―温―
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#142 [向日葵]
香月さんは私に顔を近付ける。
私はそれに合わせて顔を引いた。
香月「静流が君の事をなんとも思ってないかの実験さ。」
紅葉「彼女いるのにそんなのありっこないでしょ。」
香月「こればかりは分からないからねぇ。」
私はまた香月さんを睨みつける。
紅葉「友達で遊ぶなんて最低だわ。」
:07/08/29 02:32
:SO903i
:TKb7JjA2
#143 [向日葵]
香月さんは睨みつける私を何とも思わずにんまり笑う。すると体を引いた。
香月「君もなんか気に入ったし。静流の事は建前で、君を落とすって言う手もある。」
更に嫌な顔をして香月さんを睨みつけた。
すると香月さんは派手に笑う。
香月「じょーっだん!全部冗談だよ。君おもろいね。」
遊ばれた……っ!何て奴!!最初の頃の静流みたい……っ!
香月「まぁ。相談ならいつでものってやるよ。ペットさん?」
:07/08/29 02:36
:SO903i
:TKb7JjA2
#144 [向日葵]
と、指で私のおでこを小突く。
相談なんて……別に悩む様な事絶対無いし。
ってか静流にそんな感情生まれる訳もないし。
香月さんから突かれたおでこに手を当てながらブツクサと考えていると下から声がした。
香月「あ、双葉ちゃん帰るんだ。」
柵から身を乗り出して見ている香月さんの隣で、私はチロリとだけ門前に目を向ける。
楽しそうに話している静流と彼女。
:07/08/29 02:41
:SO903i
:TKb7JjA2
#145 [向日葵]
それならさっき心配する必要なんてなかったかもしれない。
私にもお人好しな部分が残ってたのね。
鼻歌を歌う香月の横で、私は黙って二人を見つめた。
その時、彼女から静流に唇を重ねた。
周りの音が、一切無くなって、二人だけが色鮮やかに見える。
そして何かが耳の奥で聞こえた。
――――触ラナイデ
紅葉「え……?」
:07/08/29 02:44
:SO903i
:TKb7JjA2
#146 [向日葵]
香月「うわー。双葉ちゃん大胆だねぇー。」
その声で、また現実に戻る。
今の声……何……?
ぼーっとしていると、静流達を観覧していた香月さんが声をかけた。
香月「どうかー…した?」
私はハッと香月さんを見て目を泳がせて、また香月さんを見た。
紅葉「何か……聞こえた。」
香月「えぇ?何も聞こえないけど?怪談にはまだ季節が早いんじゃないの?」
:07/08/29 02:48
:SO903i
:TKb7JjA2
#147 [向日葵]
そんな類じゃない。
だって明らかにあれは私の声。
でも私じゃない声……。
さっきの二人のキスシーンを見た瞬間、なんだかお腹辺りが熱くなるような感じがした。
周りはモノクロ。なのに二人だけがやけにはっきり見えて……。
そしたら声が聞こえた。
静流「あれ?香月?」
下にいる静流が声をかけてきた。
何故か私は瞬時に背を向ける。
:07/08/29 02:52
:SO903i
:TKb7JjA2
#148 [向日葵]
――――

―――――
今日はここまでにします

:07/08/29 02:53
:SO903i
:TKb7JjA2
#149 [向日葵]
*****************
静流はしまったと思い、香月の名を呼んだ後、案の定紅葉が静流に背を向けた。
見られた。風呂入るまでは紅葉に近づけそうにもない。
試しに呼ぶ。
静流「くれ…は……?」
紅葉はビクッとして、肩越しに静流を見た。
その目は怒っていると言うよりむしろ脅えていた。
しかし何に?
すると香月が紅葉に近づき、肩に手を触れた。
:07/08/31 00:26
:SO903i
:4Pp19vdY
#150 [向日葵]
もう少しでおでこが触れそうなくらいに顔を近づけ、紅葉の顔色を伺う。
静流は分かっていた。
香月の行動は紅葉を気遣うものであって、別にやましい意味など無いと。
しかし
うずく表しがたい気持ちを胸に、静流は静かに家へと入って行った。
:07/08/31 00:29
:SO903i
:4Pp19vdY
#151 [向日葵]
―離―
何故か、この頃変だった。
無駄にぎくしゃくするし様子はおかしいし。
でもそれはどちら共に当てはまる事だった。
********************
私は体が言うことを聞かなかった。
静流が私に優しくしてくれる度に胸がモヤモヤして、近づいて欲しいのに近づいて欲しくなくて。
:07/08/31 00:33
:SO903i
:4Pp19vdY
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