darkness;FROM OZ
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#11 [OZ]
「由宇……?どうかしたの?何かあったの?」

お母さんは心配そうに僕を撫でた。

僕は必死でお母さんに訴えかける

……ふりをする。

「お母さん!
気宇が川に落ちたかもしれないんだ!」

お母さんは固まった。
一気に顔が青ざめる。

「……嘘でしょう?」

「たぶん、本当だよ!
僕、一瞬だけど見たんだ!
気宇の靴が流されていくのを!」

⏰:07/07/17 22:28 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#12 [OZ]
お母さんは小さな悲鳴をあげた。

おろおろとしてしまい、今にも泣きだしそうだ。

僕はうんざりして、心の中でため息を吐く。

「……警察に電話してみた方がいいんじゃない?」

僕がそう言って、ようやくお母さんは受話器を手に持った。


それからあとの事は、瞬く間に過ぎ去っていった。

⏰:07/07/17 22:33 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#13 [OZ]
自分のしたことがバレるのではないかと心配したが、そのようなことは、ちっともなかった。

僕が放り投げた気宇の靴は、警察の手によって発見された。

気宇自体は発見されることはなかったが(あたり前だ。気宇は押し入れの中に居るんだから)、死亡したということになった。

お父さんたちはたくさん泣いたけれど、それは一時的なことだ。

後々、気宇を隠した僕に感謝するんじゃないかな?


僕はほくそ笑んだ。

⏰:07/07/17 22:38 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#14 [OZ]
気宇を押し入れに隠してから八年が経過した。

僕は高校生となった。

気宇は押し入れの中で16歳の誕生日を迎えた。

そして、僕と気宇は相変わらずかなり似ていた。

もちろんそれは外見だけの話ではあるが。

僕は気宇のことを気遣って、色々配慮してやった。

食物は気宇が僕より痩せてしまわないように、きっちり与えた。

お風呂は両親がいないときを狙って、シャワーを浴びさせた。

⏰:07/07/18 19:28 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#15 [OZ]
トイレは両親がいるときでも普通に行かせた。

だって僕らは似てるから。

両親にトイレに行く気宇の姿を見られたってなんの問題もない。

気宇は死んだと思われているのだもの。

両親はあれが僕であることを疑わない。

一つ気を付けなければいけないのは、気宇が押し入れから出たときは僕が隠れていなければいけないということ。

⏰:07/07/18 19:32 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#16 [OZ]
そうそう、同じ服を着なくちゃいけないってことも忘れたらダメだ。

そうじゃないと大変なことになってしまうからね。

それだけは
絶対に避けたい。

散歩も同様な手口で行わせた。

色が白すぎたり、太ってしまったりしたら、今の作戦でトイレに行けなくなってしまう。

そんなことになったら、気宇は押し入れで排泄しなきゃいけない……。

それか僕の部屋で……。

⏰:07/07/18 19:39 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#17 [ふぅ]
あげます(≧∀≦)
頑張って☆

⏰:07/07/18 21:14 📱:SH903iTV 🆔:xKkAQZ/E


#18 [OZ]

ふぅさん
あげてくださって
ありがとうございます
頑張ります(・∀・)

⏰:07/07/18 22:27 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#19 [OZ]
……これ以上は考えないことにする。

とにかく、僕らはそっくりでなきゃいけないんだ。


「……由宇?
何か……何か居るよ」

押し入れの中から、気宇のくぐもった声が聞こえてきた。

「……何かって?」

僕は憤りを感じながらも、一応答えてやる。

「わからない……。
けど何か動いてるよ!」

⏰:07/07/18 22:50 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#20 [悠紀]
まじ面白いです
続きがすごく気になります
頑張って下さい尸"

⏰:07/07/18 22:52 📱:P901i 🆔:☆☆☆


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