○ビー玉ラバーズ○
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#241 [向日葵]
実は勉強する気なんかなかったりする。
実際に友達と勉強するのははかどらないし。
でも私達はこれでも一応受験生。
行きたい大学の合格圏内にはいるけど油断してはいけないと親からの叱咤。

こんな口実をつけない限り遊ぶなんて出来ないのだ。

「自由登校になったらバイトする?」

実砂が言った。

「私はやらないな。家でゴロゴロしときたい。」

「ハハ!薫らしい!きっと……。ハッ……。……。」

⏰:07/11/01 01:32 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#242 [向日葵]
その続きなら安易に想像出来る。
実砂は伊月の事を言いたいのだ。実砂はいい子だから、気を遣ってくれているらしい。

「いいよ。もう気にしてないから。私そう言うの苦手だし。」

「う……うん。」

沈んでしまった実砂に、私からワザと伊月の話題を出した。

「そういえばね、この頃毎晩夢に伊月が出てくんの。」

「現実とかじゃなくて?」

「私霊感なんかないもの。見える筈ないでしょ。」

⏰:07/11/01 01:36 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#243 [向日葵]
実砂は少し黙って、真剣な目で私を見つめた。

「ねぇ薫。私やっぱりおかしいと思う。相馬君はきっと薫を裏切るような人じゃないよ。薫達見てたら分かる。あの人、そんな人じゃない。」

私は見つめ返しながら何も言わなかった。
しばらくして息を吐いた。

「今更何弁護しても遅いよ。それは本当かもしれないじゃない。私や実砂が見てる伊月が伊月じゃないんだし。」

実砂は少しうつ向いて悲しそうな顔をして黙ってしまった。
その顔には「どうしてそんな事言うの?」と書いてある。

⏰:07/11/01 01:42 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#244 [向日葵]
私は苦笑いして実砂の頭を撫でやった。

「私はこんなだけど、実砂は私みたいになったら彼氏を信じてあげな……。」

すると

キンコーン

今は母さんはいない。
私が出なきゃならないんだった。

少しダルめに階段を降りて、玄関に辿り着いた。

「ハーイ?」

ガチャっとドアを開けると、何だか見覚えのある人が立っていた。

⏰:07/11/01 01:45 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#245 [向日葵]
女の子は丁度私くらいの歳だった。
私の顔を見るなりなんだか脅えたような、悲しそうな顔をして私を見た。

「あ……あの……。」

「……?……―――!!」

この声……っ!!
あの人だ……。泣き叫んでうずくまっていた人……。

「こんにちわ……。田中知(たなかさと)と言います。」

「はぁ……。何のご用で。」

人間が出来てない私は、彼女に気づくなり対応を雑にした。

⏰:07/11/01 01:49 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#246 [向日葵]
――――――――

今日はここまでにします
>>22に感想板がありますんで、良ければ感想お願いします

⏰:07/11/01 01:51 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#247 [向日葵]
「相馬伊月君の事で、お話があります。」

ああやっぱり。
予想通りと言うかなんと言うか……。

「知ってますから。貴方とデート中にかばって死んだんですよね。なんで話す事はありません。どうぞお帰り下さい。」

ドアを閉めようと、ドアノブを握った。

「違うんですっ。」

その言葉に私の動作は停止した。

違う?一体何が違うと言うんだろうか。

⏰:07/11/01 18:58 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#248 [向日葵]
田中さんを見ると、彼女は目に涙を溜め始めていた。
でも流れないように必死に我慢してる様子だった。

「ごめんなさい……。全部私が悪いんです……。」

「……?」

―――――――
――――――――……

・・・・・・・・事故当日

「伊月お願い待って!」

「しつこいって。もういいだろ?」

私は、伊月の元カノでした。どうしても彼が忘れられなくて、あの日、思いきって彼に会いに行ったんです。

⏰:07/11/01 19:02 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#249 [向日葵]
でも彼は何度も言いした。

「彼女以外はどうでもいいから。」

私は悔しくなってムキになり、車が結構多い道路へと飛びだしました。

「話すらしてくれないなら、私車にひかれて死ぬから。」

ただの脅しでした。
彼が話をしてくれると言うのならすぐに戻ろうと思って。

「分かったから……。話ならするから。早く戻れ。」

やっと許可を得た私は彼の元へ戻ろうと1歩踏み出した時でした。

⏰:07/11/01 19:10 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#250 [向日葵]
ファァァァ……ン!!

猛スピードで車が突っ込んで来たんです……。


―――――
――――――……

私は目を見開いたまま、彼女を見つめた。

「もし勘違いなさっているならば、彼の元に手を合わせに行ってあげてください。本当に……すいませ」

「帰ってください。」

自分でもびっくりするぐらい静かな声だった。

「気が、済まないのなら、好きなだけ殴っても……っ。」

⏰:07/11/01 19:14 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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