「純也」
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#42 [あぃみ]
次の日も、同じ時間に同じ場所に純也は迎えにきた。同じ笑顔をみせてくれた。
「あー、腹減ったぁー」
純也が言うので何が食べたいのか聞くとハンバーグが食べたいと言うので、夜中まで営業しているところまでハンバーグを食べに行くことになった。
「あいちゃぁん、
おいら金ないんだ。」
その顔が余りにも愛おしくて…
「任してっ!」
:07/10/09 00:17 :911SH :☆☆☆
#43 [あぃみ]
私は人にごちそうするのが好き。プレゼント送るのも好き。喜ぶ顔を見るのが大好き。
18才にして昼と夜の収入合わせて手取り40〜50万はあるのでお金に困ったことはない。
純也は仕事を辞めてしまったのでお金がない。
ガソリン代金もあげた。
ハンバーグ屋さんでは仕事を辞めた理由を聞いてみた。
:07/10/09 00:23 :911SH :☆☆☆
#44 [あぃみ]
すると純也は少し声を低くして話しだした。
「俺、殴られた。あそこの連中みんな頭おかしいんだよ。薬やってるし、店で客とSexするし、トオルがあいに手を出してたじゃん?あの時も裏で薬やってきて、戻ってからあいとやろうとしてたんだぜ?だから俺行ったじゃん?あのタイミングがまずかった。」
「え?私のせい?」
「そうじゃなくて、俺はそうゆうせこい奴ら嫌いなんだ。言い合いになって、しまいにはイキがるな、生意気だっつってボコボコよ…ありえねぇ」
「まじで?でも私は純也が正しいと思うよ。もうあんな店二度と行かない!」
「うん。そのほうがいいと思う。りんちゃんにも教えてあげなよ」
純也の優しさに触れた。
:07/10/09 00:33 :911SH :☆☆☆
#45 [あぃみ]
さらに純也は給料も払ってもらえなかった。
会計を済ませ、また車に乗った。帰りはあっと言う間で寂しい。
そして次の日も次の日も純也はいつもの場所に迎えにきた。
純也の中で私はどうゆう存在なんだろう?
最近はちょっとした悩みやその日の出来事など私に話してきてくれるようになった。
:07/10/09 00:42 :911SH :☆☆☆
#46 [あぃみ]
純也は少しずつ、私に心を開き始めている。
そうだよね?
純也の世界に私がしっかり立っている。
そうだよね?
あいの世界には純也がいつもいるよ。
:07/10/09 20:54 :PC :☆☆☆
#47 [あぃみ]
私には彼氏がいる。
彼氏以上の男なんていないと思ってた。私は一生彼の為に生きるって決めた。彼は私のすべてだった。
その気持ちは忘れないよ。でも…
純也に出会った。
純也のことまだ知らないし、何処がいいのかなんてわからない。
でもこの気持ちは止められない。
:07/10/09 21:01 :PC :☆☆☆
#48 [あぃみ]
純也がほしくてたまらない。
いつものように純也が迎えにきた。
夜中ただただ
ドライブをする。
何の意味もないけど、
一緒に居られる事が私を嬉しくさせる。
まだ免許を取り立ての純也はしっかりと前を向いて両手でハンドルを握り、真剣な顔をしている。
「純也、真剣な顔もカッコイイね!」
純也はちらっとこちらを見た。
:07/10/09 21:10 :PC :☆☆☆
#49 [あぃみ]
私はいつも素直にストレートに伝える。
そんな時いつも純也はちらっとこちらを見るだけで、何も言わない。
なぜか不機嫌そうな顔を見せる。
だからそれ以上なにも言えない。
私はいつも俯き黙り込む。
その度に純也は笑う。
:07/10/09 21:15 :PC :☆☆☆
#50 [あぃみ]
「ハハ!お前面白いなぁー、そんなへこむなよー」
「だって…純也よくわからないんだもん」
純也は私をからかっているようだった。
「海、行くかぁー!」
急に空気を変えるのも純也の魅力。
「行きたぁい!」
純也のペースに流される私。
:07/10/09 21:20 :PC :☆☆☆
#51 [あぃみ]
「よし!着いたぞ!」
純也は車を先に降りて、海に向かって歩きだした。
目の前に広がる海に純也の後ろ姿がとてもよく似合っている。
見とれてしまう私。
すると純也はクルリとこちらを振り返り、こちらに小走りでむかってきた。
:07/10/09 21:30 :PC :☆☆☆
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