狂おしいほど、愛。
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#215 [
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家族……
心配かけたかな…
当たり前だよね…
「百……合?」
その声にあたしの胸が大きく鳴った。
聞き間違えるはず…ない──…
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:07/10/03 23:01
:F902i
:☆☆☆
#216 [
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「結…斗……」
扉のところに立っているのは紛れもなく結斗だった。
「百合っ…目が覚め…」
結斗はあたしに駆け寄る。
「向井君はもう大丈夫かい?」
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:07/10/03 23:04
:F902i
:☆☆☆
#217 [
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先生が結斗に聞く。
「俺はもう平気です。」
先生と結斗が話してる中、あたしはずっとうつむいていた。
結斗に合わす顔がない…
レイプされて、
自殺まで図って…
もう前みたいなあたしじゃない…
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:07/10/03 23:07
:F902i
:☆☆☆
#218 [
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会いたかった。
会いたくなかった…
こんなの矛盾してる…
わかってる…
どんな顔をしていいのか
わからない……
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:07/10/03 23:10
:F902i
:☆☆☆
#219 [
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「栗山さん、君に輸血してくれたのは向井くんなんだ。」
え…………??
あたしは顔をあげた。
「病院に駆けつけた向井くんがね…『俺はどうなってもいい。だからこいつだけは助けてやって下さい』って…」
先生が微笑ましく言った。
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:07/10/03 23:14
:F902i
:☆☆☆
#220 [
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嘘…
結斗が…
あたしの…ために…!!
どうしよう…
涙が止まらない。
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:07/10/03 23:16
:F902i
:☆☆☆
#221 [
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「それじゃあ、ご家族に連絡してきます」
そう言って先生やナースは病室を出ていった。
静まり返る部屋。
「百合…」
結斗はベッド横のパイプ椅子に座った。
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:07/10/03 23:18
:F902i
:☆☆☆
#222 [
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「裏切って…ごめん」
結斗が口を開く。
「最初はゲーム感覚だった…。でも百合に出逢って…裏切りたくないって思った。本気で好きになったんだ…」
「……」
あたしは黙って聞いていた。
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:07/10/03 23:24
:F902i
:☆☆☆
#223 [
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「でも結局俺は百合を傷つけて苦しめて…追いつめた…」
結斗は膝の上でギュッと拳を握った。
「守れなくて……ごめん」
結斗の声が震えている。
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:07/10/03 23:26
:F902i
:☆☆☆
#224 [
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「守ってくれたじゃん!!
結斗はあたしの事……守ってくれた…!!」
あたしは結斗の手をとり自分の胸に当てた。
「あたし…生きてる。
結斗のおかげで生きてるんだよ………」
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:07/10/03 23:29
:F902i
:☆☆☆
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