○ビー玉ラバーズ○
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#350 [向日葵]
そしてなんと……この今私に抱きついているかっこいい方は……あろう事か私が好きとかおっしゃいました!!
[覚悟しとけよ。]
と言われたのは2週間前ほどでしたか……。
私は桜井君の想いを素直に受け入れられず、拒否した所、私を惚れさすと言う宣言をしました。
そんな事をしなくても私は既に桜井君が好きなんですが……私は自分に自信がないせいで未だ彼に返事をしていません。
「あの……いい加減離れてくれませんか……。」
「まった他人行儀!同い年だっつってんのにぃ!」
:07/11/11 00:27
:SO903i
:☆☆☆
#351 [向日葵]
私は男の子と話すのが得意じゃない為、桜井君にはいつも敬語だった。
「はぁ……すいません……。」
「そんな事より千広。」
そんな事って貴方が言い出したんでしょうがよ。とツッコミをいれながら桜井君の話を聞いた。
「明後日の休み。水族館行かない?」
一瞬水族館と言う単語に反応した。
私は大の水族館好きだ。特にジンベエザメは最高にヤバイ……っ!
……でもそれって……つまり……。
:07/11/11 00:32
:SO903i
:☆☆☆
#352 [向日葵]
「2人じゃ……ないですよね?」
「2人に決まってんじゃん。デートしよっつってんのに。」
やっぱりか!
どうしよう私デートなんか19年生きてきて1度もしたことねぇよ!
妄想ではしてたけど……。
「他の方誘ったらどうですか……?1日私といても楽しくないですよ?」
こんな私が水族館に入ってはしゃいでたりしたら絶対桜井君は
引く。
:07/11/11 00:35
:SO903i
:☆☆☆
#353 [向日葵]
「やだね。俺は千広と行くって決めてんだから。割引チケットせっかく貰ったし、行こうよ。ね?!」
詰め寄られて、桜井君の顔が近くにある。
頼むから近づかないで欲しい。汗が……変な汗が出てくる。
「………………はい。」
あーぁ。言っちゃったよ。とうとう言っちゃったよ……。
後悔してる私とは裏腹に、桜井君はガッツポーズを作って「よっしゃぁ!」と言っていた。
そこまで喜ばれてしまうと……嫌な顔出来ないじゃないか……。
:07/11/11 00:40
:SO903i
:☆☆☆
#354 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「水族館ってどこのですか?」
電車に揺られながら私は桜井君に聞いた。
相変わらず目は見れないけどなんとかして顔をチラリと見る。
「逆方面だよ。西の方。」
「フーン。」
「ってかさ。」
と言って片方だけ付けてたイヤホンをコードを引っ張られて抜かれた。
「俺といんのに音楽聞くの止めてくんない?そんなに俺と話すの嫌?」
:07/11/11 00:44
:SO903i
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#355 [向日葵]
桜井君の目が私を射抜く。
逃げられないかのように私は桜井君をじっと見つめたままになってしまった。
だけど身がもたない私は必死に目から逃れて少しうつ向いた。
「仕方ないじゃないですか……。桜井君と喋れる様になっても、恐いは恐いんですから……。」
桜井君と話す時は音楽は言わば精神安定剤。
気持ちを落ち着かせてくれる為に聞いてる。
イヤホンをまたつけようとしたら、その手を掴んで桜井君に止められた。
――ドキ……。
:07/11/11 00:50
:SO903i
:☆☆☆
#356 [向日葵]
私のまるっこい饅頭みたいな手に、骨張った桜井君の手が重なる。
「大丈夫だから……。」
うわ……どうしよ……憧れだった甘い雰囲気が信じられないくらい私の周りに漂ってる。
心臓も……すごいうるさい……っ。
「千広……。」
ビクッとした。
一際低い声に、ただただ私は下を見つめるしかなかった。
「この前の、返事」
「○○駅〜○○駅です。」
:07/11/11 00:54
:SO903i
:☆☆☆
#357 [向日葵]
2人の手が、アナウンスにびっくりしてパッと離れた。
桜井君を見ると、少し赤くなっていて、顔を背けた。
プシュー
ドアが開くと共に人が入れ替わる。
しばらくして、またドアは閉まった。
「……桜井……君?」
前から声がした。
見てみると、栗色のフワフワした髪の毛をした可愛らしい女の子が桜井君を見つめていた。
「…あ!神崎?」
:07/11/11 00:58
:SO903i
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#358 [向日葵]
名前を呼ばれた女の子はパァッと笑うと、こちらに近寄ってきた。
「久しぶり!元気?」
「ウン。神崎もこれくらいの時間に帰ってるんだ。」
「ウン。そうなの。」
すると女の子は私の方を向いた。
パチッと音がしたかのようにバッチリ目が合った。
女の子はにっこり笑った。
「桜井君の彼女?」
どこをどう見てそういうかねお嬢さんよ……。
:07/11/11 01:02
:SO903i
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#359 [向日葵]
「ウン。そうだ」
「違います。ただの友人Aです。」
アンタも何肯定しようてしてんだよ。
女の子はクスクス笑うと私に向き直った。
「私、神崎 嘉穂(かんざき なほ)。桜井君とは高校の時、同じクラスだったの。」
「あ、ども。五十嵐千広です。桜井君とは美術関係で仲良くさせてもらってます。」
何か不満でもあるのか桜井君は何か文句を言おうとしたけど、私が一睨みすると口を閉じた。
:07/11/11 01:06
:SO903i
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