摂食障害
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#383 [
]
ウチはお菓子をお茶で流し込む
「…ゔっ」
「ちょ、裕子大丈夫?」
「あ…う、ん。平気
ごめんね…?」
「いいよ」
「ごめん、ちょっとトイレ」
:07/11/20 16:52
:SO903i
:F96PSBxo
#384 [
]
ウチは一目散にトイレまで走る…―
トイレのドアを開け
便座を上げ…
下を覗く
手を入れなくても
食べ物がでてくる
「ぅ゙っ…ぶ」
中途半端に出る食べ物
結局最終的に手を入れて
吐いてしまった
涙と鼻水と唾液で
ぐちゃぐちゃになった顔を洗い加奈のところに戻る
:07/11/20 16:54
:SO903i
:F96PSBxo
#385 [
]
「大丈夫?」
加奈から予想外な言葉
「え…?あ、う…ん
で、話しどうしたの?」
ウチは照れ隠しか
逃げ出したかったのか
よくわからないが
話を加奈に向けた…
「あのさ…―ごめんね」
「ん…?何かしたっけ?」
:07/11/20 16:56
:SO903i
:F96PSBxo
#386 [
]
「あたしのせいで裕子傷付けて苦しませたじゃん
みんなに話したからさ…」
重たい空気と沈黙
が流れる
「うん…でもさ」
でもさ…?もう
「過去のことだからいいよ?今は幸せだし、あれがあったからウチ強くなったし、うん…」
:07/11/20 16:58
:SO903i
:F96PSBxo
#387 [
]
自分にも言い聞かせる
ように言った
「ありがとう…」
加奈は笑っていた
ずっと謝りたくて
ずっと言い出せなくて
ずっと葛藤してたんだって
そんな仲じゃないのに
って言ったら加奈は頷いた
:07/11/20 17:02
:SO903i
:F96PSBxo
#388 [
]
ウチらはみんなもがいて
悩んで苦しみながら
精一杯生きている
ただ…生きていて
ただ…毎日を過ごしてる
簡単そうで凄いんよ?
ウチと加奈はその日
手を繋いだまま寝た
またひとつ大人になった
日だった…―
:07/11/20 17:04
:SO903i
:F96PSBxo
#389 [
]
何か凄い幸せって思った
自分を理解して
受け入れてくれる人
がいることがどんなに
幸せなんだろう…―て
次の日
メールの着信音で
ウチは目を覚ます
直ちゃんからだった
ウチは重たい体を起こし
メールを開く
:07/11/20 17:06
:SO903i
:F96PSBxo
#390 [
]

:返事遅れてごめんな。良かった(^_^;)

:いいですよ。

:今暇だったりする?

:大丈夫ですよ。

:電話したいから番号教えて?
正直困った
:07/11/21 16:29
:SO903i
:fJHdd4Jk
#391 [
]
そんなの初めてだし
…―だけどウチの好奇心

:いいですよ。
番号です。090-………
メールを打ち終わり
携帯を閉じた瞬間電話が鳴った
登録してない番号…―
ウチはちょっと間画面を
見つめボタンを押した
:07/11/21 19:23
:SO903i
:fJHdd4Jk
#392 [
]
「も…もしもし?」
「あ、祐子ちゃん?
俺やで、直宏。分かる?」
「…あ、はい」
そう返すのが精一杯で
ウチは知らぬ間に正座していた
「急にごめんなぁ?」
「大丈夫です」
そんな堅苦しいやりとり
:07/11/21 19:25
:SO903i
:fJHdd4Jk
#393 [
]
「こんな早く何かしてたん?もしかして俺起こしたとか?」
「いえ、大丈夫ですよ」
そんなやり取りをしてたら加奈が起きた
「…す、すいません
ともだち起きたんでメールでもいいですか?」
「はいはい、了解
ごめんなぁ?また電話するわなぁ」
:07/11/22 23:13
:SO903i
:937vLGrg
#394 [
]
「ねーぇ、今の誰?」
「ん…―秘密」
「ケチ。いいじゃん〜」
ウチは一部始終
全部説明した
加奈に負けた
押しに弱いウチをうまいこと漬け込んだ加奈の魂胆なんてわかってるんだけどね
「で、どーなの?」
:07/11/22 23:15
:SO903i
:937vLGrg
#395 [
]
「ありえない、ありえない。だって…―」
だって…
「だってどうしたの?」
「…びっくりするよ」
ウチの話しに興味津々の加奈
「大丈夫だって」
「…13才上」
「えー?まじ?」
:07/11/22 23:17
:SO903i
:937vLGrg
#396 [
]
「びっくりだわ。でも、いいんじゃない〜?」
「…はぁ。13才上だよ?ありえないからぁ」
何て言ってたっけ…―
だけど未来なんてわかんないよね、本当に
…―
それから直ちゃんとは
結構メールをした
:07/11/22 23:20
:SO903i
:937vLGrg
#397 [
]
だけどお互い
暗黙の了解からなのか
聞かないこともある
直ちゃんのお仕事
直ちゃんの過去
直ちゃんの家庭
直ちゃんの…―
知らないことのほうが多すぎたんだ
…―
受験を受けた3日後ウチは何とか高校合格を果たした
とりあえず直ちゃんに報告
:07/11/22 23:22
:SO903i
:937vLGrg
#398 [
]
の、前に元カレに報告した

:合格してたよ。ありがとう☆

:まじかぁ。良かったなo(^-^)o
ウチはパタンと携帯を閉じた
卒業まで後一ヶ月を切った夜のことだった…
:07/11/22 23:23
:SO903i
:937vLGrg
#399 [
]
最近体が落ち着いた
過食してない
吐いてない
だけど…―
生理が止まった
気付かなかった
いっぱいいっぱいで
気付かなかったのかな
妊娠とかは絶対ないし
ちょっと生理不順かな?
くらいにしか気にとめなかった
:07/11/22 23:27
:SO903i
:937vLGrg
#400 [
]
体の調子がいいと比例するようにか
ウチの体に傷が増えた…
傷の上に傷を付ける
治らなくて当然かもしれない
手は膨張した
2倍くらいに…―
傷は増えてく
嫌なことがあるとか
悩みがあるとか
じゃないんだけど…
:07/11/22 23:33
:SO903i
:937vLGrg
#401 [
]
知らぬ間に部屋の電気を切り真っ暗にして
自分に何かしている
カッター、剃刀ときには冷却スプレー…―
それから彫刻刀、後はタバコ…
気づいたらしてて
後から襲ってくる
痛みと恐怖
気付いたら血を流して
気付いたら火傷し
気付いたら痕になって
:07/11/22 23:36
:SO903i
:937vLGrg
#402 [
]
読んでくれてる方
いますか
?
:07/11/22 23:37
:SO903i
:937vLGrg
#403 [
]
いわゆる"依存症"だ
傷を見て快感を覚えるウチは
キモチワルイデスカ?
腕だけじゃおさまらない
足だって…―
部活をしてるときは
たまにボールが足に当たりそこがちょうど傷があるとこだったら…
死ぬほど痛い
:07/11/22 23:39
:SO903i
:937vLGrg
#404 [
]
今は引退してしていない
だから、いくらでも
いくらでもでも大丈夫。
知らぬ間に増えてく傷
知らぬ間に体が蝕まれていってたんだ
気付かなかった、自分。
バカだった…―
携帯の電源を入れると同時にiモードが点滅する
:07/11/22 23:41
:SO903i
:937vLGrg
#405 [
]
メールが来るサイン…
直ちゃんからメールと電話があった
直ちゃんにメールを打つ
傷を見ながら

:今度暇なときある?
直ちゃんから来たメール
…―あっても会いたくない
正直な気持ち
:07/11/22 23:43
:SO903i
:937vLGrg
#406 [
]

:まだわかんないです
それだけ打ちウチは眠りについた
だけど夜中傷が痛くて目が冷める
「…ったぁ…」
腕を抑える
痛い痛い痛い痛い
もがいても嘆いても
痛みはとれないが…
そうするしかなかった
:07/11/22 23:45
:SO903i
:937vLGrg
#407 [
]
朝になりその日は休日
夜に進路が決まった子が集まって飲み会をすることになっていた
…―
さぁ、地獄の時間だ
そんなこと知らないウチはお昼まで爆睡
お昼になり…着替えた
ジャージにスエット
:07/11/22 23:48
:SO903i
:937vLGrg
#408 [
]
夕方まで直ちゃんとメール
夕方になり家を出る
待ち合わせ場所に向かい
みんなを待つ
全員で10人弱くらい
地獄の日が幕を開けた
ずっと光に隠れていた
闇がようやく顔を出したように…―
:07/11/22 23:51
:SO903i
:937vLGrg
#409 [我輩は匿名である]
読んでますIメ
気になる咐
:07/11/23 07:58
:W51S
:YvzHuiDE
#410 [マミ]
タクサンの更新お疲れ様でした

いつも読んでるので
頑張って下サイ


:07/11/23 12:02
:SH902iS
:938EVI7c
#411 [我輩は匿名である]
:07/11/23 19:15
:SH903i
:Wv44AuWQ
#412 [りんご]
読んでますよイ
頑張ってください。
:07/11/23 20:28
:W42H
:JXUMfWwE
#413 [ア イ ☆]
気になるー

頑張ってくださーい
:07/11/24 00:48
:N703iD
:QrG41zWc
#414 [我輩は匿名である]
:07/11/24 01:52
:SH902iS
:g75IpAe.
#415 [
]
匿名さん
ありがとうございます
マミさん
ありがとうございます
時間があるときいっぱい
更新しますんでまた
見てくださいねーっ
匿名さん
あげありがとうございます
:07/11/24 20:00
:SO903i
:seSB5m.c
#416 [
]
りんごさん
ありがとうございます
今から更新するんで
また読んで下さいね
アイ☆さん
いつもありがとうございます
今から更新しますね
匿名さん
どんどん失礼して下さい
:07/11/24 20:03
:SO903i
:seSB5m.c
#417 [
]
:07/11/24 20:04
:SO903i
:seSB5m.c
#418 [
]
「久しぶりーっ」
久しぶりといっても
3日ほど会わなかった
だけなのにね
「おめでとーっ」
みんなで言い合う
全員揃うまで1時間近く
かかった
「本当ごめんねーっ」
「遅いから。もう千鶴の奢りだよ?」
:07/11/24 20:11
:SO903i
:seSB5m.c
#419 [
]
ドッと笑いが起きる
こーゆうの好きなんだな
何か楽じゃない?
気をつかわなくていいって言うか…
よくわかんないけど
…―
「さぁ行こっか?」
ウチの一言でみんなが動く
:07/11/24 20:13
:SO903i
:seSB5m.c
#420 [
]
"どこ行くーっ?"
って話し合った結果
焼肉になった
…―焼肉かぁ、
少し戸惑った
前に麻衣たちと
行った焼肉屋
思い出したくなかった
あの焼肉屋で全てが崩れたんだもん
最低だよね
自分が悪いのに
他のもののせいにして
:07/11/24 21:04
:SO903i
:seSB5m.c
#421 [
]
何かに逃げなきゃ
崩れそうで
何かにすがらなきゃ
惨めになりそうで
…―いつまでも弱いウチ
結果焼肉屋に向かった
「いらっしゃいませーっ」
ウチらは店員に案内され
焼肉を注文し始めた
:07/11/24 21:06
:SO903i
:seSB5m.c
#422 [
]
みんな次々に注文していく中ウチだけが下を向いてた
「どしたぁ?
祐子食べないの?」
「…嫌、ウチは何でもいいや…ははっ」
「じゃあ〜…適当に言っとくから」
ふぅ…―
凄い居づらい。
だけどそんなのは
最初だけだった
:07/11/24 21:19
:SO903i
:seSB5m.c
#423 [
]
みんなと集まったんだ
1時間もすれば
すぐにテンションが
あがった
お酒を飲むわけではないがみんなテンションが
だんだん高くなっていく
もちろんウチも
目の前にある肉を
皿いっぱいに乗せられ
それをおもいっきり
がっついた
:07/11/24 21:21
:SO903i
:seSB5m.c
#424 [
]
普段ならそれくらいで
笑うわけではないが
みんな爆笑で
"アンコール"なんて
言われてまた入れられ
五回程繰り返した
ただ、みんなが笑ってて
楽しくて
ただ、ただ幸せだった
…―なのに
いきなりヤツは襲ってきた
:07/11/24 21:23
:SO903i
:seSB5m.c
#425 [
]
「…っうぷっ…」
手で口を押さえた
が、もう遅かった
「ゔっげーっ…ぷ」
食べたモノが形を変えて
口の中からでてきた
「…くるしいっ…」
苦しかった
だけど…―
みんなの視線は痛かった
:07/11/24 21:25
:SO903i
:seSB5m.c
#426 [
]
「うわっ…まじ?吐いたよ、きたねぇ」
他の客の罵声
「ちょ、臭いする」
「うわぁ、キモチワリ」
…―
「…すいません」
ウチは口から出たモノを
拭いた
床に這いつくばり
布巾で懸命に…
惨めだった
:07/11/24 21:27
:SO903i
:seSB5m.c
#427 [
]
ともだちは見てるだけ…
え?って白い目で見られ
ご飯を食べる人
喋る人、また盛り上がる人
誰もウチを視界に入れてくれない
店員までもウチを居ないかのように
…―て、思った
「…はぁ、もう祐子また無理したでしょーっ?」
「え?」
:07/11/24 21:29
:SO903i
:seSB5m.c
#428 [
]
ニカッとえくぼを作り笑う麻衣の姿があった
「ばぁーか。
またストレスで食ってばかりでいるんか〜っ?」
毒舌だが愛が込もってある言い方の加奈の姿
ふたりは…
ウチを守ってくれた
ふたりは…
ウチを視界に入れてくれた
:07/11/24 21:31
:SO903i
:seSB5m.c
#429 [
]
他の子たちは食べたり
喋ったり盛り上がったり
…―
キタナイとかクサイとか
キモチワルイとか
言われたっけ―…
慣れてるから何とも感じない
嫌、違うな。
ふたりがいたから
何とも思わなかった
:07/11/24 21:33
:SO903i
:seSB5m.c
#430 [
]
理解してくれる人が
こんなにも近くに
いたんだね…―
「つい最近話したばっかじゃん、本当祐子はばかだわーっ」
笑いながら加奈が
ウチの髪をくしゃーって
してくれた
「ちょい頑張ってみた」
ウチは素直に話す
:07/11/24 21:35
:SO903i
:seSB5m.c
#431 [
]
三人で拭くからすぐに
終わった
布巾を捨てるためと
手を洗うために
ウチらはトイレに
行こうとした
と、そのとき
呼び止められた
「ちょっと待って下さい」
店員の声
「…え?」
三人は止まった
:07/11/24 21:37
:SO903i
:seSB5m.c
#432 [マミ]
お疲れ様デス

ドキドキ

しながら読みました


おやすみなさい


:07/11/24 22:44
:SH902iS
:p36mksL6
#433 [
]
マミさん
ありがとうございます
本当にいつも感謝
いっぱいです(;_;)
おやすみなさい
みなさんの書き込みに
励まされて更新頑張ろう
ってめっちゃ思えます
本当にありがとうございます
:07/11/24 23:10
:SO903i
:seSB5m.c
#434 [たむ]
最初から見ました。なんかよくわからないけどすごくひきつけられます。頑張って下さい!いつも楽しみにししてますよ

:07/11/25 00:54
:SH901iS
:55C4uyUw
#435 [
]
たむさん

ありがとうございます

少しでも伝わるように
頑張って書きます


読んでいただいて本当に
ありがとうございます

また時間があったら
目を通してください

:07/11/25 08:27
:SO903i
:dcZjp8b6
#436 [
]
「トイレに行くつもりですか?」
少しキツい声
店員は20代後半くらいの女性
「そうですけど…」
「止めて下さい
他のお客さんも使うトイレなんですよ
そんなもの捨てられたら
他のお客さんの迷惑になりますので
外で処分してください」
:07/11/25 08:34
:SO903i
:dcZjp8b6
#437 [
]
こいつ何なの?
店員のくせに。
普通ありえないでしょ
って思ったのは加奈
うわぁ、キツい…
こんなこと公の場で言うか?
って思ったのは麻衣
ウチは…その場に
しゃがみこんでしまった
悔しくて悔しくて…
:07/11/25 08:36
:SO903i
:dcZjp8b6
#438 [
]
でも立ち上がり
麻衣と加奈がもってくれてた布巾を取り
「捨ててくるよ」
と笑顔で言った
「…ぁ、あたしらも行くよ?」
「いいからっ、ウチひとりで行くから大丈夫
すぐ帰って来るよ」
そう言うとふたりは
みんなの輪に入って
楽しんでいた
:07/11/25 08:38
:SO903i
:dcZjp8b6
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