奈津美の言葉に、私はうなった。

ふと奈津美のお弁当を見ると、いつのまにかだいぶ食べ進んでいる。

それを見て私は、慌ててご飯を口に運んだ。

 

⏰:07/09/24 21:04 📱:N901iC 🆔:E6Bwt1vM


#325 [あんみつ]
――――――――


私が食べ終わった時には、もう12時半で、午後1番の綱引きにでる私たちは、早足でグラウンドに向かう。

「あ、ねこちゃん!!」

呼ばれて立ち止まると、洋平君が駆け寄ってきた。

「洋平君、1位おめでとー!!すごい速かった!!ね、奈津美!!」
 

⏰:07/09/24 21:28 📱:N901iC 🆔:E6Bwt1vM


#326 [あんみつ]
 
「あ、うん!!」

急に話をふったからか、奈津美は慌てて何度もうなずいた。

「そ??ありがとう」

洋平君は、私と奈津美の顔を交互に見て言った。

「ねこちゃんは??あと綱引きだっけ??」

「うん、そう。洋平君、借り物頑張ってね!!」

「おう、綱引きもな!!」
 

⏰:07/09/24 21:29 📱:N901iC 🆔:E6Bwt1vM


#327 [あんみつ]
 
「うん!!ごめん、行こ、奈津美」

再び早足で入場門に向かう。

「・・・ねぇ、ねこ」

「ん??」

ピンポンパンポーン

{綱引きと障害物競走に出る選手は、入場門に集まって下さい}
 

⏰:07/09/24 21:30 📱:N901iC 🆔:E6Bwt1vM


#328 [あんみつ]
 
「やば、急ご!!あ、ごめん、何??」

「いや・・・何か2人、付き合ってるって感じしてきたなーって!!」

そう言って、奈津美は私の肩をこづく。

「へ??そう??」

改めて言われると、少し照れ臭かった。

 

⏰:07/09/24 21:31 📱:N901iC 🆔:E6Bwt1vM


#329 [あんみつ]
――――――――


「あー、手の皮むけた」

綱引きを終えて、私たちは応援席に戻った。

手の皮がむけるまで頑張った甲斐あって、結果はなんと1位。

これで100mリレーで、うちのクラスを応援しなかったことは、許してほしい。

まぁ、もうみんな忘れてるみたいだけど。
 

⏰:07/09/30 21:16 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


#330 [あんみつ]
 
何となく、前に行きにくい私たちは、応援席の後ろの方に座っていた。

「借り物っていつだっけ??」

奈津美に聞かれて、私はポケットからプログラムを取り出す。

「えっと・・・あ、もう次だ」

「えー。前、行けるかなー」
 

⏰:07/09/30 21:17 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


#331 [あんみつ]
 
前には、すでに自分の競技に出終わって、動かなさそうな人たち。

「・・・ちゃんと見たいんだけどなー」

(・・・健二も出るし)

・・・

(・・・いや、私が応援するのは洋平君だし)

思った後、すぐに思い直した。

 

⏰:07/09/30 21:19 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


#332 [あんみつ]
 

『・・・借り物競走、健二も出るけど・・・ねこちゃんには俺の事、応援してほしい・・・』


そう。

私が付き合ってるのは、洋平君だもん。

健二より、洋平君を応援するのは当たり前だ。

 

⏰:07/09/30 21:20 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


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