○ビー玉ラバーズ○
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#639 [向日葵]
「せ、誠?!」

ただならぬ誠の様子にびっくりした私は、誠の元へと行った。

するとそこには、漫画のように、チョコが入っているだろう小包に誠が若干埋もれていた。

予想からして、下駄箱開けるといきなりチョコ。
まるで玄関あけたら2分でご飯。みたいな……。

「な……んだよこれ……。」

「チョ……チョコ……でしょうね。きっと……。」

そこで改めて、誠がモテていると言う現実に気付いた。

⏰:07/12/28 23:45 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#640 [向日葵]
――――――――――――――

ちょっと休憩します

>>283に感想板がありますんで、良ければ感想お願いします

⏰:07/12/28 23:48 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#641 [向日葵]
「た……大量だね……。捨てるとか、そんな人の気持ちを踏みにじるような事しちゃ駄目だからね。」

それだけ言って、私は誠に背を向けた。

「ちょ、待って加寿姉!」

誠の声を、聞こえなかったフリして、私は教室へと向かった。

「あれ、いいの?」

階段を上ろうとした時、後ろから呼びかける声がした。

「あ……丹下君……。」

「あの子、君が好きなんでしょ?」

⏰:07/12/29 00:21 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#642 [向日葵]
丹下君の言葉に、赤面する反面、うつ向いて落ち込んだ。

あんなにモテる誠に、自分なんかがふさわしいんだろうか……。

丹下君と話ながら階段を上っている途中、ある物が目についた。

それは、昨日誠と知らない女の子が抱き合っていたあの用具室だった。

誠……昨日私にあぁは言ってくれたけど……本当は同年代の女の子に気持ちが傾いてるんじゃないだろうか……。

「はーしーだっ。朝から暗すぎ。テンション上げてこうぜー。なんてったって今日は魅惑のバレンタインなんだからさっ。」

⏰:07/12/29 00:26 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#643 [向日葵]
「うん……。」

「返事の割りに全然だな。…そうだ!テンション上げる方法教えてやるよ!」

「え?」

「ひたすらサムイダジャレ連発してみる!」

逆にテンションが下がりそうな丹下君の提案に、思わず吹き出してしまった。

「それ、逆効果だからっ!」

「お、笑ったな。その調子っ。」

丹下君の気遣いに、少しだけ胸のモヤモヤが晴れた気がした。
顔が自然とほころぶ。

⏰:07/12/29 00:29 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#644 [向日葵]
「ところで丹下君は――――。」

この時、私は知らなかった。

階段の下で、楽しそうに話している姿を、誠に見られてただなんて……。

――――――……

昼休み。

誠にあんな態度を取ってしまったので、正直会う事を避けたかった。
でもチョコを渡すには、それなりの雰囲気作りをしとかなきゃいけないと思っている私は、今回のチャンスを逃す訳にはいかなかった。

⏰:07/12/29 00:35 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#645 [向日葵]
だから自分から教室を出て、誠が来たらすぐに行ける様に準備していた。

でも、昨日に引き続き、誠が来るのが遅い。

もしかして……告白する人の列に追われてたりするのかな……。

と思ったら

「加寿姉。」

誠が向こうからやって来た。
でもなんだか様子がおかしい。暗くて、悲しいような怒っているようなそんな雰囲気をまとっていた。

「誠……どうかした?」

「……別に。早く行こう。次体育なんだ。」

⏰:07/12/29 00:40 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#646 [向日葵]
「う、うん……。」

やっぱり、変だ……。

今日は小さな空き教室に入って食べた。
でも、隔絶された部屋に、沈黙が重くのしかかる。

いつもならこんな空間で食べる時、まるで隠れ家を見つけたみたいに嬉しいのに……今回はそうもいかなかった。

黙々と、箸を進める誠。
それを垣間見る私。

何を話せばいいのか、話題がまったく見つからない。

と、そういえば、さっき誠が次体育だという事に気がつく。

⏰:07/12/29 00:44 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#647 [向日葵]
――――――――――――――

今日はここまでにします

>>283に感想板がありますんで、良ければ感想お願いします

⏰:07/12/29 00:45 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#648 [向日葵]
「次、体育なら早く食べなきゃね。」

「……。」

「今は何してるの?あ、この時期ならバレー?バレーと言えばね、昨日喋ってた丹下君」

ガンッ!!

喋っている最中、机を思いきり殴った誠は、私の話を中断さした。

その音に驚いた私は思わず持っていたお箸を手放し、床に落としてしまった。

虚しいほどに音を立てて、静けさをかき消す……。

「……結局……加寿姉は何も分かってない。」

⏰:08/01/06 00:12 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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