☆SEX こんぷりーと☆BL
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#165 [H∧Lしおん]
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【崩れる夕日落ちた星空、眺める自分の居場所は皆無by監禁少年ゆめと】
「じゅーいち、じゅーに、じゅーさ…ん?
あれ?」
ああダメだ。
またわかんなくなっちゃった。
お前ら似すぎなんだよ!
「あーイライラしてきたっ!」
頭をかきむしりながらボスッとベッドにダイブ。
ぼよんぼよんって身体が弾んだ。
:07/10/04 12:19
:W51S
:Vagsu7LU
#166 [H∧Lしおん]
暇つぶしに、ソファの横にある、デカデカと壁にはめ込まれた熱帯魚達を数えてみた。
赤、青、黄色。
綺麗なグラデーションの小さな小魚たちは、ガラス越しの俺を笑うかのようにスイスイ泳ぐもんだから。
十三匹目から、わかんなくなってきた。
:07/10/04 12:23
:W51S
:Vagsu7LU
#167 [H∧Lしおん]
クルクル回る天井のファン。
ぼーっと見つめて、ため息ひとつ。
このマンションの主であるヨシキさんはまだ帰って来ない。
外は雨で、薄暗い。
午前七時半。
いつもならプラプラ登校中の時間。
「……ひまだ」
:07/10/04 12:27
:W51S
:Vagsu7LU
#168 [H∧Lしおん]
ヨシキさんは本気で俺を監禁するらしく。
リビングの扉はどういう仕組みか開かなかった。
つまり俺はリビングから一歩も外に出られない。
ソファ、TV、テーブル、ベッド。
ベッド脇の小さな温冷庫にはミネラルウォーターにコンビニ弁当。腹がすいたら食えってことらしい。
トイレも風呂もリビングから繋がってる。
つまり、何一つ不便じゃない空間。
:07/10/04 12:32
:W51S
:Vagsu7LU
#169 [H∧Lしおん]
「監禁」ってゆーからさ、もっとこう…
首輪〜とか鎖〜とか身動き取れない〜とか…
って思った。
まぁそこまで手を込んで用意してたら、いわゆる【確信犯】だけど。
そんな切迫詰まった状態じゃ、きっと熱帯魚なんか数える暇なく死に物狂いでギャーギャーわめきちらしてた。
ただ外に出られないってだけ。
うん、普通にしてればなにも苦じゃない。
【軟禁】。
そんな感じ。
:07/10/04 21:01
:W51S
:Vagsu7LU
#170 [H∧Lしおん]
ただイマイチ理解できないのが、俺を閉じ込めて何がしたいのかっつーポイント。
ただ一緒にいたいからって理由だけで犯罪まがいなことしてるんだとしたら、どうしようもないバカだ。
ヨシキさんはもっと常識のあるヒトだと思うし…
………………。
ううん、人間は分かりません。
:07/10/04 21:05
:W51S
:Vagsu7LU
#171 [H∧Lしおん]
「あーあ。今頃なにしてるかなー、オオカミくん」
ベッドの上で大の字になった俺は、ふとハルキのことを思い出した。
まさか俺がこんなめにあってるなんて想像もしないだろーな。
学校嫌いな俺はサボってばっかだったから、毎日顔を合わせるわけじゃなかったけど。
今、むしょーに会いたい。
「声聞きたい、触りたい、ギューってしてもらいたい、コーヒー牛乳飲みたい……」
:07/10/04 21:17
:W51S
:Vagsu7LU
#172 [H∧Lしおん]
そばにあった枕をギューって抱いてひとりごちる。
「欲求不満かなぁ…俺」
ハルキ。
ハルキ。
ハルキ。
「……………。ぐすん」
半ベソかいた俺の背中で、玄関のドアがガチャンと開く音がした。
:07/10/04 21:22
:W51S
:Vagsu7LU
#173 [H∧Lしおん]
「ただいま、ゆめと」
「………。」
声と一緒にふわっと後ろから抱き締められて、俺は顔をしかめた。
…………酒くせー。
「いい子にしてた?」
「それなりに」
「寂しかった?」
「アホか」
「なあ、こっち向いて」
「い や だ 」
甘えるように後ろからギュッて抱きしめるヨシキさんの腕をふりほどく。俺がギューってしてほしいのは、あんたじゃない。
:07/10/04 21:27
:W51S
:Vagsu7LU
#174 [H∧Lしおん]
「…お姫様はご機嫌ナナメ、かな」
「………」
俺の背中越しに小さく笑ったヨシキさんは、ベッドから降りてネクタイを緩めた。
「一緒に風呂に入ろうか」
「……やだ」
「だってお前、制服のままじゃないか。
俺が仕事に行ってる間、シャワーでも浴びればよかったのに」
いけしゃーしゃーとどの口が言ってんだ。
監禁されたこっちは、そんな悠長に風呂なんか入ってられるかっつの。
:07/10/04 21:38
:W51S
:Vagsu7LU
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