○ビー玉ラバーズ○
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#219 [向日葵]
「ん?まだいたのか?暗いから早よ帰れー。」
「あ、ハイ。さようならー。」
下駄箱まで降りて、直ぐに私は家へと向かった。
早く誠に謝ろう。
それで今の気持ちちゃんと伝えなくちゃ。
きっと……誠なら分かってくれる筈だから……。
早歩きから駆け足に。
私は早く早くと気持ちを急がせながら足を進めた。
「あ!近道近道!」
私は少し細い道を通る事にした。
この道は家まで最短距離になる。
:07/10/31 01:39
:SO903i
:☆☆☆
#220 [向日葵]
コツ……
後ろでそんな音が聞こえた。
思わず立ち止まる。
……ん?
でも音が聞こえなくなった。
気のせいと思い、ゆっくりとまた歩き出した。
すると……
コツ……コツ……
え……。
早歩きになると後ろも早歩きに。
段々迫ってくる靴音。
コツコツコツコツ……。
:07/10/31 01:42
:SO903i
:☆☆☆
#221 [向日葵]
あ、もしかして誠?!
と後ろを向いた。
それが大きな間違いだった。
後ろには全く知らない男の人。深く帽子を被って暗くて目元は見えにくいが、口元が見える。
そしてその口元が、ニヤァ……と歪んだ。
「……ひっ!!」
背筋を駆け抜ける悪寒。
そして凍りついてしまった足。
男の人はニヤニヤしながら私に寄ってくる。
:07/10/31 01:45
:SO903i
:☆☆☆
#222 [向日葵]
「怖がらなくていいんだよ?これから楽しいことするんだからねぇ……?」
「ィ……イヤ……っ。」
痴漢らしきその人は動けない私を無理矢理引っ張ってどこかへ連れて行こうとした。
「ヤダ……ッ!!」
助けて……っ。
誠……っ!!
ガスッ
「グッ!!」
「!」
:07/10/31 18:50
:SO903i
:☆☆☆
#223 [向日葵]
急に痴漢は頭を押さえながらよたよたと走って行った。
何が起こったかいま一つ分からなかった私は呆然とへたっていた。
そして目の前の人物に気づく。
「加寿姉!大丈夫か?!」
「せ……っ。」
誠だ。
誠が助けてくれたんだ……。
「どーしてここ……に。」
「下駄箱にいるって言ったのに加寿姉が……ってか何で先に帰ってんだよ!俺痴漢出るっつったじゃんよ!!」
:07/10/31 18:53
:SO903i
:☆☆☆
#224 [向日葵]
私はビクッと体を震わした。
「ゴ……ゴメン……。」
「ハァ……いいよ。さ、帰ろ。」
誠が手を差し出してくれたので、私はその手を握り、立とうとしたら、その前に涙が出てしまった。
「怖かっ……。」
助かった安心感から涙がポロポロ流れる。
早く泣き止まないと誠が困ってしまうのに。
でも誠は予想と違って私の前に座ると、頭を撫でてくれた。
:07/10/31 18:57
:SO903i
:☆☆☆
#225 [向日葵]
「よしよし。怒鳴ってゴメンナ。怖かったな……。」
どちらが年上か分からない。でも今はその撫でてくれる手に、ただただ救われた。
ねぇ誠……。
私分かったよ。
私は……誠が……。
:07/10/31 18:59
:SO903i
:☆☆☆
#226 [向日葵]
――――

――――
中途半端な終わり方してしまいましたが「弟」終わりです


一旦キリますんで感想良ければこちらに下さい

>>22に感想板があります

:07/10/31 19:05
:SO903i
:☆☆☆
#227 [向日葵]
ビー玉6*ありがとう*
今朝……すごい事が分かった。
なのに私はこんなにも冷静。
まだまだ熱い夏休みのある日。私の彼氏が、18と言う若さで死んだ……。
私は今相馬家と彼の名字がかかれた看板の前にいた。
:07/10/31 21:53
:SO903i
:☆☆☆
#228 [向日葵]
「薫(かおる)?行かないの?」
友達の実砂(みさ)が私に話しかけた。
私は空を見上げた。
だって……死に方があまりにも過ぎるんだもの……。
私、彼は相馬伊月(そうまいつき)は、かなりの女好きだった。
同学年の女子といつも楽しそうにつるむのを見る度、いつ浮気するのかと気が気で無かった。
そんな彼だけど、意外に浮気はしなかった。
口癖は「薫以外はどうでもいいんだから。」だった。
:07/10/31 21:58
:SO903i
:☆☆☆
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