○ビー玉ラバーズ○
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#189 [向日葵]
それを手紙で灯に告げると、灯もそう言われたと書いてあった。

ほっぺを膨らまして拗ねてる灯の姿が目に浮かんで僕は手紙を読みながらフッと笑った。

「いってきまーす。」

来年の春、僕は高校生。

灯も高校生。

やっと携帯が買えて、文面だけじゃなくて電話が出来て、声が聞ける。

そう思うと待ち遠しくて仕方ない。

灯は未だ変わらない明るい声のままだろうか。

⏰:07/10/28 02:16 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#190 [向日葵]
僕は高い声から、変声期を迎え、男らしい声になった。
この声を聞いたら、灯は驚くかなぁ。

「ん?」

靴を履き慣らして、門を出ようとすると、郵便受けに手紙が何通か入っていた。

いらないものばかりの中に、青色をした便箋が入っていた。

差出人は…………灯だ。

「……!!」

僕は待ちきれなくて、絡まってしまう指先で封を開けた。

⏰:07/10/28 02:24 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#191 [向日葵]
僕は手紙を読み始めた。

「……。……っ!―――ぃやったぁぁぁ!!!!」

カバンと手紙を振り回しながら、僕は学校まで走って行った。

<巽へ。
元気?こっちは大分涼しくなってきたよ。そういえば、巽に嬉しいニュースをあげよう。私、高校はそっちを受けるの。また引越しをして、巽んちの隣に住む事になったんだ!出来れば……巽と同じ高校がいい!だから頑張って勉強するねっ!巽も頑張りなさいよ?それから…………巽、大好き!じゃね!    灯より>

⏰:07/10/28 02:28 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#192 [向日葵]
ビー玉5*弟の君*










「加寿(かず)姉ちゃん!」

「なぁに誠(せい)。」

3つ離れたご近所の誠。
小さい頃から可愛いくて、それはそれは女の子みたいだったのだ。

―――――――――……

それから数年後。

⏰:07/10/28 02:33 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#193 [向日葵]
「せ―――い―――。」

私は高校生2年生。誠は中学2年生になった。

「ハイハイ。いちいち呼ばなくてもいいから加寿姉。」

中高大とエスカレーターになってる私達の学校。なので私達はいつも一緒に行ってる。

じー……。

「……。何……?」

小さい頃から女の子の様な誠は大きくなっても女の子みたいでまつ毛は多くそして長い。少し長いツヤツヤの黒髪なんかすごくいい!

⏰:07/10/28 02:38 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#194 [向日葵]
「相変わらず可愛いなぁーって。」

「……。」

微笑みながら誠の頭を撫でた。
すると誠は静かに私の手をどけて先にスタスタ進んでしまった。

ここ数年で唯一誠が変わってしまったのは、よそよそしくなってしまった所だ。

姉気分の私としては、なんだか寂しい……。

頭撫でられるの嫌いだったのかな……。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「誠今日何かあったりする?」

⏰:07/10/28 02:41 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#195 [向日葵]
――――――――

今日はここまでにします

>>22に感想板ありますんで良ければ感想お願いします

⏰:07/10/28 02:43 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#196 [向日葵]
誠は首を振って「別に」と答えた。

「なら先帰ってね。今日委員会があるからその関係で遅くなっちゃうし。」

「……待っておく。」

「え?なんで?いいよ帰っても。」

誠はこちらをちらっと見てからまた前を向いた。

「この頃、ここらよく痴漢でんだよ。」

誠の横顔を見ながら私は首を少し傾けた。

それがどうしたと言うんだろうか……。

⏰:07/10/29 00:36 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#197 [向日葵]
私の視線に気付いた誠は短くハァ……とため息を漏らした。

「あのさ加寿姉。もうちょっと自分の身について気をつけてくんないかな。」

「そう?私これでもしっかり者よっ。」

誠はまるで「んな訳ない」と言いたいみたいに顔を歪ませて無言で私を非難した。
そしてまた短くため息を漏らすと、足早に下駄箱へと向かってしまった。

中学生と高校生の下駄箱は違う為、誠とはここでお別れだ。

それにしても、誠は何が言いたかったんだろ……。

⏰:07/10/29 00:41 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#198 [向日葵]
「おっはよう!」

「おはよう杏(あん)ちゃん!」

この子は杏ちゃん。同じクラスのお友達。
活発で面白い子です。

「朝から相変わらずラブラブだねー。」

「え?」

「告白は?まだ?」

私は杏ちゃんが何を言いたいのか分からなくて頭の上がハテナの洪水だった。
そんな私を見て、杏ちゃんは「まったまたー!」と言った。

「あの美少年中学生と付き合ってんでしょっ?隠さなくていいってー!」

⏰:07/10/29 00:47 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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