本当にあったエロい話
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#759 [ゆ]
「でも行きたいんだろ?」
「え?まぁ…」
「だったら頑張って
英語の勉強しなさい」
「えー、やだー」
「アハハ」
こうして先輩とこんな話を
暖かい気持ちで過ごしていられるのわ
きっと青木さんの
おかげだと思う
:07/12/18 17:05 :PC :vl5Ylj.2
#760 [ゆ]
どうでもいい話しをいくつか交わしていると
先輩は友達に呼ばれたので
行くことになった
「そんじゃあな」
「うん、バイバイ」
「あ、そうだ」
去り掛けた足を止め
私の手にボタンを乗せた
「え?」
「一応第2ボタン!」
先輩はピースしながら
ニコっと笑った
:07/12/18 17:07 :PC :vl5Ylj.2
#761 [ゆ]
とまどっていると
先輩は私の手を握り
ボタンを握らせた
「由美ちゃんの
夢が叶いますように」
笑っていたけど
どこか切なげな顔をして
先輩は去って行った
私は最後まで先輩に
励まされたり勇気づけられたりして
ばっかだった
:07/12/18 17:09 :PC :vl5Ylj.2
#762 [ゆ]
私は何か先輩にしてあげれたのかな?
頼ってばっかで
迷惑かけたのに…
それなのに
好きって思ってくれて
ありがとう
先輩のこと
好きだったよ
ありがとね
:07/12/18 17:10 :PC :vl5Ylj.2
#763 [ゆ]
………
とうとう高校最後の学年に
なってしまった
卒業式に先輩からもらったボタンは
筆箱の中に入れてある
お守り。
絶対海外行ってやる
って気持ちを忘れさせないために
英語だって数学だって
これからは
はるちゃんをネタに
ゆすることもできないんだから
自分の力で頑張るんだ
そう決意した
高校3年の春
この1年は
忘れられない年になるなんて
まだ自分でも知らなかった
:07/12/18 17:13 :PC :vl5Ylj.2
#764 [ゆ]
いったん切ります
短編予定なので
すぐ終わるかも知れませんが
どうぞよろしくおねがいします
:07/12/18 17:13 :PC :vl5Ylj.2
#765 [まき]
:07/12/18 23:42 :SO903i :☆☆☆
#766 [かなみ]
続編も面白そうですねっ
楽しみっ。x
主さん更新頑張って下さいっテ~
:07/12/19 00:29 :W33SA :.ZV4Il7c
#767 [ゆ]
ありがとうございます
今から少しだけ〜
:07/12/19 13:22 :PC :xQf2qKps
#768 [ゆ]
夏。
太陽が私たちを焦がしていく
「青木さんっ」
「お待たせ〜」
大好きな彼氏の登場に
私の体は太陽より
熱を帯びていく気がした
:07/12/19 13:24 :PC :xQf2qKps
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