「純也」
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#160 [あぃみ]
純也なのか…
まさるなのか…
目をあけないとわからない。確認したい。
私はそっと目をあける。
同時に涙が頬を伝う。
するとすぐ近くに純也のどあっぷの顔があった。
:07/11/12 12:28 :911SH :☆☆☆
#161 [あぃみ]
「っへ?」
びっくりする間もなく
純也は私の涙を手ですくい、唇を…
そっと重ねた。
意味がわからない。
混乱しすぎて、苦しくて
さらに涙が流れた。
純也はまたそっと唇をはなすとくすっと笑って言った。
「お前、子供みたいだだな。」
そしてまた頭をポンポンと撫でられて、純也は運転し始めた。
:07/11/12 13:33 :911SH :☆☆☆
#162 [あぃみ]
愛を感じるのは
気のせいだろうか…
胸が締め付けられる。
:07/11/12 16:30 :911SH :☆☆☆
#163 [あぃみ]
しばらくボーってしてしまい身動きが取れないでいた。
すると純也の携帯が光る。ジューススタンドで
カタカタ…カタカタ。
いつも純也は出ない。
私は聞いた。
「なんでいつも出ないの?」
:07/11/12 17:46 :911SH :☆☆☆
#164 [あぃみ]
さっきから純也が優しいから、勇気を振り絞ることなく、すんなりと聞いた
…まだ
優しい純也でありますよーに。そんな願いもあった。
純也はビクっと動いてガバっとこちらを見た。
変な顔。
「なんだよ、お前起きてるの?もぅ酔いは平気?びびったぁー」
そして少し笑顔になって運転に戻った。
カッコイイな。
やっぱり見とれてしまう私。
:07/11/12 17:53 :911SH :☆☆☆
#165 [るリ]
あげ
:07/11/13 07:12 :N900iS :☆☆☆
#166 [あぃみ]
:07/11/13 09:47 :911SH :☆☆☆
#167 [あぃみ]
「って、じゃなくて、
電話出なよ?」
こちらをみることもなく、携帯に手をのばした。
…怒っているのか?
表情が見えない。
「はい」
不機嫌に出た
「あー、まぢ?おぅ、
ハハハ、お前馬鹿ぢゃん!」
次第に純也の表情は柔らかくなる
:07/11/13 09:54 :911SH :☆☆☆
#168 [あぃみ]
長い…長いよ。
出ればなんていわなきゃよかった。
声が漏れてる。
女の子のキンキン声。笑い事。甘い声。
「お前」って純也が私を呼ぶ為の言葉。
その娘にも使うんだね。
純也は私に向けてくれる笑顔を見せて話し続けた。
痛い。
逃げたい。聞きたくない。
私はなぜか鳴るはずのない携帯へ発信していた。
:07/11/13 09:59 :911SH :☆☆☆
#169 [あぃみ]
「まさる」
しかし、奇跡的に繋がった。呼び出し音をただひたすら聞いていた。なんか、それだけでも純也の声が耳に入りにくいし、安心できた。
20回くらいコールがなったのでそろそろ切ろうと思った瞬間、
プチッ
出た音がした。
:07/11/13 10:06 :911SH :☆☆☆
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