―温―
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#522 [向日葵]
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今日はここまでにします

:07/09/24 02:08
:SO903i
:WTtaMCAA
#523 [向日葵]
「あがっちゃ駄目?」
可愛らしく首を傾けて聞いてくりその仕草に思わずドキッとしてしまった。
香月さんはじっと見つめてくる。
そんな見つめられたら……困るんですけど。
「いいですけど…ちゃんと学校には帰ってくださ…ヒャッ!!」
家に向かおうと香月さんに背中を向けたら、急に後ろから抱き締められた。
香月さんの頬が、こめかみ辺りに当たる。
「冗談。ここでいいよ。」
耳元で喋る香月さんの吐息が耳に入って、背筋がゾクゾクッとしてしまう。
:07/09/25 01:11
:SO903i
:FyVZvjz6
#524 [向日葵]
「ちょ、何っ……?」
「いいじゃん。彼氏なんだし。甘えさせて?」
胸がキュウッと鳴った。
意外に香月さんは美声だ。
頭の中が、おかしくなりそう……。
心臓が徐々に動きを早めた時、香月さんは腕の力を少し入れた。
「なんで黙ってんの?」
さっきより口と耳が近づいたのか、声がやけにダイレクトに響く。
私は無理矢理香月さんをひっぺがして距離をとった。
:07/09/25 01:16
:SO903i
:FyVZvjz6
#525 [向日葵]
顔が赤いのは言うまでもない。
「プッ。アハハハハハ!!紅葉かっわいー!!」
「っな!もう!!早く戻りなさいよ!!」
胸元を叩いて帰る様に促す。すると香月さんは「あ。」と何かを思い出した様に言った。
「あのさ、静流の弁当俺が持ってくわ。」
「え。本当?じゃあちょっと待ってて。」
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香月の奴……どこ行ってんだ?
香月の姿が急になくなった。前の席がポカンと空いている。
:07/09/25 01:21
:SO903i
:FyVZvjz6
#526 [向日葵]
シャーペンを指先でクルクル回しながら、暇な授業が終るまであと30分だなぁ〜とかぼんやり考える。
ガラガラガラ
クラスの視線が一気にドアの方へ集まる。
「遅れてすんませぇ〜ん。」
あ、香月。
「入室届けは?」
と先生が言うと、素っ気無く「ん。」と教壇に置いてスタスタと俺の前の席まで来た。
「香月。どこ行ってたんだよ。」
「便所。」
長ぇよ。
:07/09/25 01:26
:SO903i
:FyVZvjz6
#527 [向日葵]
「クックック。……嘘嘘。また後で話すわ。」
意味あり気な言葉を残して、香月は残り少ない授業を受け始めた。
―――――…………
「静流、お前にプレゼントだ。」
そう言われて差し出されたのは、弁当だった。
「え?!何でお前……。」
「さっきまでお前んちにいたんだよ。」
「は?何しに?」
香月は一瞬キョトンとしてからニヤリと笑った。
:07/09/25 01:30
:SO903i
:FyVZvjz6
#528 [向日葵]
……まさか。
俺の表情を読んだのか、香月はにこりと笑った。
「お前が思ってる通りだよ。だから弁当届けてやったんだ。」
「そっ…………か……。」
何もしてないならと、何故かホッとした。
「紅葉可愛いかったんだぜ!俺が抱き締めたら顔真っ赤にしちゃってさ!」
顔……真っ赤に?
ってか抱き締めたって……。
ショックだった。
色んな意味で潔癖な紅葉が、誰かに抱き締められただなんて……。
聞きたくもなかった。
:07/09/25 01:34
:SO903i
:FyVZvjz6
#529 [向日葵]
しかも顔真っ赤にさせただなんて……。
俺は香月よりも長い間一緒にいるけど、そんな表情、見た事はない。
表現が下手で、少し照れたりするのはあるけど、異性としての反応は全く知らない。
紅葉は……本気で香月が……?
このくらいの意地悪は別にいいだろう。
静流がショックで黙ってしまったのを見ながら香月は思った。
:07/09/25 01:37
:SO903i
:FyVZvjz6
#530 [向日葵]
俺だって相当辛いんだからな。
好きな奴が、他に好きな奴いるのに気持ち押し止めてこちらに見る様を見てるんだ。
紅葉は確かに自分を好きになると努力はしてくれているだろうし、さっきの反応を見れば自分に可能性が無いわけではない。
……でも、やっぱり心は未だ……。
と、静流を見る。
未だ、コイツなんだもんなぁ……。
ついでにもうちょい意地悪してもいいだろうか。
「俺、紅葉とキスしたんだ。」
:07/09/25 01:41
:SO903i
:FyVZvjz6
#531 [向日葵]
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今日はここまでにします

:07/09/25 01:42
:SO903i
:FyVZvjz6
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