―温―
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#531 [向日葵]
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今日はここまでにします

:07/09/25 01:42
:SO903i
:FyVZvjz6
#532 [向日葵]
…………は?
「ま、カレカノだし。当たり前だろ。」
「おま……ふざけっ!」
パシッ
香月は胸ぐらを掴もうとした俺の手を払い落とした。口元に笑みを浮かべたまま、冷たく俺を見てくる。
「なぁ。お前言ったよな。紅葉ちゃんには恋情を抱いちゃいない。って。覚えてんだろ?」
もちろん覚えてる。
俺の優先順位はいつでも双葉が一番だった。
……なのに。
:07/09/26 01:22
:SO903i
:Xn2WQSXM
#533 [向日葵]
どうしてだろう。
いつの間にか、紅葉が一番になってて……どうしても側にいて、守ってやりたくて
誰にも……渡したくなくて……。
「ゴメン香月……。俺、紅葉が好きだ……。」
*********************
ブー ブー
「ん?」
ソファでのんびり寝転んでいた私は、テーブルで鳴っている携帯を見た。
メール?
その割りには長い事バイブが鳴っている。
:07/09/26 01:33
:SO903i
:Xn2WQSXM
#534 [向日葵]
「電話……っか!」
勢いよく起き上がって、携帯を取る。
「あ、香月さんだ。」
またサボったとか……。はないか。
時計はすでに4時を指している。
学校ならもう終わってるだろう。
「もしもし。」
{ぃよっ。さっきはどうも。}
「こちらこそ、お弁当ありがとう。どうかした?」
そこで香月さんが黙ってしまった。
一瞬電話が途切れたのかとディスプレイを見てみたけど、通話中だったのでまた耳に当てる。
そして当てた途端香月さんは喋りだした。
:07/09/26 01:49
:SO903i
:Xn2WQSXM
#535 [向日葵]
{嬉しいニュースだよ。}
そう言いながら香月さんの声のトーンは低い。
私は黙って続きを待った。
{静流が……。静流が、紅葉を好きだって。}
え?
「冗談……止めてよ。」
{冗談じゃない!!}
:07/09/26 01:54
:SO903i
:Xn2WQSXM
#536 [向日葵]
目の前が真っ暗だ……。
そんな事あっちゃいけない。
私……私……双葉さんの幸せを取る事になっちゃう……っ!
そんな権利無いのに……っ!!
どうする?
もし今、静流が帰ってきて、私に告白したら……。
私の……私のせいだ……っ!!
いつの間にか、香月さんの声が耳に入らなくなった。ただ自分のせいだと頭を抱え、だからと言ってどうすることも出来なかった。
:07/09/26 01:59
:SO903i
:Xn2WQSXM
#537 [向日葵]
【約束だからね……。】
熱を出した時の双葉さんが脳裏に浮かんだ。
――――――約束……。
ガチャ
「ただいまー。」
ハッ!
静流が帰って来た。
どうするの……私。
どうにか二人をくっつけないと……っ。
――何故?
もう一人の私の声が聞こえた。
何故?私は人の幸せを奪い取るほど偉い人間じゃない……っ!
:07/09/26 02:06
:SO903i
:Xn2WQSXM
#538 [向日葵]
――イイジャナイ。十分苦シンダノヨ?奪イナサイヨ。アンタダッテ本当はソウシタインデショ?
―――っ!!
違う!!確かに……確かに二人を見るのは辛い!
でも、私は幸運にも大事にしてくれる人が見つかった。これ以上の幸せは求めてはいけない……っ。
こんな幸せ……許されない……。
正直……嬉しかったっ……。
静流も同じ気持ちだって。私が好きなんだって。
でも、私は自分の幸せと引き換えに他人の幸せを取ってしまった。
:07/09/26 02:11
:SO903i
:Xn2WQSXM
#539 [向日葵]
【アンタなんか生まれてこなければ良かった。】
そう言い続けられた……。
そう。
……私なんか。
「紅葉?いるんなら返事しろよ。」
静流が微笑んでる。
優しく、いつもの静流に戻ってる。
あぁ……どうしよう。
その私を見る目が、愛しいのにとても憎い……っ。
どうして私なんか好きになってしまったの……?
どうして……。
どうして……。
:07/09/26 02:14
:SO903i
:Xn2WQSXM
#540 [向日葵]
―避―
私はどうしたらいい?
右にも左にも、もう道は無くなってしまった。
私がいけないのかな。
私が香月さんを好きにならず、静流をまだ好きでいるから……?
:07/09/26 02:16
:SO903i
:Xn2WQSXM
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