revenge tragedy
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#1 [朔]
待っていたわ…。
あなたを。
あなたが
最後の犠牲者…。
:07/07/26 14:50
:PC
:w1tl4uAE
#2 [朔]
[発端]
男は握った大きな拳で
女の顔を殴りつけた。
女の鼻から赤い血が
ポタポタと滴り落ちた。
「彰彦…やめて…お願い…。」
男は女の願いを聞き入れず
また、手を振り上げた。
:07/07/26 15:05
:PC
:w1tl4uAE
#3 [朔]
先程よりも強い力で殴られ
女は畳へと叩きつけられた。
男は倒れこんだ女を組み敷くと
スカートを捲り上げ下着を剥がし
潤いを持たない女の蜜所へと
自分を無理やり挿入した。
:07/07/26 15:08
:PC
:w1tl4uAE
#4 [朔]
いつからだろう…彼が私を
殴るようになったのは…。
私を愛してくれなくなったのは…。
女は痛みに耐えながら
男を黙って受け入れていた。
目から流れ落ちる涙に
男は気付く事もなく女を陵辱し続けた。
:07/07/26 15:30
:PC
:w1tl4uAE
#5 [朔]
―2007年 現在
「蒼子!!!
潤君が迎えに来てくれてるわよー!!」
お母さんが私を呼ぶ声が聞こえる。
「はーい!!」
とりあえず返事してから
お気に入りのピアスを着けて
私はバッグを持って部屋から出る。
:07/07/26 15:35
:PC
:w1tl4uAE
#6 [朔]
階段をドタドタと駆け下りて
お気に入りのピンヒールを履いて
「行って来まーす」
お母さんにそう告げると
潤の待つ車へと急いだ。
私 瀬名蒼子 24歳
今日は彼の引越しの日。
念願の一人暮らしを
始める彼の家へと向かった。
:07/07/26 15:42
:PC
:w1tl4uAE
#7 [朔]
ずっと一人暮らしがしたいと
言っていた潤は地道に
物件を探していた。
たまたま見た不動産で
いい物件を見つけて契約をして
今日から新居に潤は住む。
:07/07/26 16:07
:PC
:w1tl4uAE
#8 [朔]
「いいなー…一人暮らしかぁ。」
実家で住んでいた時よりも
潤の家は少し遠い。
前なら自転車で15分走ると
着く距離にあったのに
今は車で30分はかかる場所にある。
でも、やっぱりうらやましい。
:07/07/26 17:11
:PC
:w1tl4uAE
#9 [朔]
「いいじゃん。
合鍵も渡すからさ、俺が留守の時
とか使っていいよ!」
合鍵…なんて素敵な響き…。
「うん!お料理も頑張るよ!!」
おそろいのカップとかパジャマとか
置いて…ホントに楽しみ♪
お母さんに料理教わらなきゃ。
:07/07/26 17:15
:PC
:w1tl4uAE
#10 [朔]
色んな事を考えながら
車で走ってる内に
潤の新居に着いた。
「あれだよ!」
潤が指差す方向には
改装中とシートが見えた。
:07/07/26 17:19
:PC
:w1tl4uAE
#11 [朔]
「改装中なんだ?」
「うん。ちょっと古いらしくて
新しく塗り替えてるらしい。」
…へえ。
しかも大きなマンション。
沢山、人が住んでいるんだろう…。
ベランダには布団やら
シーツやらが色とりどりに
干されている。
:07/07/26 17:22
:PC
:w1tl4uAE
#12 [朔]
駐車場に入ると潤が頼んだ
引越し屋さんが待っていた。
「お、ちょうど良かった。」
潤は引越し屋さんの
車まで走ると窓をノックして
「山岡です。お願いします。」
と言い自分の荷物を
車から降ろし始めた。
:07/07/26 17:27
:PC
:w1tl4uAE
#13 [朔]
「潤の部屋って何階?」
潤は重そうな大きな段ボールを
抱えながら
「A棟の4階…こっから一番、右端。」
「へぇ…端っこかぁ〜」
ふと潤の部屋であろうベランダを
見ると女の人がこちらを見ていた。
:07/07/26 18:56
:PC
:w1tl4uAE
#14 [朔]
「…あれ?あそこ…潤の部屋だよね?」
確かにいる…。
黒い髪をなびかせて
白いブラウスを着た女の人。
「ね…潤!!あそ…こ」
と指差して潤を呼び
もう一度、見ると女性は
もう居なかった。
:07/07/26 18:58
:PC
:w1tl4uAE
#15 [朔]
「何だよ?」
潤が私の方へと近づいた。
「あれ…あそこでしょ?潤の部屋。」
右の端っこを指差すと
「ん…と、そうだな。」
と潤は頷いた。
…おかしいなぁ。
でも特に気にせずに私は潤の
部屋へと向かった。
:07/07/26 19:00
:PC
:w1tl4uAE
#16 [朔]
潤の部屋へ向かうと
日当たりも良くて部屋も広くて
申し分はなかった。
「いい部屋だねー!!」
キッチンも広くてきれい。
和室もあって落ち着くし。
「だろ?これで1ヵ月6万て
安くない?」
「安い!!」
場所だって比較的
何でもある場所。
:07/07/26 19:05
:PC
:w1tl4uAE
#17 [朔]
スーパーもあるし
駅だって近い。
「何かあるんじゃないの??」
なーんて冗談を言いながら
段ボールの中身を片付ける。
引越し屋さんもテキパキと
作業を済ませて部屋が片付いていく。
:07/07/26 19:08
:PC
:w1tl4uAE
#18 [朔]
昼から始めた作業も
夕方にはすっかり終わっていた。
「きれいになったねー。」
インテリアは私が考えた。
それなりに自信はある。
潤は早速、
自分の部屋でくつろいでいる。
:07/07/26 19:09
:PC
:w1tl4uAE
#19 [朔]
「腹減ったなー…。」
潤の言葉に私はさっそく
「スーパーに買い物行こ!!」
財布を持ち
まるで新婚夫婦みたいだと
嬉しそうに手を繋いで
スーパーへと買出しに向かった。
:07/07/26 19:11
:PC
:w1tl4uAE
#20 [朔]
2人でぶらぶらスーパーを歩いて
今日の夕飯の材料を買って
潤の家へと戻る。
玄関に入るとさっきはしなかった
鼻をつくようなカビの匂いがする。
「…何?この匂い?」
潤は平気なのか
部屋へと普通に入っていく。
:07/07/26 20:53
:PC
:w1tl4uAE
#21 [朔]
「潤…ねぇ…」
潤を呼びとめて玄関から
部屋に入ろうとした
私の背筋にゾクゾクと悪寒が走った。
…誰かいる…。
背中に感じる人の気配。
何…何なの…?
:07/07/26 20:55
:PC
:w1tl4uAE
#22 [朔]
足が動かない…。
私の頭の中で
私の肩に白く細い不気味な手が
近づいてくるような気がした…。
"ヤダ!!潤!!"
その時、潤が
「何してんの?早く入れよ?」
:07/07/26 20:57
:PC
:w1tl4uAE
#23 [朔]
パンッと何かが弾けたような音が
聞こえたような気がして
私はその場に座り込んだ。
「潤…」
「どした?顔…真っ青だぞ?」
潤はしゃがみ込む私に驚いて
心配そうに駆け寄っってきた。
:07/07/26 21:00
:PC
:w1tl4uAE
#24 [朔]
「ほら…水。」
顔を真っ青にしている私に
潤は水を差し出してくれた。
「ありがと…」
ふと気がつくと
カビの匂いもしなくなっていた。
さっきの出来事は何だったんだろ…。
:07/07/26 21:02
:PC
:w1tl4uAE
#25 [朔]
部屋を見渡しても
おかしな事は1つも
見当たらない。
水を少し飲んで私は
台所へと向かい晩ご飯の
準備を始めた。
「潤ー!!お風呂入れれば?」
私の言葉に潤は
「一緒に入ろうな♪」と
嬉しそうに言う。
:07/07/26 21:09
:PC
:w1tl4uAE
#26 [朔]
「1人で入ってよー!!」
私の言葉に潤はふて腐れながら
風呂場へと向かった。
私の方はご飯の用意も出来て
潤がお風呂から出れば
完璧にしてある。
:07/07/26 21:27
:PC
:w1tl4uAE
#27 [朔]
少し休もうと
新品のラブソファに座り
一息ついた。
ただ流れているだけの
テレビを見る。
すると…
「…まただ。カビの匂い。」
やっぱり臭う…気のせいじゃない。
:07/07/26 21:46
:PC
:w1tl4uAE
#28 [朔]
「外からとか…?」
窓に近づいてカーテンを開ける。
空を見上げれば青白い月が
街を照らしている。
窓を開けてベランダに出た。
「うわ…蒸し暑い…。」
外はまとわりつくような暑さ。
匂いを確かめる。
カビのような臭いはしない。
むしろ隣からは
晩ご飯のいい匂いがする。
:07/07/27 10:49
:PC
:dJoiSK6E
#29 [朔]
気のせいなのかな…と
中に入ろうと窓の方へ
目をやると…。
「…!!」
自分が映る窓ガラスに
もう一人誰かが映っている。
"さっきの人だ…"
黒い髪に白い半袖のブラウス。
:07/07/27 10:55
:PC
:dJoiSK6E
#30 [朔]
ここは4階で人が
立てるわけはない。
嫌な汗が背中を
伝って流れているのがわかる。
窓に映るその人が
徐々に近づいて来る。
"嫌!!来ないで!!"
目を強く閉じ心で唱えた。
:07/07/27 14:47
:PC
:dJoiSK6E
#31 [朔]
―次の瞬間
ガラリと窓が開いて
「風呂、出たぞー。」
潤の声がして我に返った。
「どしたの?
何か面白い物でもあったか?」
潤は何事もないような顔で
私に聞いてくる。
:07/07/27 14:51
:PC
:dJoiSK6E
#32 [朔]
「ね…ぇ…ここ…」
"おかしいよ…"
引っ越した日にそんな事を
言えば潤が気を悪くするのは
分かってる。
「何?何か言った?」
「…ううん。」
もう少し様子を見てみようと
私は何も言わなかった。
:07/07/27 14:54
:PC
:dJoiSK6E
#33 [朔]
その日の晩は何かおかしいと
感じながらも潤の家で
お泊りをした…。
蒸し暑い熱帯夜。
―私は夢を見た。
そこは見た事もない家の中。
きれいな女の人が台所に立ってる。
その人は誰かに話しかけながら
料理をテーブルに置いている。
:07/07/27 15:00
:PC
:dJoiSK6E
#34 [朔]
何を言っているのか
声は聞き取れない。
だけど
「あぁ…私に話しかけているんだ。」
直感でそう思った。
私であろう人物は
女の人の腕を掴み
頬を叩いて床へと叩き付けた。
:07/07/27 15:03
:PC
:dJoiSK6E
#35 [朔]
その人は両腕で体を支え
私の足へとすがりつく。
そして…。
―ハッ。
突然、目が覚めた…。
生々しい夢だった。
その人の腕の感触さえも
手に残っている。
:07/07/27 15:05
:PC
:dJoiSK6E
#36 [朔]
まるで古い映画のフィルムを
見ているようだった。
「妙な夢…。」
天井を仰ぎ呟いた。
潤の方を見ると
隣ですやすやと眠っている。
:07/07/27 15:08
:PC
:dJoiSK6E
#37 [朔]
「水…。」
ベッドから起き上がると
ふらふらの足取りで
台所へと向かった。
グラスを手に水を注ぎ込むと
喉を潤した。
時間は午前 3:24
朝陽が上るにはまだまだ早い。
:07/07/27 15:11
:PC
:dJoiSK6E
#38 [朔]
「…ふぅ、寝よ…。」
ベッドへと戻り私は眠りにつく。
潤の寝息が聞こえる。
寝苦しい夜の心地よい子守唄だった。
:07/07/27 15:14
:PC
:dJoiSK6E
#39 [朔]
―次の日
朝起きると
潤はベッドにいない。
「…あれ?先に起きちゃった?」
リビングに行くとソファで
潤が座っている。
寝ぼけ顔の私に
「起きた?」
と聞くと”飲む?”と
コーヒーを入れてくれた。
:07/07/27 15:17
:PC
:dJoiSK6E
#40 [朔]
今日は日曜日。
朝ごはんを食べながら
潤とのんびり過ごす。
「あ…昨日、変な夢見たんだ。」
食パンをかじりながら
昨日の夢の話を潤にしようとした。
「あのね?」
「うん。」
…あれ?内容が出てこない。
:07/07/27 15:20
:PC
:dJoiSK6E
#41 [朔]
「えっと…ね?」
潤はサラダをほおばりながら
私の話を聞いている。
「…あれ?」
やっぱり忘れてる…。
「何だよ…
忘れてるんじゃん。」
潤は笑っていた。
:07/07/27 15:23
:PC
:dJoiSK6E
#42 [朔]
昨日の疲れを癒すために
家にずっといた。
私は昨日の事は
頭の片隅に置いて…。
特に気にする事無く
潤と2人でのんびり過ごしていた。
:07/07/27 16:53
:PC
:dJoiSK6E
#43 [朔]
休日が終わるのは
早いもので…。
外は夕方になっている。
「そろそろ帰るね。」
昨日のお泊りだって父さんは
ずっと反対してた。
だけど何とか、説得して
許可が下りたんだから
あまり帰りが遅くなるのは
良くない気がした。
:07/07/27 16:56
:PC
:dJoiSK6E
#44 [朔]
潤はすねながらも
家まで送ると言ってくれた。
帰りの車の中で
潤と他愛ない話をしながら
帰るとあっという間に家に着いた。
「じゃ…。」
「蒼子…コレ。」
車から降りて
家に入ろうとする私を
呼び止め合鍵を手渡してくれた。
:07/07/27 17:14
:PC
:dJoiSK6E
#45 [朔]
私は合鍵をぎゅっと握り締めて
潤の車を見送った。
「ただいまー。」
「おかえり。」
出迎えてくれたのは姉だった。
その後にお母さん。
「早かったのね?引っ越しは
ちゃんと終わったの?」
:07/07/28 00:55
:PC
:SlDXf2hI
#46 [朔]
「うん。キレイになったよ。」
少し大きな荷物を
手に部屋へと戻った。
私が一番にした事は
潤からの合鍵をいつも使っている
キーケースへとつけて…。
照れくさいような嬉しいような
何とも言えない幸せな気分になっていた。
:07/07/28 00:58
:PC
:SlDXf2hI
#47 [朔]
余韻に浸る私の耳に
…〜♪
潤からの着信音が鳴った。
私は急いで電話に出る。
「もしもし!?」
「ただいま。」
「もう着いたんだー。お帰りー。」
今の私の声のトーンは
いつもより高いはずだと自分で思う。
:07/07/28 01:01
:PC
:SlDXf2hI
#48 [朔]
「何?機嫌いいね?」
すぐにわかる潤はすごい♪
…潤じゃなくても今の私が
幸せなのは誰でもわかるか…。
なんて思いながら
「えへへー。」
私は笑った。
鍵を付け替えた事を潤に話す。
:07/07/28 01:04
:PC
:SlDXf2hI
#49 [朔]
潤は受話器越しにもわかる程
照れているのがわかる。
「あっそ。良かったね。」
突き放すように言っても実は
喜んでいる事も知ってる。
しばらく話をしていると
潤1人しかいない部屋なのに
背後から声がする。
:07/07/28 01:06
:PC
:SlDXf2hI
#50 [朔]
「ねぇ,潤?何のテレビ見てるの?」
私の質問に潤は
「テレビ?見てねぇよ。」
…気のせいかな。
確かに後ろから声がする。
「…そう。」
潤は
「怖い事言わないでくれる?」
ちょっと怒ってしまった。
:07/07/28 01:08
:PC
:SlDXf2hI
#51 [朔]
「気のせいだったみたい…。」
そうフォローを入れて話を続ける。
"でさー…"
気のせいじゃない…。
潤の話し声の背後で確かに声がしている。
「聞いてる?」
何も言わなくなった私に潤が聞いた。
「あ…うん。聞いてるよ?」
聞こえるけれど背後の声が気になって
話に身が入らない。
:07/07/28 01:40
:PC
:SlDXf2hI
#52 [朔]
何かを話すような声…。
男の人?
会話をしているような感じ。
"・・・・・"
"・・・・・"
聞き取る事は出来ない。
「ねぇ?ほんとにテレビじゃないの?」
私の言葉に潤は
「違うって!!何だよ?!」
:07/07/28 01:54
:PC
:SlDXf2hI
#53 [朔]
「だって…さっきから…」
「あれじゃねぇか?電波拾ってるとか?」
…それかも。
「そうかな?そうだよね?」
でも、潤の家に着いた時から何か
おかしかった。
女の人の事といい…。
:07/07/28 01:58
:PC
:SlDXf2hI
#54 [朔]
無視しちゃいけない気がしたけど
これ以上、余計な事を話して
潤を怖がらせちゃいけない…。
だから私は気にしない事にした。
:07/07/28 16:13
:PC
:f7zgbA0A
#55 [朔]
それから10分ぐらい話をして
私は潤との電話を
終わらせると家族の
集まるリビングへと降りる。
ドアを開けると
晩ご飯の匂いがした。
「ちょうど出来たわよ。」
母さんが食卓に料理を並べて
お姉ちゃんとお父さんは
テレビを見ている。
:07/07/28 16:19
:PC
:f7zgbA0A
#56 [朔]
母さんが料理を並べる姿を見て
私は今日、見た夢を思い出した。
"そうだ…女の人が料理を…"
ぼーっと自分を見つめる
私の姿に母さんは
「どうしたの?ぼぉっとして?」
私を見て話しかける。
:07/07/28 16:21
:PC
:f7zgbA0A
#57 [朔]
「…うん。
今日、見た夢が
変な夢だったんだ。
今、思い出して…。」
母さんは
「どんな夢だったの?」
ソファの背もたれから
お姉ちゃんもこっちを見てる。
:07/07/28 16:23
:PC
:f7zgbA0A
#58 [朔]
「えーとね…女の人が食卓に
料理を置いてるんだけど…その
料理は私の為なんだよね。でも
私は私じゃなくて…うーん男の人なの。」
私の夢の説明にお姉ちゃんが
「何それ?ホントにおかしな夢ね?」
と言った。
:07/07/28 16:26
:PC
:f7zgbA0A
#59 [朔]
「でね…その女の人を
私らしき男の人が床に
その人を叩きつけてるの…。
すっごく生々しい感触が手に残ってて。」
母さんは私の話を
怪訝そうに聞いている。
お姉ちゃんは
「うわ…最低。」
「最低…って言われても。
夢なんだから…。」
父さんは私の言葉に
"そうだな"と笑った。
:07/07/28 16:29
:PC
:f7zgbA0A
#60 [朔]
お姉ちゃんはテーブルの
サラダをつまみながら
「あんた、あれじゃない?
潤君をそういう風に
扱ってるんじゃないの?
叩いたりしてるとか?」
お姉ちゃんのひどい言い方に
「そんなわけないでしょ!!??」
と私は普通に怒った。
:07/07/28 16:32
:PC
:f7zgbA0A
#61 [朔]
でも…鮮明に覚えているのは
女の人の泣き顔と
生々しい手の感触。
…それから百合の花。
食卓の傍の棚には
きれいな百合の花が生けられていた。
:07/07/28 16:35
:PC
:f7zgbA0A
#62 [朔]
なぜかは分からないけれど
私はその百合の花をとても
懐かしい感じで見ていた。
夢の中の話なのに
やけにしっかり思い出している。
「ホントに変な夢…。」
誰に話しかけた訳でもなく
私はひとり言のように呟いた。
:07/07/28 16:38
:PC
:f7zgbA0A
#63 [朔]
―その日の夜
またおかしな夢を見た。
前の夢と同じような家に私は
息も荒く肩を揺らして立っている。
"どうしてこんなに苦しいの?"
自分で自分に問う。
だけどやっぱり私は私ではなく…。
足元に目をやると前と同じ女の人。
うつむき座り込んでいる。
:07/07/28 17:04
:PC
:f7zgbA0A
#64 [朔]
その人に手を差し出し
立たせようとするも
その人は
ゆっくりと立ち上がり
私を見て少し笑い
「…買い物行ってくるね。」
と赤く腫れ上がった頬を
隠しながら私に話しかけた。
:07/07/28 17:06
:PC
:f7zgbA0A
#65 [朔]
私は何も言わずに
自分の意思とは違い
テーブルに座り新聞を広げる。
"これは夢じゃない…誰の記憶?"
直感で思った…。
心で思ったはずなのに。
背を向けたその人は
私を振り返り私を指差した。
:07/07/28 17:09
:PC
:f7zgbA0A
#66 [朔]
―私?!
そう思った途端に
目が覚めた。
「…ハァ。まただ…変な夢。」
体は汗でびっしょり。
何だかおかしな夢を見て
精神的に疲れてる気がした。
:07/07/28 17:12
:PC
:f7zgbA0A
#67 [朔]
ベッドから体を起こし
時計に目をやると
時間は 午前3:26
「…明日仕事なのに…。」
ふいに部屋の隅に気配を感じた。
「…?」
月明かりの薄暗い部屋の片隅に
黒くうずくまる影が見える。
:07/07/28 17:16
:PC
:f7zgbA0A
#68 [朔]
"あそこに何か置いたっけ?"
どう見ても何かがある。
こんな時間にあんな所に
家族の誰かがいるわけはない。
気味が悪くなり
私はそばに置いてある
スタンドライトに手を伸ばす。
:07/07/28 17:18
:PC
:f7zgbA0A
#69 [朔]
タッチセンサーで明かりを付け
少し明るくなった部屋の
隅にもう一度目をやる。
―何もない。
「あれ?」
確かにあの場所に
何かがあったはずなのに…。
「見間違いかな…?」
:07/07/28 17:20
:PC
:f7zgbA0A
#70 [朔]
そう思いスタンドライトの
明かりを消そうとした
その瞬間
―ガシッ
細く骨ばった青白い手が
私の手を掴んだ。
「ひっ…!!!」
:07/07/28 17:24
:PC
:f7zgbA0A
#71 [朔]
急いでその手を振り払い
私はその反動で
ベッドから落ちた。
逃げようとしても
私は腰を抜かして
動けない。
スタンドライトを置いてある
棚にその青白い手は
何かを探すように
指をカタカタと鳴らし
手だけで動いている。
:07/07/28 17:43
:PC
:f7zgbA0A
#72 [朔]
「何?!何なのよ!!??」
恐ろしさで涙が溢れた。
ドアの方へ逃げようとしても
動けば青白い手が私を
追いかけてくる気がして…。
ただ目を閉じ"夢"であって
欲しいと願う私の耳に
聞こえたのは…
:07/07/28 17:45
:PC
:f7zgbA0A
#73 [あゆみ]
:07/07/28 18:12
:N904i
:Kkp/MWF2
#74 [朔]
あゆみさん>ありがとうございます♪
嬉しいです(*^o^*)
怖いと思ってもらえるように
頑張ります!!
お付き合い下さいね♪
:07/07/28 20:04
:PC
:f7zgbA0A
#75 [朔]
>>72"夢ナンカジャ…ナイワヨ…"
低くしゃがれた声。
「え?」
ゆっくりと目を開けた
私の視界に入ったのは
黒い髪を振り乱し
青白い顔の頬は痩せこけ
目は白目の…。
鬼のような
形相の女の顔が
目の前にあった。
:07/07/28 20:09
:PC
:f7zgbA0A
#76 [朔]
―…。
「…子…蒼子…」
名前を呼ぶ声が聞こえる。
「…ん」
薄く開いた目に見えたのは
心配そうに覗き込む
お姉ちゃんの顔…。
:07/07/28 20:11
:PC
:f7zgbA0A
#77 [朔]
「お姉ちゃん!!!!」
声を上げて
いきなり起き上がった
私の突然の行動に驚いて
「な…何?」
と不思議そうに尋ねる。
私はお姉ちゃんに抱きつき
部屋を見渡す…。
:07/07/28 20:14
:PC
:f7zgbA0A
#78 [朔]
「お姉ちゃん…昨日…」
昨夜の出来事を
話そうとする私は
お姉ちゃんに違和感を感じた…。
見る見る間に
私が抱きついている
お姉ちゃんの腰が
やせ細っていく…。
「お…姉ちゃん?」
:07/07/28 20:42
:PC
:f7zgbA0A
#79 [朔]
見上げると
お姉ちゃんなんかじゃなく
そこにはさっきの女…。
うすら笑いを浮かべ
私の腕をしっかりと
握り締めている…。
「嫌ぁぁぁ!!!!」
私は悲鳴を上げ
女から離れようとした。
:07/07/28 20:45
:PC
:f7zgbA0A
#80 [朔]
「逃ガサナイ…」
私の耳元へ不気味な顔を
近づけ女は言った。
その女のやせ細った
気味の悪い腕は
骨ばって私の腕に
ナイフのように食い込む。
:07/07/28 21:05
:PC
:f7zgbA0A
#81 [朔]
声にならない痛みを
歯を食いしばり耐える…。
メキメキと食い込む音が
聞こえてきそうな程に
女の手に力がこもる。
「や…め」
女は首をおかしな方向に
曲げながら私の言葉に
更に不気味な笑顔を向ける。
:07/07/28 21:10
:PC
:f7zgbA0A
#82 [朔]
どんどん私に
近づく女の顔。
自分から
血の気が引くのが
わかる・・・。
―ストン
私はまた意識を手放した。
:07/07/28 21:12
:PC
:f7zgbA0A
#83 [朔]
ジリリリリリ!!!!
「…。」
目覚ましの音に
目を開けた。
"今度こそ本当に朝?"
急いでカーテンを開き
窓を開けて外の空気を
肌で感じる。
:07/07/28 21:14
:PC
:f7zgbA0A
#84 [朔]
外には学校に通う子供や
高校生が家の前の道を
通っているのが見えた。
「…ほんとに朝だ。」
安堵のあまりに
泣きそうになる気持ちを抑えて
ため息をついた。
:07/07/28 21:17
:PC
:f7zgbA0A
#85 [朔]
「何してるの?」
お姉ちゃんの声にビクッと
体を震わせる。
「…お姉ちゃん…でしょ?」
昨日の出来事は
夢じゃなかったのか…?
恐る恐るおかしな事を聞く
私にお姉ちゃんは
「はぁ?わけ分からないから!!
遅刻するよ?」
:07/07/28 21:20
:PC
:f7zgbA0A
#86 [朔]
いつも通りのお姉ちゃんの
対応に私は心から
「…良かった。」
この言葉を呟いた。
母さんが朝食を
用意してくれていたけど
食欲が湧かない。
あれは何だったのか…?
夢…だけど
"夢ナンカジャ…ナイワヨ…"
:07/07/28 21:25
:PC
:f7zgbA0A
#87 [朔]
あの声が耳から離れない。
あの笑い顔が頭から離れない。
「どうしたの?
蒼子…顔色悪いわね?」
母さんが心配そうに顔を
覗き込みおでこに手を当てる。
「…大丈夫。」
そう母さんに告げ
用意されたオレンジジュースを
飲み干した。
:07/07/28 22:15
:PC
:f7zgbA0A
#88 [朔]
「行ってきます。」
心配かけたくなくて
いつも通りのふりをして
家を出た…。
潤は大丈夫なのか…?
おかしな出来事は
潤があの家に引越してからだ。
バスが来るまでまだ少し
時間がある。
:07/07/28 22:18
:PC
:f7zgbA0A
#89 [朔]
それに潤が出勤するには
まだ余裕もある。
私はカバンから携帯を
取り出すと潤へと
電話をかける。
…RRRRRR
呼び出し音が鳴る。
:07/07/28 22:19
:PC
:f7zgbA0A
#90 [朔]
…RRRRRR
潤は出ない。
心配で胸騒ぎがする…。
RRRRR…プッ。
「もしも…し」
プープープー…。
電話が切れた。
:07/07/28 22:21
:PC
:f7zgbA0A
#91 [朔]
何度かけても繋がらない。
携帯を握り締め
嫌な予感が予感で終わるように
祈った…。
「もぅ…何で出ないのよ!!」
イラつく私の気持ちをよそに
バスが到着した。
:07/07/28 23:11
:PC
:f7zgbA0A
#92 [朔]
会社に着いていつも通りに
仕事を始めても実に入らない。
慣れているはずの
書類整理がはかどらない。
書類は増えていくだけ…。
いつもならロッカーに
しまっている携帯をデスクの
引き出しに入れた。
:07/07/29 00:18
:PC
:Um2AXuIs
#93 [朔]
いつでも潤と連絡が着くように。
もう3時間は経っているのに
潤からの折り返しの電話は無い。
焦りだけが先走る。
"まさか潤にも何かあったんじゃ…。"
だけど私用で会社を早退して
潤の元へと向かうわけにはいかない。
:07/07/29 00:20
:PC
:Um2AXuIs
#94 [朔]
"もう早く連絡してよ!!"
願いも虚しくお昼が過ぎても
潤は電話に出ないし連絡もなかった。
―仕事は終わった。
私は同僚からの飲みの誘いも
断ってすばやく帰り支度を
済まして会社を後にする。
:07/07/29 00:24
:PC
:Um2AXuIs
#95 [朔]
会社の前でタクシーを拾い
潤の家の住所を告げ
向かってもらった。
潤がくれた
合鍵を手の中に収め
潤が無事な事を祈りながら…。
潤の家に着いて急いで
部屋へと向かい
チャイムを鳴らす。
:07/07/29 00:47
:PC
:Um2AXuIs
#96 [朔]
とりあえずもう1度鳴らす…。
やっぱり返答はない。
私は合鍵を使って家を開けると
中へと入った。
「…潤!!!」
部屋のには誰もいない。
静寂の中、私の声だけが
響いた。
:07/07/29 00:52
:PC
:Um2AXuIs
#97 [朔]
「…いない。」
仕事に行ったんだ…。
「じゃぁ何で…電話に…」
そう思うと同時に
私の携帯が鳴った。
"潤 着信中"
不機嫌に電話に出る。
「…はい。」
:07/07/29 00:55
:PC
:Um2AXuIs
#98 [朔]
「もしもし?蒼子…?」
「…何?」
「ごめんな!!仕事でトラブッて
今まで外を回ってたんだ!!
それでなかなか電話出来なかった!」
息が荒い…嘘ではないらしい。
:07/07/29 00:59
:PC
:Um2AXuIs
#99 [朔]
「…もう…心配した。」
潤の声を聞いて安心した。
怒っても仕方がないのかも…。
そう考え直すと
潤に何もなくて良かったと
思った。
「何で心配するんだよ?」
とにかく会って話がしたいから
家で待ってると伝えて電話を切った。
:07/07/29 01:02
:PC
:Um2AXuIs
#100 [朔]
家で待つ事30分。
潤が帰って来た。
ガチャッとドアが開き
スーツ姿の少し疲れている潤が
家へと入って来た。
「あー…疲れた。」
「おかえりぃ…」
私の顔を見て
潤は「ただいま。」
と少し笑った。
:07/07/29 01:14
:PC
:Um2AXuIs
#101 [朔]
潤が袋を手渡してきた。
「何?」
「好きだろ?」
小さなコンビニの袋を
開けてみると中には
"ブドウゼリー"が入っている。
「…?」
袋の中身を見て潤の顔を見た。
:07/07/29 01:17
:PC
:Um2AXuIs
#102 [朔]
「え?買ってきたの?」
不思議に思い聞くと
普通の顔をして潤は
「お前好きだっただろ?」
…誰と勘違いしてるんだろう。
私はゼリーやプリンが一切
食べられない…。
:07/07/29 01:24
:PC
:Um2AXuIs
#103 [朔]
口の中でプルプルと動く
食感が好きじゃない…。
だから食べられない。
潤の前でゼリーを
食べた記憶は一切ないのに…。
絶対に誰かと間違えている。
私はムスッとして潤に
袋を突っ返す。
:07/07/29 01:27
:PC
:Um2AXuIs
#104 [朔]
「何だよ?いらねーの?」
「私…ゼリーとか食べられないけど?」
潤は「あれ?」と首を傾げる。
「"あれ?"じゃないわよ!!誰と
間違えてるのよ!!??」
怒った私の声に潤は
「間違ってねぇよ!!お前が…」
そう言いかけて潤は黙る。
:07/07/29 01:33
:PC
:Um2AXuIs
#105 [朔]
「…何よ?何で黙ってるの?」
私の言葉に潤が
「…百合の花…好きか?」
私に聞く。
「百合…?好きでもないし
嫌いでもない!何?!」
潤の言動がおかしい。
:07/07/29 01:35
:PC
:Um2AXuIs
#106 [朔]
「…だよなぁ…何でだろ?
俺…変だよな?」
「変だけど?」
さっきから何が言いたいのか
さっぱり分からない。
「ごめん…気にしないでくれ。
浮気とか絶対にしてないから!!」
潤の言葉を信じていいのか
少し考えていた。
:07/07/29 01:43
:PC
:Um2AXuIs
#107 [朔]
[略奪]
私は今、自宅のマンションの
屋上へと来ている。
ここは15階建て。
ここから飛び降りれば
すぐに楽になれるのかな…?
もう、何もかも嫌になった。
学校も友達も親も…。
:07/07/29 01:50
:PC
:Um2AXuIs
#108 [朔]
私は
佐野江里子 18歳。
私は今、いじめにあっている。
親はそれを知らない。
ただ、いい大学に行けと成績と
世間体を気にしてプレッシャーを
かけるだけの親。
:07/07/29 01:54
:PC
:Um2AXuIs
#109 [朔]
「私なんて必要ない。」
親も友達さえも私を
必要とはしてくれない。
それなら私に残された道は
1つしかない…。
遺書も書いた。
私をいじめた人間の名前と
親への不満も…。
:07/07/29 01:57
:PC
:Um2AXuIs
#110 [朔]
高い空を見上げて
ずっと上の方を気持ち良さそうに
飛んでいる鳥を
うらやましく思うと
屋上に設置してある高い柵を
乗り越えようとした。
私は死ぬ事を恐れてはいない。
むしろ必要とされない事が怖い。
:07/07/29 01:59
:PC
:Um2AXuIs
#111 [朔]
ガシャンガシャンと音をさせて
柵を登る。
見晴らしの良かった景色は
柵を登ることで更にきれいに
見え始めた。
留まる事無く
勢いだけで柵を登る私の
足を誰かが掴んだような気がした。
:07/07/29 02:01
:PC
:Um2AXuIs
#112 [朔]
「…!!」
下を見ても誰もいない。
そして、また上を見上げて
柵を登ろうとした時…。
強い風が吹いていたのに
一瞬で止むと
世界に自分1人だけのような
錯覚を覚えるほどの静寂になった…。
:07/07/29 02:04
:PC
:Um2AXuIs
#113 [朔]
「何?何でいきなり風が止んだの??」
鳥のさえずりさえも
聞こえなくなった。
柵を登る手を止めたまま
辺りをキョロキョロと
見回してもおかしな事は
何にもない。
屋上への入り口を見て
空を見上げて
まっすぐ前を見直した
私の目に映ったのは…。
:07/07/29 02:11
:PC
:Um2AXuIs
#114 [朔]
目を疑うような光景。
細く白い美しい女の人が
宙に浮きコチラを見ている。
「…天使?」
彼女は少し微笑んで
宙を歩きながら
あたしに近づいた。
:07/07/29 17:50
:PC
:Um2AXuIs
#115 [朔]
私の方へと近づき
手を差し伸べる。
あたしも自然と
自分から手を差し出していた。
彼女を見つめていると
風になびいていた彼女の
黒髪はノイズが混じるように
ぶれ…次第に髪がバッサバッサと
乱れていく。
:07/07/29 17:53
:PC
:Um2AXuIs
#116 [朔]
目の錯覚なのか…目の前で
起きている事に頭が
ついていけない…。
美しかった彼女の姿は
徐々に鬼婆のような姿へと
変わってゆく。
「な…」
言葉が出ない…。
:07/07/29 18:26
:PC
:Um2AXuIs
#117 [朔]
女はスーッと音もなく
あたしのそばに来ると
骨ばった青白い手を
差出しあたしの顔を
撫でながら…。
「イラナイナラ…チョーダイ…
ソノ…カラダ…」
あたしの頭の中へ
しゃがれた声で言葉を響かせた。
:07/07/29 21:14
:PC
:Um2AXuIs
#118 [朔]
―ドンッ
あたしは柵から地面へと
叩きつけられた。
「ぐっ…がは…」
気がつくと女はあたしの
上に乗り細い手で
首を締め上げている。
息が…出来ない。
女の不気味な微笑みを
見ながらあたしは
自分の鼓動の音が
小さくなるのを聞いていた…。
:07/07/29 21:28
:PC
:Um2AXuIs
#119 [朔]
―潤の家。
私は潤の意味不明な
行動と言動を疑っていた。
「疲れてたんだって!!信じろよ!!」
「…ブドウゼリーを?」
可愛くない…私。
潤は土下座に近い姿まで
見せてくれたのに。
:07/07/29 21:33
:PC
:Um2AXuIs
#120 [朔]
「…もういいよ。」
潤は大きくため息をついた。
「ごめん。」
私は潤に素直に謝ると
「今日は…帰るね。」
何も返事を返さない潤の
背中に伝えて玄関へ向かう。
:07/07/29 23:03
:PC
:Um2AXuIs
#121 [朔]
ドアを開けて外へ出る。
すると中からバタバタと潤の
足音が聞こえて
「…送る。」
照れくさそうに言った。
駐車場へ向かう時
私達はエレベーターに乗った。
:07/07/29 23:05
:PC
:Um2AXuIs
#122 [朔]
ドアが開いて乗り込む
私達より先に乗っている人がいた。
エレベーターの片隅で
じっと下を向いている
女子高生らしき女の子。
少し驚いたけれど
潤が「どうも…。」
と声をかける。
:07/07/29 23:07
:PC
:Um2AXuIs
#123 [朔]
彼女は小さく頷き
また下を見ている。
潤が1階のボタンを押して
エレベーター独特の
揺られを感じて
車へと向かう。
その時、
何か視線を感じて
その女子高生を
そっと見ると…。
:07/07/29 23:08
:PC
:Um2AXuIs
#124 [朔]
こちらを恨めしそうに
俯いたまま目を見開き
視線だけで私を睨んでいた。
「…。」
潤の方へと近づく。
少し気味が悪い。
それでも彼女は
視線を私から外す事なく
ずっと私を見ていた。
:07/07/29 23:11
:PC
:Um2AXuIs
#125 [朔]
チンとエレベーターが
着いた合図を鳴らして
1階へと着いた。
先に出ようとした私達を
追い越してその子は
エレベーターから降りる。
私は目が合わないように
下を向いて潤の服を掴んだ。
:07/07/29 23:13
:PC
:Um2AXuIs
#126 [朔]
潤はこちらを見て
何も言わずに
エレベーターから車へと
向かって歩く。
彼女は後ろを歩く私を
追い抜くときにその子が
「許さないわよ…。」
小さな声で私に呟いた。
:07/07/29 23:23
:PC
:Um2AXuIs
#127 [朔]
「…!!」
彼女を慌てて見る。
だけど彼女は
普通に私達を追い抜いて
先へと歩いていってしまった。
潤の服を掴む手に力が入る。
あの子の声は
あの夜、聞いた
しゃがれた女の声だった気がした。
:07/07/29 23:25
:PC
:Um2AXuIs
#128 [朔]
車の中でひと言も
話そうとしない私に潤が
「…まだ怒ってんの?」
と私の手を握って来る。
その声に潤を見て
「ううん!怒ってないよ?」
複雑な笑顔を返した。
:07/07/29 23:27
:PC
:Um2AXuIs
#129 [ゆい]
めちャ怖いしッッ((゚д゚;)))
怖いのキライなんだけど続きが気になっちゃって、一気に読んじゃぃまシタ(>∀<;)
怖いケド面白いデス



完結までビクビクしながら読みたいと思いマス


:07/07/30 02:16
:SH902iS
:c43pVyAk
#130 [朔]
ゆいさん>感想ありがとうございます♪
ほんとに嬉しいです(-^o^-)
怖いと思ってもらえれば本望です(笑)
怖さが伝わるように頑張って書きますので
これからもお付き合い下さいね!!
よろしければこちらに感想版を
作ってますのでここも覗いて見てくださいm(_ _)m
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2576/
:07/07/30 10:16
:PC
:zwhLL1RE
#131 [朔]
>>128「どした?」
潤はさっきの子の言葉は
聞こえなかったのかな?
至って普通の潤…。
「ねぇ…」
と潤の方を向いた。
そこには…。
:07/07/30 10:45
:PC
:zwhLL1RE
#132 [朔]
窓にべったりとはりつき
鬼の形相で私を睨む
さっきの女子高生が見える。
「キャァァ!!!」
あまりの恐怖に
目を閉じ声を上げた。
その声に潤は驚いて
車は急ブレーキがかかった。
:07/07/30 10:47
:PC
:zwhLL1RE
#133 [朔]
「…ビックリするだろ!!!」
潤が怒鳴った。
私は涙を浮かべ声を
発する事が出来ずに
下を向いて窓を指差す。
「…なんだよ?!」
潤が窓を見る。
:07/07/30 10:49
:PC
:zwhLL1RE
#134 [朔]
「さっきの…子…」
震える声で潤に伝えると
潤は窓を開けて
体を乗り出して周りを見ている。
「誰もいねぇよ!!
さっきの子って…何だよ!!」
潤がイラだち私に聞いた。
:07/07/30 10:52
:PC
:zwhLL1RE
#135 [朔]
何も言い返さない私を
チラッと睨むと潤は
また車を走らせた。
車の中は気まずい空気が流れている。
私は怖くて窓の方が見えない…。
俯いたまま何も言わず…。
車は自宅へと着いた。
:07/07/30 11:04
:PC
:zwhLL1RE
#136 [朔]
「じゃ…ね」
そう言って車から降りる私を
見ようともせず潤は
不機嫌な顔をしたまま
車を走らせ帰って行った。
…何かおかしい。
私にだけに見えているの??
:07/07/30 14:04
:PC
:zwhLL1RE
#137 [朔]
引越しの時から
何かがおかしかった…。
ベランダから見ていた女の人。
玄関での事…夢…それから
ブドウゼリーもエレベーターでの
出来事も…。
今さっきの事だって…。
:07/07/30 14:06
:PC
:zwhLL1RE
#138 [朔]
潤には見えていない…。
私にだけに起きる怪奇現象。
思い出すだけで悪寒が走る。
あの女の子の顔…。
もう人間の顔じゃなかった。
恨みを隠しきれずに
ただ怨念の塊のような…。
蛇のような不気味さがあった。
:07/07/30 14:09
:PC
:zwhLL1RE
#139 [朔]
「私を…恨んでる?」
どう考えてもそれしか
思い浮かばない。
私だけに見えているあの女の人。
「何で…何で私なの…」
今まで生きてきて誰かに恨みを
買った覚えはない。
:07/07/30 14:21
:PC
:zwhLL1RE
#140 [朔]
もちろん、知らず知らずに
傷つけた人がいないとは限らない。
だけど…全く見覚えがない。
だからこそ恐ろしくて
解決法が見つからない…。
もしも私を恨む理由が分かれば
何らかの方法で恨みを晴らせるかも
知れないと思った。
:07/07/30 14:23
:PC
:zwhLL1RE
#141 [我輩は匿名である]
怖い�ホ�ホ��
けど見てしまう(;¬_¬)�ホ頑張ってください��
:07/07/30 19:03
:W51S
:n0Se.0BU
#142 [朔]
我輩は〜…さん>怖さが伝わっているようで
とても嬉しいです(^^;)
更新頑張ります(>o<)
:07/07/30 19:54
:PC
:.7bCdJCM
#143 [蝶]
>>主様
表現が上手くて
引き込まれます(^ω^)
リアルに想像出来るカラ
めちャ怖い(●д●)
これからも
楽しみにしています☆
話の途中で
失礼しました(_ _*)
:07/07/30 20:16
:SH902iS
:ae5Haba.
#144 [朔]
蝶さん>想像できる怖さを目指して書いてるので
そう言ってもらえるとすごく嬉しいです(*^o^*)
頑張って更新しますのでよろしくです!!
感想も感謝です(^U^)有り難うございました♪
:07/07/30 20:59
:PC
:.7bCdJCM
#145 [朔]
>>140潤に電話をかける。
やっぱり話さなきゃいけない気がした。
電話に出てくれないかも知れない…。
だけど今の私が思いつくのは
潤が今の家に越してから
私に異変が起き始めた事だけ…。
鳴り続ける電話をただ聞いて
潤が出てくれるのを待つしかなかった。
:07/07/30 21:30
:PC
:.7bCdJCM
#146 [朔]
しばらく鳴らし続ける…。
だけど潤が電話に
出てくれる事はなかった。
「怒ってるよね…。」
私はいても立ってもいられずに
さっきまで居た潤の家へと向かう事にした。
もしも今のこの時に
潤に何かあったら嫌だったから。
:07/07/30 21:32
:PC
:.7bCdJCM
#147 [朔]
さっき片付けたバッグに
手当たり次第に荷物を入れて
母さんに
「もう1回潤の家に行って来る。」
そう告げると車に乗り込み
潤の家へと急いで向かった。
家へと向かっている間も
さっきの窓にはりついた子の顔が
ちらついてハンドルを握る手に
力がこもってしまう。
:07/07/30 21:35
:PC
:.7bCdJCM
#148 [朔]
心を落ち着かせないと…。
そう強く自分に言い聞かせて
ただ車を走らせた。
―車で走る事20分
いつもより少し早く潤の
家に着いた…。
駐車場に着いて潤の車を
探すけど潤の車は見当たらない。
:07/07/30 21:38
:PC
:.7bCdJCM
#149 [朔]
「どこかへ…行っちゃたのかな。」
今、1人であの部屋に入るのは
勇気がいった…。
だけど行かなきゃいけない気がして
私は潤の家へと1人で向かった。
「…」
家への帰りにも怖かったエレベーター。
あの女子高生は一体…何だたんだろう。
:07/07/30 21:40
:PC
:.7bCdJCM
#150 [朔]
前は普通に乗れたのに…。
今はちょっと不気味に見える。
ドアが開いて薄暗い蛍光灯だけで
照らされるエレベーターは
怖さを更に演出している…。
4階ボタンを押して
エレベーターが早く着くように
下を向き目をつぶったまま乗っていた。
:07/07/30 21:42
:PC
:.7bCdJCM
#151 [朔]
チンと音がして
恐る恐る目を開ける。
…誰もいない。
「良かった…。」
エレベーターから降りる私の
耳に誰かの話し声が聞こえた。
多分、4階に住む
おばさん達の話し声。
:07/07/30 21:44
:PC
:.7bCdJCM
#152 [朔]
エレベーターから降りて行く。
話し込んでるおばさんは
私に気がつかずに話を
続けていた…。
「ほら…今度の406号室は…」
「あぁ…男の子よね?」
406号室…?
ここの部屋の事だよね…。
:07/07/30 23:29
:PC
:zwhLL1RE
#153 [朔]
何かあったのか…私は
おばさん達に近づき
「あのー…」
と声をかけた。
「あ…!」
一瞬、驚いた顔をして
私の方を見てそそくさと
自分達の家へと入って行った。
:07/07/30 23:34
:PC
:zwhLL1RE
#154 [朔]
「何…気になるし…。」
"今度の406号室は"
"男の子よね?"
会話の意図が全く掴めない。
だけど…この部屋の事を
話している事に間違いなかった。
部屋を見上げ…。
私は手に力を込め
鍵を開けて部屋へと入った。
:07/07/30 23:55
:PC
:zwhLL1RE
#155 [朔]
部屋の中は
蒸し暑く静けさが響く。
部屋の主がいないけれど
「お邪魔し…ます。」
一応、潤に言ったつもりで
靴を脱ぎ部屋へと上がった。
部屋を見渡す。
「おかしな所はない…か。」
少し散らかってるのが目に
つくだけで特に気になる所はない。
:07/07/30 23:58
:PC
:zwhLL1RE
#156 [はんなり☆]
更新されてる����
さっきの怖いけどのぞいちゃってるやつです�棟ホ
ドキドキ�ホ頑張ってくださいね�ヘお邪魔すみませんでした�ホ�ホ�ヘ
:07/07/31 00:08
:W51S
:Gz0ATkaQ
#157 [朔]
はんなり☆さん>
>>141 の方ですよね??
お邪魔だなんて!!
コメント・お付き合い共に嬉しいです(^^*)
更新しますのでよろしくお願いします♪
:07/07/31 00:33
:PC
:vk1fK6.E
#158 [朔]
>>155…それよりさっきの
おばさん達の話が気になる。
聞いた所で教えて
もらえるわけはないか…。
何か手がかりが欲しい。
「私に何の恨みがあるっていうの…」
ぽつりと呟いた私の言葉に
反応するようにジャーっと
水が流れる音が聞こえた。
:07/07/31 09:52
:PC
:vk1fK6.E
#159 [朔]
「…!!水の音…?」
体がビクンとはねた。
怖い…逃げるべき…?
水の音はまだ聞こえている。
その時
"ガチャ"
玄関から音が聞こえた。
「潤が帰って来た!!??」
玄関まで走る。
:07/07/31 09:56
:PC
:vk1fK6.E
#160 [朔]
「じゅ…」
"ガチャ…ガチャ…ガチャ"
ドアの回転式の鍵が
開いたり閉まったりしてる。
「…誰?」
カチャ…ピタっと止んだ。
「…もう…何よ…」
"ガチャ!!ガチャ!!
ガチャ!!ガチャ!!ガチャ!!"
狂ったように鍵が先程より
早く開いたり閉まったりする。
:07/07/31 10:00
:PC
:vk1fK6.E
#161 [朔]
「ヤダ!!やめてー!!!!」
それでも止まらない鍵の
音に後ずさりする。
…トン
冷や汗が背中を伝う…。
この部屋には私しかいないのに。
確かに今、誰かとぶつかった。
:07/07/31 10:02
:PC
:vk1fK6.E
#162 [朔]
怖くて振り向けない。
水の音もまだ
聞こえ続けている。
ガチャガチャ…ザー…ガチャガチャ…
そして後ろには人の気配がする。
恐ろしくて…動けない。
:07/07/31 10:05
:PC
:vk1fK6.E
#163 [朔]
両手で耳を押さえ目をつぶり
その場にしゃがみ込んだ。
自分の暗闇の中で
恐怖に耐える。
「…潤!!潤!!」
潤の名前を呼ぶ。
…バタバタ。
ドスン!!
:07/07/31 10:14
:PC
:vk1fK6.E
#164 [朔]
誰かが歩く音…。
しゃがみ込む私のすぐ
そばを歩き回る音。
"お願い!!彰彦!!お願…い"
伏せているはずの
耳に聞こえるかすかな声。
誰かの悲願の声。
:07/07/31 10:22
:PC
:vk1fK6.E
#165 [朔]
私は目をゆっくりと開ける。
…ここドコ?
映りの悪いテレビを
見ているような…誰かの部屋の中。
時代は80年代ぐらい…。
置いてある家具や食器が
少しレトロで古臭い。
:07/07/31 10:25
:PC
:vk1fK6.E
#166 [朔]
リビングらしき部屋の
真ん中に私は立っている。
―見渡しても知っている場所ではない。
目の前にある小さなダイニングテーブル。
そこに花瓶に白い百合が
頭を垂れ枯れかけている。
「何…何なの!!??」
場所もわからずに
立ち尽くしていると…。
:07/07/31 10:29
:PC
:vk1fK6.E
#167 [朔]
玄関が開いて
外から男の人が入って来た。
「…」
見た事があるような…。
その人はドスドスと家へと
入り台所へ向かう。
私は男の人を目で追うと
いつの間にいたのか台所には
女の人が立っている。
:07/07/31 10:31
:PC
:vk1fK6.E
#168 [朔]
黒い髪に白いブラウス…。
後姿でもわかる。
私の前に出てくる人だ…。
その人は振り返り
男の人に気がつくと
「彰彦…おかえりなさい。」
微笑み言った。
:07/07/31 11:09
:PC
:vk1fK6.E
#169 [朔]
その人はとても嬉しそうに
男の人を出迎えた。
だけど男の人はつかつかと
女の人に近づくと
バシッと頬を平手打ちした。
思わず私は息を飲む。
「…」
叩かれた女の人は
頬を押さえると
「…何?」
:07/07/31 11:13
:PC
:vk1fK6.E
#170 [朔]
男の人を睨み聞いた。
「茉莉…お前…綾子に
会いに行ったそうだな。」
男の人は女の人に
怒り気味で聞いている。
女の人は俯き黙っている。
:07/07/31 11:17
:PC
:vk1fK6.E
#171 [朔]
「もうお前と俺は終わったんだ!!」
"もう電話もやめてくれ…
綾子のお腹には子供がいる。"
男の人はそう涙ながらに
彼女に伝えている。
だけど彼女は…
「…彰彦?何を言ってるの?
夢の話?」
目は笑わず口元だけで微笑む。
少しおかしいのか…。
:07/07/31 11:32
:PC
:vk1fK6.E
#172 [朔]
「綾子って誰?…彰彦は私を
愛しているんでしょう??」
男の人の胸ぐらを
掴むと不気味な笑顔で
顔を近づける。
「私はね…あなたからの
暴力も強制的なSEXにも耐えた!!
どうしてかわかる…?」
"あなたを
愛しているからよ…"
そう涙ながらに言うと男の人の
足元へと崩れ落ちた。
:07/07/31 11:41
:PC
:vk1fK6.E
#173 [朔]
泣き崩れる人に
男の人は言葉をかける事も無く
悲しそうに見つめ
「…すまない。
綾子を愛しているんだ。」
囁くような声で告げると
部屋を出て行こうとした。
:07/07/31 11:47
:PC
:vk1fK6.E
#174 [朔]
「彰彦…」
名前を呼び振り向いた
男の人に
「幸せになるなんて許さない。
奪ってやる…その幸せを…奪ってみせる。」
呪いの言葉を吐いた。
:07/07/31 11:50
:PC
:vk1fK6.E
#175 [朔]
その言葉を噛みしめる様に
すると男の人は
「…すまない。」
そう告げると部屋を出て行った。
女の人は崩れ落ちたまま
起き上がろうとはしない。
私はただ見ていた。
女の人はどうするのかを…。
:07/07/31 11:52
:PC
:vk1fK6.E
#176 [我輩は匿名である]
更新してよ
:07/07/31 21:50
:W42SA
:KQHnMSik
#177 [ゆい]
>>176主さんはけっこう頻繁に更新されてますよ。
そんな言い方ないと思う。
:07/07/31 22:01
:SH902iS
:☆☆☆
#178 [まな]
同感

:07/07/31 22:14
:SH902i
:bUN.BYsU
#179 [我輩は匿名である]
はいはい すみませ-んでした-
:07/07/31 22:35
:W42SA
:KQHnMSik
#180 [まな]
適当だねー…

:07/07/31 22:56
:SH902i
:bUN.BYsU
#181 [朔]
ゆいさん・まなさん>
朔の為にありがとうございます(-^o^-)
でも気にしていないので大丈夫です!!
これからもお付き合い下さいね♪
感謝してますm(_ _)m
>>176我輩が〜さん>更新待ってくれていたんですよね。
今から少し更新します(^^)
:07/07/31 23:54
:PC
:vk1fK6.E
#182 [朔]
>>175泣き崩れる彼女を
私は黙って見ていた。
「…うぅ…彰彦…」
立ち去った彼の名前を呼び
苦しそうに唸る…。
そして彼女は細い指を立てて
ガリガリと畳を爪で引っ掻いた。
それは指だけで
悔しさや恨みを表現するように。
:07/07/31 23:58
:PC
:vk1fK6.E
#183 [我輩は匿名である]
主
そうそう わかってんじゃ-ん♪
まな
って まな と なま ってやつの?
:07/08/01 00:01
:W42SA
:hDiqugYI
#184 [朔]
「…。」
見るのも痛々しい…。
彼女は一瞬ふと黙り
私の方へと指を差した。
「!!??」
私が見えているの…?
彼女は
俯いたまま私へと近づく。
私は思わず後ずさりした。
:07/08/01 00:02
:PC
:YTL69qI.
#185 [朔]
>>183我輩は〜さん>読んでくれているのは
感謝していますよ!
ただ私の事をかばってくれた
まなさん・ゆいさん の事はそっとしておいて
下さいね(^^)
更新しますね。
:07/08/01 00:07
:PC
:YTL69qI.
#186 [我輩は匿名である]
朔さん
は-い
:07/08/01 00:09
:W42SA
:hDiqugYI
#187 [朔]
:07/08/01 00:09
:PC
:YTL69qI.
#188 [朔]
:07/08/01 00:11
:PC
:YTL69qI.
#189 [我輩は匿名である]
いえいえ 此方こそ
気を取り直して 更新して下さいな♪
:07/08/01 00:11
:W42SA
:hDiqugYI
#190 [朔]
>>184彼女は私へと近づく。
ズズズ…と気味の悪い音を
立てながら…。
私は後ろへ後ろへと
追い込まれてゆく。
―ドン
タンスへと背中がぶつかり
逃げ場を失った。
:07/08/01 00:16
:PC
:YTL69qI.
#191 [朔]
俯き髪を振り乱した彼女から
目が逸らせない…。
あの鬼のような形相で
また私を睨むのだろうか…。
彼女の顔が見えそうになって
私は…目をつぶった。
「…」
何の音も気配もしない。
:07/08/01 00:20
:PC
:YTL69qI.
#192 [朔]
…あれ?
恐る恐る片目を
うっすらと開き
徐々に両目を開くと…。
目の前には真っ赤な血の海。
ピチャピチャと血が滴る音がする。
「…なに…これ?」
:07/08/01 00:23
:PC
:YTL69qI.
#193 [朔]
畳の上は畳が血を吸い上げて
赤黒く変色している。
「ヤダ…なん…」
自分の目に映る状況が
飲み込めずに戸惑っている私の
耳に聞こえたのは誰かの声…。
:07/08/01 00:39
:PC
:YTL69qI.
#194 [朔]
弱々しく呟くような…。
そっと近づき声の主を探す。
「…ひっ!!」
手には鋭く光る包丁…。
血の海の中で座り込む
あの女の人の姿。
彼女の着ている服も血が
染み込み真っ赤になり
彼女の脇腹からは鮮血が
大量に噴き出し流れている。
:07/08/01 00:44
:PC
:YTL69qI.
#195 [朔]
ザクッザクッ…ピチャピチャ
彼女の目は空ろで
もう意識はほとんどないんだろう…。
ただ壊れたオモチャのように
自分の脇腹を何度も刺している。
「やめてぇぇぇ!!」
私は彼女へと駆け寄り
包丁を手に振り上げた腕を
掴もうとした…。
:07/08/01 00:47
:PC
:YTL69qI.
#196 [朔]
"ザクッ"
彼女は自分の心臓めがけて
包丁を振り下ろした。
…私は彼女の腕を掴むことが
出来ないまま…目の前で
人が息絶えるのを見てしまった。
恐ろしさと彼女への哀れみ
…私は自分の意識が
遠のいていくのがわかった。
:07/08/01 00:51
:PC
:YTL69qI.
#197 [朔]
「…こ…蒼子…」
頬に微かな痛みを感じる。
「蒼子…おい…蒼子…」
潤の声が聞こえる。
薄く開く視界には潤が
覗き込んでいる。
「……潤?」
潤の名前を呼び体を
ゆっくりと起こす。
:07/08/01 01:16
:PC
:YTL69qI.
#198 [朔]
私は潤のベッドへと
倒れていたらしい。
「家に送ったのに何で
ここにいるの?」
潤は不思議そうに聞いた。
私は思い出したように
ベッドから起き出して
家を飛び出した。
:07/08/01 01:19
:PC
:YTL69qI.
#199 [朔]
「あ…!おい…蒼子!!」
潤が私の名前を呼ぶ声が
聞こえた…だけど私は
どうしても確かめなきゃ
いけない事があった。
急いで外へ出て潤の家の
向かいの家のチャイムを鳴らす。
:07/08/01 01:22
:PC
:YTL69qI.
#200 [朔]
ピーンポーン…。
「はーい。」
と先程のおばさんとは
違う若い子の声がする。
「…はい?」
玄関を開けたのは
高校生らしき女の子。
:07/08/01 01:26
:PC
:YTL69qI.
#201 [朔]
私はその女の子に
「…お母さんいるかな?」
私の言葉にその子は
軽く頷くと奥へと
お母さんを呼びに行った。
後から私を追いかけて来た
潤は不思議そうにただ私を見ていた。
:07/08/01 01:28
:PC
:YTL69qI.
#202 [朔]
奥から先程のおばさんが
出て来た。
怪訝そうな顔をして…。
私は軽く会釈をすると
おばさんは私を見て
「あ…」
と気まずそうな顔を見せた。
:07/08/01 01:35
:PC
:YTL69qI.
#203 [朔]
おばさんは外へと出て
玄関を完全に閉めた。
そして私に
「何か?」
と尋ねる。
私は率直に聞いた。
「…あの406号室って
…誰か亡くなってますよね?」
私の言葉におばさんは黙り
状況の飲み込めていない潤は
目を丸くして驚いている。
:07/08/01 01:39
:PC
:YTL69qI.
#204 [我輩は匿名である]
更新して下さいな♪
:07/08/01 02:15
:W42SA
:hDiqugYI
#205 [まな]
ホント楽しみにしてるンですね

主さンすごぃです

:07/08/01 07:18
:SH902i
:JOQdtAOQ
#206 [朔]
>>204我輩は〜さん>昨日は更新待っていてくれたのに
ごめんなさい(汗)
今から更新します!
>>205まなさん>昨日は有り難うございました(*^^)
今から更新します♪お付き合いよろしくです!
:07/08/01 11:06
:PC
:YTL69qI.
#207 [朔]
>>203潤は私の言葉に
「亡くなってる…?誰がだよ!!」
大きな声を出して驚いている。
おばさんは無言のまま
少し戸惑った顔で小さく頷いた。
そして私に
「誰に聞いたの?」
と聞き返すと
"あまり言いたくはないんだけどね"
と困った顔でうつむく。
:07/08/01 11:10
:PC
:YTL69qI.
#208 [朔]
私はおばさんの言葉に
"さっき見てきました"
とも言えずに…黙り込むと
「まぁ…入って。」
と私と潤を
自分の家へ招き入れてくれた。
奥の和室へと私達を通すと
「ちょっと待っててね…。」
と部屋を出て行った。
:07/08/01 11:14
:PC
:YTL69qI.
#209 [朔]
潤は私に
「蒼子…どういう事だよ…」
泣きそうな顔で聞いてくる。
私は潤をまっすぐに見つめ
「ちゃんと話すから…」
と潤の手を握り締めた。
:07/08/01 11:21
:PC
:YTL69qI.
#210 [朔]
暫らくしておばさんが
戻ってきた。
手にはアルバムらしき物を
持っている。
「ごめんね…待たせて。」
と私達の前に座ると
「何から話せばいいのかねぇ…」
と下を向き眉をしかめる。
:07/08/01 11:25
:PC
:YTL69qI.
#211 [朔]
―少しの沈黙の後
私が先に口を開いた。
「彰彦…と茉莉って聞きました。」
おばさんは驚いた顔で
私を見ると
「…名前まで知ってるんだね。」
そう言うとアルバムを開いた。
:07/08/01 11:27
:PC
:YTL69qI.
#212 [朔]
おばさんが一枚の
写真を差し出した。
白黒の集合写真。
「…これは?」
私が尋ねるとおばさんは
「これが茉莉さんだよ。」
と一人の女性を指差した。
私は身を乗り出して
写真を覗き込む。
:07/08/01 11:30
:PC
:YTL69qI.
#213 [朔]
ひと目見てわかった。
私の前に現れていた
あの女性だった…。
私の背中に悪寒が走った。
きっと、それは今までの事を
思い出したからなんだと思った。
:07/08/01 11:32
:PC
:YTL69qI.
#214 [朔]
白いブラウスではなく
セーターのような服を着て
髪を結いこちらを見て
微笑んでいる。
「七尾茉莉さんて言うんだよ。」
おばさんは彼女を
思い出しているように名前を言った。
「きれいな子でねー…」
:07/08/01 11:36
:PC
:YTL69qI.
#215 [朔]
確かに写真で微笑む顔は
整った美人だと思った。
「私はねここの家に結婚して
住みだしたから…もう20年は
住んでるんだよ。」
私はおばさんの顔をじっと
見つめて話を聞いていた。
:07/08/01 11:38
:PC
:YTL69qI.
#216 [朔]
「茉莉ちゃんはね…仕事の
為に上京して…あの部屋で
一人暮らしを始めてね…」
おばさんは懐かしむように
話を続けている…。
「気の利く子で…仕事も
毎日、ちゃんと行っててね。
…いつからだろうね…男がさ…。」
「男…?もしかして彰彦?」
思いついたような私の言葉に
おばさんは大きく頷いた。
:07/08/01 11:42
:PC
:YTL69qI.
#217 [朔]
「まぁ…茉莉ちゃんも
年頃だったからね…恋人ぐらい
出来てもおかしくはないよ。
男の方もいい男だったよ…。」
"だけどね…"
「男が来るようになって
茉莉ちゃんは顔が腫れていたり
手に包帯を巻いたり…
明らかに暴力を振るわれてた
みたいでね…。」
:07/08/01 13:03
:PC
:YTL69qI.
#218 [朔]
おばさんは悲しそうに
ため息をついて
「…あんな男に
ひっかからなけりゃ
今頃…子供もいて
いいママになってたと思うよ?」
おばさんはとても
悔しそうに言った。
:07/08/01 13:05
:PC
:YTL69qI.
#219 [朔]
私は写真を見つめて
茉莉さんの笑顔は
何だか悲しそうに見える。
「それで…?」
それまで何も言わなかった潤が
おばさんへ聞いた。
「それで…どうなったの?」
:07/08/01 13:18
:PC
:YTL69qI.
#220 [朔]
おばさんは潤を
苦笑いで見つめてから
「それでも茉莉ちゃんは
耐えていたよ…一度は私もね
茉莉ちゃんに忠告したよ。
"あの男はやめといた方がいい"
…てね…だけどね…茉莉ちゃんは
」
"『お酒を飲まない時は優しいから』"
って別れなかったんだよ…。
彼女ははきっと恋人が
本当に好きだったんだ…。
:07/08/01 13:24
:PC
:YTL69qI.
#221 [朔]
だからこそ耐えた。
いつか変わってくれると
信じて…。
暴力にも強制的なSEXも…。
私がこの目で見たのは
彼女に起きた真実…。
:07/08/01 13:27
:PC
:YTL69qI.
#222 [朔]
「いつからか…男が
来なくなったんだよ。」
「茉莉さんの家に…?」
私の方へと振り向き
おばさんは頷いた。
「私は安心したよ。
茉莉ちゃんがもうひどい目に
合わなくて済むからね。」
多分、茉莉さんは…。
:07/08/01 13:30
:PC
:YTL69qI.
#223 [朔]
「茉莉さんは…?」
おばさんは小さく頷いて。
「少しおかしくなってね…。」
…やっぱり。
私が見せられたのは
その後の彼女の記憶…。
:07/08/01 13:32
:PC
:YTL69qI.
#224 [朔]
「鍵を手に外へと出てきて
鍵を開けたり閉めたりしてね…
私が何をしているのか聞くと
涙をポロポロ流しながら…」
『鍵が…合わないから彰彦が…家に
入って来れないかも知れないの!!!!』
そう泣き叫びながら何度もね…。
ゾワっと鳥肌が立った。
:07/08/01 13:35
:PC
:YTL69qI.
#225 [朔]
潤の部屋で私が見た
鍵の開け閉めの音は
茉莉さんがおかしくなって
していた事なんだ…。
「確かに…おかしいですね…。」
そうだろう…とおばさんは
相槌を打った。
:07/08/01 13:37
:PC
:YTL69qI.
#226 [朔]
「どんどんやせ細っていく
茉莉ちゃんを見るのは
痛々しかったよ。顔色も
良くなくてね…家からも
出てこなくなって…。」
「それで…?」
おばさんは目頭を押さえ
"ほんとにいい子だったのに…"
と涙ながらに言った。
「あの部屋でね…自分の
体を何度も突き刺して…
自殺したんだよ。」
:07/08/01 13:40
:PC
:YTL69qI.
#227 [朔]
潤は私の手を握りしめた。
潤は手に汗をかいている。
「潤…」
私の言葉に潤は
「嘘だろ…あの部屋で
人が死んでるなんて…。」
「嘘なら…
どんなにいいだろうね。」
潤の言葉におばさんは
ぽつりと言った。
:07/08/01 13:44
:PC
:YTL69qI.
#228 [朔]
あの部屋でたった一人で
自分の命を絶った茉莉さん…。
「あの…彰彦さん…は?」
おばさんは首を横に振ると
「…さあねぇ…でも…どこかで
普通に生活してるだろうね…。」
と悲しそうに答えた。
:07/08/01 13:58
:PC
:YTL69qI.
#229 [朔]
私達は潤の家へと戻った。
玄関を開ける時
潤は"入りたくねぇよ"と
泣きそうな顔をしていた。
潤は家に入るなり
荷物をカバンに
詰め込み始めた。
:07/08/01 14:01
:PC
:YTL69qI.
#230 [朔]
「俺…実家に帰るわ。」
「…うん。」
潤の荷物を少しでも
多く持って帰れるように
私もカバンへと詰め込む。
その時…潤が
「彰彦…って名前
聞いた事ねぇか?」
そう私に言った。
:07/08/01 14:03
:PC
:YTL69qI.
#231 [朔]
「あぁ…私の
お父さんの名前でしょ?」
…待って。
茉莉さんと別れる原因は
彰彦さんの浮気?
"綾子を愛しているんだ"
そう言っていた…。
:07/08/01 14:05
:PC
:YTL69qI.
#232 [朔]
私はカバンに詰め込む手を
止める…。
「あ…綾子って…かあ…さんの
名前…。」
自分の体温がすーっと
下がっていくのがわかる。
「蒼子…?」
潤が私を呼ぶ。
:07/08/01 14:06
:PC
:YTL69qI.
#233 [朔]
まさか…父さんと母さんが
"茉莉さんを自殺に追いやった
張本人"
「まさか…偶然でしょ…」
私は一人呟く…。
ふと床へと視線を落とすと…。
カバンの向こうに
真っ白な細い足が立っている。
:07/08/01 14:11
:PC
:YTL69qI.
#234 [朔]
私は反射的に足をつたい
上を見上げた…。
そこには私を見下げ
歯を見せて笑う真っ青な顔をした
茉莉さんが立っていた。
「え……」
私の手にポタポタと
真っ赤な滴が落ちてくる。
:07/08/01 14:14
:PC
:YTL69qI.
#235 [朔]
「嫌ぁぁ!!!!!!
じ…潤…潤…!!!!」
周りを見渡すと
血の海に倒れる
茉莉さんの部屋の中にいた。
「…な…なんで…」
ズズズ…ズルズル…
血の海から不気味に
その人は起き上がる。
:07/08/01 14:18
:PC
:YTL69qI.
#236 [朔]
これは幻…茉莉さんの
見せている幻だから…。
"蒼子!!!!"
耳元で潤の声が聞こえ
目の前には潤がいた。
「どうした!!大丈夫か!!」
肩を揺さぶられて我に返った。
:07/08/01 14:21
:PC
:YTL69qI.
#237 [朔]
「あ…ぁ…怖かっ…」
ぎゅうと抱きしめてくれる
潤の体温を感じながら
私達は急いで部屋を出た。
「…あ!ちょっと待って…」
先程のおばさんの家へと
向かうと私は茉莉さんの写真を
借りて家へと帰った。
:07/08/01 14:23
:PC
:YTL69qI.
#238 [朔]
車の中で潤も私も
何も言わなかった。
突きつけられた
現実はあまりに
残酷で…。
そして
真実を知るには
まだ充分な覚悟が
出来てはいなかった。
:07/08/01 14:25
:PC
:YTL69qI.
#239 [朔]
私の家へと着くと
「…大丈夫か?」
心配そうに聞いた。
「…うん。」
潤には茉莉さんの話しか
してはいない。
きっと潤だって今日の事は
頭が理解出来ていないはず
そう思い平気を装った。
:07/08/01 14:29
:PC
:YTL69qI.
#240 [朔]
潤の車を
見送り家へと入ると
母さんが出迎えてくれた。
「おかえり。」
「…父さんは?」
私の言葉に母さんは
少し驚いて
「いるわよ?」
と答える。
:07/08/01 14:31
:PC
:YTL69qI.
#241 [朔]
父さんはテーブルに座り
新聞を見ている。
私を見つけて
「おかえり。」
と出迎えた。
:07/08/01 14:32
:PC
:YTL69qI.
#242 [朔]
私は…返事をせずに
カバンから茉莉さんの
写真を取り出しテーブルに
置いた。
父さんは私の差し出した
写真を眼鏡をかけて
じっと見ている。
:07/08/01 14:36
:PC
:YTL69qI.
#243 [朔]
そして…私を見て
「蒼子…この写真…」
と震える手で指差している。
母さんは"何?"
と父さんの
手から写真を取り見ている。
:07/08/01 14:37
:PC
:YTL69qI.
#244 [朔]
私は父さんに
「七尾茉莉…
知ってるよね?」
そう尋ねる。
母さんも
「蒼子…どうして
その名前を知っているの?」
と震える声で聞いてきた。
:07/08/01 14:39
:PC
:YTL69qI.
#245 [朔]
私が父さんに渡した写真は
帰り際、写真を
貸して欲しいと言った
私におばさんが渡して
くれたのは…
「茉莉ちゃんが一番
きれいに写ってる写真だよ。」
とマンション近くの
公園で茉莉さん1人を
写した写真だった。
:07/08/01 15:14
:PC
:YTL69qI.
#246 [朔]
「蒼子…お前どうして
その名前を…。」
戸惑いを隠せない
父さんは写真を持つ手が
いつまでも震えたまま…。
「父さん…最低だよ。」
:07/08/01 15:16
:PC
:YTL69qI.
#247 [朔]
父さんを睨み言った。
「母さんも…ひどいよ。」
私は溢れる涙を
止める事が出来ない。
「蒼子…違うんだ…
聞いてくれ…。」
父さんは私をなだめる…。
:07/08/01 15:17
:PC
:YTL69qI.
#248 [朔]
「…何を聞けばいいの?
茉莉さんを殴ってた理由?
茉莉さんを自殺に追い込んだ理由?」
私の言葉に父さんは
何も言わない。
「言い訳も出来ないの?」
やっぱり真実だったんだ…。
私が見た光景は。
:07/08/01 15:22
:PC
:YTL69qI.
#249 [まな]
:07/08/01 18:54
:SH902i
:JOQdtAOQ
#250 [朔]
まなさん>コメント感謝です♪
更新、頑張りますのでお付き合い
よろしくお願いします(>∀<*)
:07/08/02 00:38
:PC
:L3W.xvBU
#251 [朔]
>>248「言い訳はしないよ。」
父さんは悲しそうな顔で
私を見つめて言った。
母さんも何も言わずに
ただ黙ったまま…。
「…もういい。」
私は2人にイラついて自分の
部屋へと戻った。
:07/08/02 00:40
:PC
:L3W.xvBU
#252 [朔]
私は煮え切らない2人に
納得出来ないまま
自分の部屋ベッドへと
体を投げ出し
茉莉さんの写真を見ていた。
:07/08/02 00:58
:PC
:L3W.xvBU
#253 [まぃ
]
最初怖かッたケドだんだん切なくなッて来ますね...
:07/08/02 01:07
:P903i
:MMBUs9A2
#254 [朔]
まぃさん>コメントありがとうです♪
ふふふ…切なくなってきたように
みえるでしょ…でも…実は…(笑)
:07/08/02 01:18
:PC
:L3W.xvBU
#255 [朔]
>>252あんなに恐ろしい思いを
させられたのに…どうして
私は父さん達を責めてしまったのか…。
少し後悔する私の耳に
階段を上る足音が聞こえた。
:07/08/02 01:21
:PC
:L3W.xvBU
#256 [朔]
「…母さんかな。」
きっと言い訳と事情を
話すために部屋へと
向かっているんだと思った。
窓を見れば外はすっかり
暗くなっていて…。
カーテンを閉めようと
窓へと近づく。
:07/08/02 01:24
:PC
:L3W.xvBU
#257 [
.藍那*]
))朔様
はじめまして
あたしもしょぼい小説を書いている身です
怖いスト-リ-わ苦手なんですガついつい読んでしまいます

これからも頑張ってくださいね

:07/08/02 08:46
:SH902i
:☆☆☆
#258 [朔]
藍那さん>初めまして(*^^)
コメント嬉しいです♪
ありがとうございます!!
小説書かれているんですね(^o^)
どんなお話書かれているんですか??
マイペースですが更新頑張りますので
お付き合い下さいね♪
:07/08/02 11:12
:PC
:L3W.xvBU
#259 [朔]
私がカーテンを閉めようと
窓へ近づくと
―パタン
ドアが閉まる音が聞こえた。
ふと顔を上げて窓越しに
ドアの方へ目をやると…。
:07/08/02 11:28
:PC
:L3W.xvBU
#260 [
.藍那*]
))朔様
レスあリガとウございますッ

あたしわここで《眼鏡をはずすと君は..》といウつまらない小説を未熟者なガら書かせて頂いてます
いろんな小説を読んであたしも見習わねばッ
とつくづく実感しました
応援してます
!
:07/08/02 11:29
:SH902i
:☆☆☆
#261 [朔]
「…!」
俯いてやせ細り
不気味な妖気を漂わせた
茉莉さんが
立っている姿が窓越しに
見えた…。
私は目を逸らせずに
茉莉さんを見ていた。
:07/08/02 11:36
:PC
:L3W.xvBU
#262 [朔]
:07/08/02 11:43
:PC
:L3W.xvBU
#263 [朔]
>>261"やっぱり許せないんだよね…"
握った両手を胸元へと持っていき
意識を失いそうになるのを
必死でこらえながら…。
少し目を閉じる。
"どうすれば…許してもらえる?"
:07/08/02 11:46
:PC
:L3W.xvBU
#264 [朔]
そう心の中で問うと
目を開け顔を上げる
私の顔の真正面に
真っ白な目に
血の涙を流し
鬼の形相で私を睨む
茉莉さんの
見るに耐え難い顔が
あった。
:07/08/02 12:17
:PC
:L3W.xvBU
#265 [朔]
「あ…ぁ…」
体が動かない…。
言葉にならない恐怖が
頭の中でぐるぐる回っている。
茉莉さんの顔は
後ずさりする私に
いつまでも近く
冷たく骨ばった手で
私を逃がさないように
腕を掴んでいる…。
:07/08/02 12:22
:PC
:L3W.xvBU
#266 [朔]
ボソボソ…
茉莉さんの口が
少し動いて何かを
言っているように見える。
「…な…何…」
―ピタ
口の動きが止まった。
:07/08/02 12:23
:PC
:L3W.xvBU
#267 [朔]
グッと私の腕を掴む手に
更に力が入り痛みを感じた。
そして
先程よりも
近い距離に茉莉さんの
顔が近づいた…。
:07/08/02 12:27
:PC
:L3W.xvBU
#268 [朔]
生臭い息の匂い…。
獣のような
嗚咽を
漏らしてしまいそうな…。
「…ん…ぃ」
微かな声が確かに
私の耳に届く。
:07/08/02 12:29
:PC
:L3W.xvBU
#269 [朔]
『あ…の…し…わ…』
何かを呟きながら
グググと…握る手に力を込められて
私の腕は食い込む爪で
赤い血が流れた…。
「い…痛…ぃ…」
思わず声が出ると
ニタァと笑い
片方の手が宙を掴むと
私の首をしめた。
:07/08/02 14:34
:PC
:L3W.xvBU
#270 [朔]
「グッ…ん…ん」
強く締める手に
容赦はなく
「んん…や…め」
引き離そうとしても
ものすごい力で
どうする事も出来ない…。
「大事ナモノヲ…ウバッテ…ヤル」
:07/08/02 14:37
:PC
:L3W.xvBU
#271 [朔]
茉莉さんの言葉が
聞こえる…。
「死ネ!!死ネ!!死ネ!!」
目を見開き
恨みの言葉を何度も吐く。
「うぅ…が…ぅ…」
私の意識はもうすでに
遠のきかけている。
:07/08/02 14:40
:PC
:L3W.xvBU
#272 [朔]
手を伸ばし
茉莉さんの手を
払いのけようとしても
力が出ない…。
「もう…だめだ…」
心で呟き諦めた時…。
「蒼子!!!!!」
部屋のドアが開き
そこには父さんが
立っていた…。
:07/08/02 14:42
:PC
:L3W.xvBU
#273 [朔]
「と…うさ…」
私は父さんに手を
差し伸べた。
バチっと音がして
部屋の電気が消え
バタン!!と大きな音で
部屋のドアが閉まった。
茉莉さんは
体を私の方へと向けたまま
ゴキっと異様な音をさせて
180度、首を回転させた。
:07/08/02 14:46
:PC
:L3W.xvBU
#274 [朔]
「…蒼子…」
父さんは私を助けようと
急いで駆け寄ってきた。
茉莉さんは私の首から
手を離し
父さんへと到底
人間ではない姿で
近づいていく…。
:07/08/02 14:48
:PC
:L3W.xvBU
#275 [朔]
「グハッ…おえ…ゲホゲホッ!!!」
私は崩れ落ちて
はっきりと
意識を取り戻すように
息を何度も吸った…。
「茉莉…許してくれ…」
父さんの上に
馬乗りになって押さえつける
茉莉さんをどかせるために
急いで駆け寄る。
:07/08/02 14:52
:PC
:L3W.xvBU
#276 [朔]
「蒼子…来るな…」
父さんの声が聞こえた。
「でも…父さん!!」
私の方を向いていた顔を
痛々しい音で父さんの方へと
向きなおすと
「グギャ」
と声が聞こえた。
:07/08/02 14:56
:PC
:L3W.xvBU
#277 [朔]
「ぇ…何の音…?」
抵抗していた父さんの
腕がぐったりとしたまま
動かなくなった…。
「嘘…嘘でしょ…と…父さん?」
こちらをくるりと
振り向き
「ククク…」
と笑うと茉莉さんは
スッと消えた。
:07/08/02 14:58
:PC
:L3W.xvBU
#278 [朔]
「とう…さ…」
ぐったりと動かない父さんに
近づき私は思わず自分の
口を両手で押さえた。
「…!!」
体はこちらを向いているのに
首がおかしな方向に曲がり
…顔の正面が床に伏している…。
:07/08/02 15:01
:PC
:L3W.xvBU
#279 [朔]
―受け入れる事の出来ない現実を
目の当たりにして私は意識を失った。
「蒼子…蒼子…?」
声が聞こえる。
目を開けるとそこには
母さんが私を覗き込んでいた。
:07/08/02 15:04
:PC
:L3W.xvBU
#280 [朔]
「母さん…?」
心配そうに私を覗き込むと
布団を私にかけ直しながら
「…夢?」
至って普通の母さんに
私は聞いた。
:07/08/02 15:06
:PC
:L3W.xvBU
#281 [朔]
「何言ってるの??ご飯出来たけど
どうする?」
さっきの恐ろしい出来事は
夢だったんだ…。
「良かった…ほんとに良かった。」
安堵のため息をついて
私は下へ降りようとする母さんと
リビングへと向かった。
:07/08/02 15:08
:PC
:L3W.xvBU
#282 [朔]
ソファに目をやると
いつものように父さんの
頭が出ている。
パサ…新聞をめくる音が聞こえる。
「ほら…彰彦さんご飯よ?」
おかずを食卓に
並べながら母さんが
父さんへ言う。
:07/08/02 15:10
:PC
:L3W.xvBU
#283 [朔]
…彰彦さん?
お皿を私の前に
置こうとする母さんから
ポタポタと滴が落ち
白いお皿に円を描き
赤い印が付く。
「さぁ…飯にしようか…」
と椅子にかける父さんを
見ると…。
:07/08/02 15:12
:PC
:L3W.xvBU
#284 [朔]
首がだらりと
折れ曲がったまま
普通に動きながら
椅子へと座っている。
「ぁ…ぁ…どう…し…」
この異様な風景に頭が
付いて行かず声が出ない。
:07/08/02 15:14
:PC
:L3W.xvBU
#285 [朔]
「痛い!!!」
頭に痛みを感じ
上を見上げると
「ひぃ!!!」
茉莉さんが私の髪を掴み
嬉しそうに笑っている。
:07/08/02 15:17
:PC
:L3W.xvBU
#286 [朔]
「嫌ぁぁ!!誰か誰か助けて!!!」
抜けそうになる腰と
倒れそうになる体を
何とか支えながら
私は逃げ惑う。
「蒼子…?どうした?
さぁ…座りなさい…」
父さんが折れ曲がったままの
姿で私に笑いかけてくる。
:07/08/02 15:24
:PC
:L3W.xvBU
#287 [朔]
「嫌!!来ないでよ!!
父さんなんかじゃない!!嫌ぁ!!!」
逃げる私にじりじりと
詰め寄る父さんと
その後ろから不気味な笑みで
私に近づいてくる茉莉さん…。
私は台所へと徐々に近づくと
目についた包丁を
振りかざした。
:07/08/02 15:27
:PC
:L3W.xvBU
#288 [朔]
嫌な感触が手に伝わる。
自分の手に視線を
落とすと私は
茉莉さんに包丁を突き立てていた。
死んだ人間に刃を
振りかざしても無駄だと
わかっていても…
このまま死にたくない…。
:07/08/02 15:30
:PC
:L3W.xvBU
#289 [朔]
「あぁぁぁ!!!!」
涙を流して
私は茉莉さんの首を
めがけて刃を付きたてた。
―――。
「!!!!!!」
誰かの温かく
大きな腕が私を抱きしめている。
:07/08/02 15:31
:PC
:L3W.xvBU
#290 [朔]
「蒼子…蒼子…」
聞き覚えのある優しい声。
「潤…?」
この体が現実で私を
抱きしめてくれているのを
確かめるように手を
背中に回して体温を
確かめた。
:07/08/02 15:33
:PC
:L3W.xvBU
#291 [朔]
ギュゥゥ…。
潤が私を力いっぱい
抱きしめてくれている。
「潤…父さん…は?」
…。
私の言葉に何も言わない。
その沈黙が父さんの
死を確実に肯定したのがわかった。
:07/08/02 15:34
:PC
:L3W.xvBU
#292 [朔]
「蒼子…終わったんだ…何もかも
おじさんはお前を
自分の身をもって助けたんだ…」
潤は涙を流して私を
さっきよりも強く抱きしめた。
「…うん…うん。」
私も潤の涙と父さんを思った
涙が溢れて止まらない。
:07/08/02 15:37
:PC
:L3W.xvBU
#293 [朔]
きっと私が最後に見た
あの光景は茉莉さんの
願いだったんだ…。
茉莉さんは
最愛の人を取り戻したという事…。
:07/08/02 15:42
:PC
:L3W.xvBU
#294 [朔]
―それから2年後
私は今…分娩室にいる。
「はい!!イキんで!!」
助産婦さんの声が聞こえる。
「んー!!!」
「蒼子!!頑張れ!!」
パパの潤の声が聞こえる。
:07/08/02 15:45
:PC
:L3W.xvBU
#295 [朔]
「はい!!頭出て来たよー!!」
ぬるりとした感触の後
「びえぇぇぇ」
と産声を上げた新しい命。
私は潤との子供を授かり
今日、親になった。
:07/08/02 15:47
:PC
:L3W.xvBU
#296 [朔]
「頑張ったわねー…女の子よ。」
そう助産婦さんは教えてくれた。
私は処置の為に分娩室へ残り
潤は待合室に戻った。
そして対面…。
:07/08/02 15:49
:PC
:L3W.xvBU
#297 [朔]
母さんは
「おばあちゃんかー」
と嬉しそうに笑い
お姉ちゃんも手を
叩いて喜んでくれた。
潤は私の肩を抱き
新しい家族の誕生を誰より
喜んでくれた。
:07/08/02 15:51
:PC
:L3W.xvBU
#298 [朔]
病室で待つ私達の元に…。
「はい。赤ちゃんですよ。」
と看護婦が連れて来てくれた。
私の腕の中に赤ちゃんを抱かせる。
:07/08/02 15:55
:PC
:L3W.xvBU
#299 [朔]
大きな目を開けて
私達を見つめる可愛い赤ちゃん。
「…父さんに
抱かせてあげたかった。」
私の言葉に皆が頷いた。
:07/08/02 15:56
:PC
:L3W.xvBU
#300 [朔]
その時、看護婦が
「あ…そうそうこの子ね
不思議なアザがあるのよ…」
と言うと看護婦は
肌着の胸元を開いた。
「…アザ?」
「ほらここに。」
:07/08/02 15:58
:PC
:L3W.xvBU
#301 [朔]
喉元を指差した。
そこには
小さな縦の細いアザ。
まるで…喉元に鋭い刃を
突きつけられたような…形。
:07/08/02 16:01
:PC
:L3W.xvBU
#302 [朔]
体の血の
気が引いていく感覚…。
その時
「マダ終ワラナイ。」
と不気味な笑う赤ん坊がいた…。
:07/08/02 16:04
:PC
:L3W.xvBU
#303 [朔]
=end=
revenge tragedy
初めてのホラーで至らない点が
ありました…すいません(´□`)
最後までのお付き合い感謝します。
コメント・感想も励みになりました。
本当に有り難うございました。
:07/08/02 16:06
:PC
:L3W.xvBU
#304 [我輩は匿名である]
また このスレでなんか書いてね めちゃめちゃおもろかった
:07/08/02 16:09
:W42SA
:V14MYgRk
#305 [朔]
:07/08/02 16:14
:PC
:L3W.xvBU
#306 [我輩は匿名である]
ありがとう
:07/08/02 16:16
:W42SA
:V14MYgRk
#307 [朔]
:07/08/02 16:30
:PC
:L3W.xvBU
#308 [我輩は匿名である]
:07/08/03 07:15
:SH903iTV
:8Bp1F8Fc
#309 [朔]
:07/08/03 10:28
:PC
:QHTYm2DA
#310 [Ψ(`∀´◆E9k1wjKgHI]
あげ↑↑皆も読んで涼みましょ♪(o^∇^o)
:07/08/10 08:33
:N903i
:MrcnXVdM
#311 [朔]
Ψ(`∀´◆E9k1wjKgHI>>あげ感謝です♪
涼んでもらえれば幸いです(^∀^)
:07/08/10 10:45
:PC
:C6kK7bZI
#312 [朔]
Ψ(`∀´◆E9k1wjKgHIさん>本当にごめんなさい…。
"さん"って付けずに書き込みしてしまいました!!!
偉そうにすいませーーーーんm(__)m
:07/08/10 10:47
:PC
:C6kK7bZI
#313 [我輩は匿名である]
:07/09/22 16:37
:P902i
:☆☆☆
#314 [朔]
>>313我輩は〜さん>あげ感謝します(^∀^*)
怖かったと言われるとすごく嬉しいです♪
本当に読破有り難うございました<(_ _)>
これからもお願いします!!!
:07/09/23 00:49
:PC
:kHL20AT2
#315 [我輩は匿名である]
あげ
怖っ!
:07/12/03 20:24
:W43CA
:9.gDefbc
#316 [
]
久しぶりに全部読みました。やっぱし怖かった…

:08/01/20 00:39
:N903i
:2h4yWm.2
#317 [朔]
>>315我輩はさん>あげ感謝します!!
>>316 さん>感想ありがとうございます<(_)>
また怖いお話を書いた時は読んで下さいね(^^)
:08/01/23 00:15
:PC
:.9zjPQoo
#318 [
]
朔さんの作品、もっと読みたいです。他にあったら教えてもらえませんか?
:08/01/23 07:54
:N903i
:HGUq2NEw
#319 [朔]
:08/01/23 11:07
:PC
:.9zjPQoo
#320 [
]
ありがとうございます

でわ、早速いかせてもらいます

:08/01/24 02:14
:N903i
:Sa8RzSQU
#321 [我輩は匿名である]
あげます☆
:08/04/12 20:51
:PC
:☆☆☆
#322 [朔]
>>320 さん>お返事遅くなってすいません(^^;)
>>321 我輩は…さん>上げ有り難うございます!!
:08/04/13 01:19
:PC
:l07biWNU
#323 [ぶぅりん
]
この時期にピッタリ

ぜひ読んで欲しいわ


だから、あげま

す


:08/08/08 21:41
:N903i
:EI9ZMAkk
#324 [朔]
ぶぅりんさん>あげ感謝です!!(^^)
:08/08/09 01:30
:PC
:dwQRU.pw
#325 [我輩は匿名である]
:09/05/17 16:50
:W45T
:579vZzOQ
#326 [我輩は匿名である]
:09/05/17 17:15
:W61P
:YHurn30Y
#327 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/11/23 16:26
:Android
:yR7K92nk
#328 [わをん◇◇]
:22/11/23 16:57
:Android
:yR7K92nk
#329 [わをん◇◇]
:22/11/23 17:02
:Android
:yR7K92nk
#330 [わをん◇◇]
horror(好き(*^ω^*))
:22/11/23 17:02
:Android
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#331 [わをん◇◇]
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