☆SEX こんぷりーと☆BL
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#21 [H∧Lしおん]
大きな背中は、地面にねっころがったせいで砂が着いてた。
同じ年なのに、俺よりもデカイ背中。
俺よりも長い手足。
俺よりも男らしい節だった指。
ひ弱でなまっちろくて、女顔の俺とは正反対。
こうやってサボったりタバコすったり殴り合いの喧嘩をするくせに、ハルキはそのへんの意気がったヤンチーみたいじゃないから俺は好きだ。
正しいことは正しい。ダメなものはダメ。
:07/09/19 12:33
:W51S
:Wpi7RUzI
#22 [H∧Lしおん]
他人に迷惑を掛けないような生きざま。
一匹おおかみ。
うん、そうソレ。
無闇やたらに他人とつるまないし、ついでにコワモテな顔もぴったりくる。
「オオカミ君、寝ちゃうの?」
「…誰だよソレ。」
ふて寝しても、ほらね。ちゃんと答えてくれる。
一匹オオカミでも根は優しいんだ、ってか?
:07/09/19 12:36
:W51S
:Wpi7RUzI
#23 [H∧Lしおん]
返事はあるけど背中向けたまま。
ねえコッチ向いてよ。
「……重い」
強行手段に、必殺構ってくれなきゃどかないぞ攻撃。
つまりはハルキの上にどっかりまたがってみた。
三角木馬みたいな恰好。うん、ハルキが尖ってなくてよかった。
「つまんない」
ぶー、って口を尖らせてみた。
「地面としゃべってろ」
「ひどっ」
オオカミさんはなんだかご機嫌斜めな様子。
:07/09/19 20:12
:W51S
:Wpi7RUzI
#24 [H∧Lしおん]
身を乗り出して顔を覗き込む。
切れ長の目を閉じた顔はまるで彫刻みたい。
唇はヘの字に曲がってて、俺も負けじと唇を曲げてやった。
「ねえ、なに怒ってんの」
跨がった腰をゆさゆさ揺さぶってみる。
俺の動きに合わせて、ハルキの黒くて短めの髪がぱさぱさ鳴った。
それでもハルキはふて寝を決め込んでるときたもんだ。
「もしかしてオオカミだから人間語通じない?わんわん、犬語ならわかる?」
:07/09/19 21:21
:W51S
:Wpi7RUzI
#25 [H∧Lしおん]
かく言う俺も犬語なんてわっかんねーけどさ、オオカミは犬科だからハルキなら分かるかも知れない。
「オオカミさんは口が無くなってしまったのですか〜それとも言葉がわからないんですか〜、よーしよしよし可愛いね〜」
一向にシカト続けるオオカミに、ム●ゴロウよろしくその砂だらけの髪をぐしゃぐしゃ撫でまわした。
感触的に、ちょっと硬め。うーん、湯で上げ三分、アルデンテな感じ。
:07/09/19 21:29
:W51S
:Wpi7RUzI
#26 [H∧Lしおん]
しばらくされるがままの頭をグシャグシャ堪能してると、いきなりがしっとその手を捕まれた。
ガシッと…ガシッとね。
そりゃオオカミの握力ですから、あまりの痛みに眉毛も寄ってしまいますよ。
「………いたい」
「るせえんだよ、さっきから人の上でゴチャゴチャ」
:07/09/19 21:35
:W51S
:Wpi7RUzI
#27 [H∧Lしおん]
のそっと起きた体に、乗っかってた俺は転がった。
硬い地面、正直痛い。
……あ、ダンゴムシ発見。
「…なぁ、お前さあ、いちいち何なわけ。
たかがサボり場所が一緒だったってだけで俺につきまとうなよ。
ハッキリ言って迷惑。ダチが欲しいなら他あたれ。
もう昔とは違うんだから」
転がったままダンゴムシをつつく俺の背中で、オオカミがイライラとうなる声が聞こえる。
:07/09/19 21:46
:W51S
:Wpi7RUzI
#28 [H∧Lしおん]
いきなりよくもまぁ一言も噛まずに喋ったもんだ。
けどね、いくら温厚でお人好しな俺でもそこまで言われちゃあ「春日ゆめと」の名が廃る…ベベン。っつーことで。
ラウンド1、名付けて【オオカミとオオカミを救う少年の、過去の友情を掛けた駆け引き】
…タイトル長!
:07/09/19 21:55
:W51S
:Wpi7RUzI
#29 [H∧Lしおん]
とりあえず形から入るタイプなので………
背中をぐっと伸ばして
顎を引いて胸を張って
手は拳、両足の上に揃えて。
ハイこれ基本の正座。
明日テスト出るぞー。
「ハルキくん、準備はよろしいかな?」
:07/09/19 22:36
:W51S
:Wpi7RUzI
#30 [H∧Lしおん]
慎ましく、にっこり微笑。
けど正座で構える俺の前、勝負相手はアウトオブ眼中。
仕舞いにゃ学ランの胸ポケットからタバコなんぞを取り出しやがった。
「そこ、タバコ吸わない!
貧乏揺すりしない!
ガン飛ばさない!
正座しなさい!
ダンゴムシ燃やそうとしない!
先生怒るよ!」
:07/09/19 22:47
:W51S
:Wpi7RUzI
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